いつも大変お世話になっております。Creem Pan平本です。
2019年5月16日(木)、GateJ.新橋にて
「第14回引退馬フォーラム ~ドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』-制作者が語る、人と馬のこれからー」~
と題したトークイベントに監督の平林と共に参加させて頂きました。
表題の通り「今日もどこかで馬は生まれる」の制作者として感じたことや制作秘話を話させて頂いたのですが、すごく緊張しました(笑)
ありがたいことに多くの人が来てくださったのですが、普段こういった人前に立つ事も少ないですし滑舌に難を抱えているので(笑)、うまく話せるか不安もありました。
さらにあれだけの人数の方がいらっしゃるとすごく何を話そうと頭で考えてしまって
なかなか言葉が出てこないんですよね。
それでも、他の登壇者であるフリーアナウンサーの小島さん、引退馬協会の沼田さん、
平林がフォローしてくださり無事、終えることができました。
特に、映画の説明や撮影でのエピソードはかなり平林に任せてしまったな。
と少し反省しております・・・おそらく彼も緊張していただろうに。
そんなイベントの中で、最も印象に残っているのが、
イベントの序盤だったと思うのですが、MCの小島さんがCreem Panの成り立ちや
どのように映画制作を進めていったのか?といった内容の話をしていた時だと思います。
第一回目のクラウドファンディングの話が出まして、会場の皆様に
「この中で支援した方はいらっしゃいますか?」と質問をしました。
すると、10名ほどの方々が手を上げてくださったんですね。
ほんの僅かな時間でしたので、全ての方の顔を確認するまでには至らなかったのですが、
その時、本当に泣きそうになるくらい嬉しくて・・・
まず、実際私たちが出演するイベントにわざわざ足を運んでくださったこと。
(当然長らく引退馬支援の道に身を置かれていらっしゃる沼田さんのお話を聞きに来ている
可能性の方が高いとは思いますが。)
そして、およそ1年前に行ったクラウドファンディングの支援者と
このような形ではありますが、お会いできたことが本当に嬉しかったです。
この方々のおかげで、今紹介されている映画は完成したんだ。
この方々のおかげで、自分はかけがえのない体験ができたのだと考えると
自然と感謝の気持ちが溢れ出てきていました。
当然、このプロジェクトは私が感謝する為にあるのではなく
引退馬の課題が少しでも前に進む為にあるものです。
そこの本質は忘れてはならないとは思います。
しかし、イベントでもお話しさせて頂きましたが、今回のプロジェクトは、
支援者210人をはじめとした私たちに期待を寄せてくださった方々の想いが込められています。
そのたくさんの想いを背負って、
自分の全てを懸けたと言っても過言ではないほど作品とも向き合いました。
それは、間違いなく自分の人生にとって貴重な経験となったことは事実です。
そんな貴重な経験を私に与えてくださった方々の存在を噛み締め
ひたすら感謝したイベントとなりました。
残念ながら、来てくださった方々や支援者すべての方にご挨拶する事ができませんでしたが、
27日、9日に行います交流会でお会いしてお話できる事。本当に楽しみにしております。
当日は是非、よろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、今回のイベントは私たちの経験を通して
参加者に少しでも引退馬についての関心を高めてもらおうということがテーマです。
その本質からは、ずれてしまうことを書いてしまうのはどうなのかと考えましたが、
この日、自分が一番感じたことを率直に書こうと思い、このような活動報告を出させて頂きました。
どうかご理解頂けますと幸いです。
Creem Pan 平本