ぐり茶とは
ぐり茶は、「蒸し製玉緑茶」が正式名称です。
茶葉の形がぐりっと丸い形をしていることから「ぐり茶」と呼ばれるようになりました。
煎茶とは、製造工程に大きな違いがあります。
普通、お茶を製造する工程で「精揉」という、茶葉を細く伸びた形に整えるための作業がありますが、ぐり茶を製造する工程では「精揉」がありません。代わりに「再乾」と呼ばれる工程で茶葉を痛めることなく優しく乾燥させます。この「再乾」でぐりっとした茶葉が完成します。
ぐり茶の特徴
煎茶と比べ、渋みが抑えられていることが特徴の1つです。
製造工程で煎茶よりも柔らかい茶葉をつかうことで渋みが少ないとされております。
また、ぐり茶は煎茶に比べテアニンの含有量が多いとされています。
テアニンはリラックス効果があるとされており、ストレスを軽減させたり、集中力を高める成分であり、うまみ成分の1つでもあります。
ぐり茶誕生の歴史
1930年頃に『輸出産業を作り強い日本になろう!』という機運の中で、海外の方の味覚にも受け入れられるよう試行錯誤される中で生まれたお茶です。一時期は輸出も好調でしたが、採算の悪化等から減少し、代わりに昭和40年代の団体旅行の全盛期に、観光客向けの販売を伸ばしていきました。
ぐり茶の現状
全国的に有名になったぐり茶ですが、現在はコストの関係や後継者問題で大規模・工業的な生産を行う県内の別の産地から仕入れ、それを加工して販売している業者が増えています。そんな中、生産から販売まで一気通貫されている、白井製茶園さんとご縁をいただき、今回のクラウドファンディングに取り組むこととなりました。
オリジナルボトルなどの開発を通し、茶農家さんを応援することで伊東観光を盛り上げていきます!