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ドブ川ついに再生!「私の御祓川物語」を出版して、市民の想いを未来に届けたい!

石川県七尾市に流れる御祓川(みそぎがわ)は、かつてはドブ川でした。川への祈り実行委員会では、「川はともだち」を合言葉に、市民による再生活動に取り組んできました。数十年に及ぶ御祓川再生活動に携わった一人一人への取材をもとに「私の御祓川物語」を編集し、まちへの想いを未来へつなげたいと思います。

現在の支援総額

994,000

49%

目標金額は2,000,000円

支援者数

67

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/08/29に募集を開始し、 67人の支援により 994,000円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

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ドブ川ついに再生!「私の御祓川物語」を出版して、市民の想いを未来に届けたい!

現在の支援総額

994,000

49%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数67

このプロジェクトは、2023/08/29に募集を開始し、 67人の支援により 994,000円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

石川県七尾市に流れる御祓川(みそぎがわ)は、かつてはドブ川でした。川への祈り実行委員会では、「川はともだち」を合言葉に、市民による再生活動に取り組んできました。数十年に及ぶ御祓川再生活動に携わった一人一人への取材をもとに「私の御祓川物語」を編集し、まちへの想いを未来へつなげたいと思います。

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1.はじめに・ご挨拶

はじめまして。私たち「川への祈り実行委員会」は、石川県七尾市を中心に活動する市民団体です。2000年(平成12年)に、「川への祈り」コンサートの実行委員会として設立され、そのコンサートで集めた寄付金をもとに、七尾市のまちなかを流れる「御祓川(みそぎがわ)」の浄化活動や川沿いでの催しを実施してきました。特に、2004年(平成16年)から始めた「御祓川まつり」は、今年を含めて、これまでに20回を数え、御祓川沿いの夏の風物詩となっています。

私たちの活動は、もともとは県下一汚かった御祓川に、清流を呼び戻したいという、市民一人一人の「川への祈り」から始まっています。そして、まちなかを流れる川を再生するには、一人一人が楽しみながら川と関わることが大切だと考え、「川はともだち」を合言葉に活動をしてきました。その結果、御祓川の水質も徐々に改善されて、今では、御祓川で獲れる魚も食べられるようになったのです。「自分事としてまちの課題に取り組むことで、自分たちのまちを良くしていける」ということが、御祓川の活動を通しての手ごたえです。そこには、関わった人たちそれぞれの物語が詰まっています。

そこで、これまでの活動を「私の御祓川物語」という形でまとめて、全国のまちづくり活動家や七尾の未来を担う子どもたちに、メッセージを伝えたいと思います。


2.このプロジェクトで実現したいこと

「私の御祓川物語」を発刊することで伝えたいメッセージは、「一人一人の想いを持って行動すること」や「自分たちのまちを自らの手で良くしていくこと」の大切さです。

ともすると、まちづくりは行政の仕事のように思われていることが多いかもしれません。けれど、私たちがやってきた活動は、まずは市民が率先して行動し、それを行政がサポートする「官民一体」のまちづくりです。川が汚れてしまったのは、他でもない私たち市民の問題です。一人一人がどのように考えて、行動してきたのかを記録していくことで、それぞれの物語を伝えていけたら、と思います。そして、この本を手にしてくれた方が、また新しい物語を生み出していってくれることを期待しています。


私たちの活動には、多くの方々が協力してくださっています。
もともと「川への祈り」コンサートを開催してきましたが、歌手の加藤登紀子さんが出演してくださったこともあります。
なんと、加藤登紀子さんが、今回の「私の御祓川物語」に、寄稿してくださることが決定しました!

関わった方々の想いを言葉にして残していくことで、歴史の教科書には載らなくても、このまちで生きて、活動をしてきた現場の人たちの物語を未来に伝えていきたいと思います。


3.私たちの地域のご紹介

能登半島の付け根に位置する七尾市は、古くは万葉時代から港町として栄えたまちです。
日本海側であるにも拘わらず、能登島が天然の防波堤となって、まるで湖のように波静かな七尾湾があります。

そして、能登は、とてもお祭りが盛んな地域です。毎年5月に行われる青柏祭(せいはくさい)では、でか山と呼ばれる高さ12m重さ20tの山車が曳き出されます。最終日に3台のでか山が揃い踏みするのも、御祓川沿いです。神事としては千年以上、でか山が曳き出されるようになってからも500年以上の歴史を誇るお祭りです。

また、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」は、人の手が入ることによって、より豊かな生態系が守られています。里山が豊かだと、良質な植物プランクトンが供給されて、里海もまた豊かになります。この里山と里海をつなぐのも、川の大切な役割です。

このように、七尾市では人々の暮らしと自然の営みが優しく紡がれています。能登の里山から、歴史のあるまちなかを通り、七尾湾へとそそぐのが「御祓川」(みそぎがわ)です。名前はとてもキレイですが、かつては、県内一のどぶ川と呼ばれていました。


4.プロジェクトを立ち上げた背景

歴史的には港町として栄えた七尾市ですが、モータリゼーションの波に乗り遅れ、人口減少と経済的な冷え込みで、昭和の終わりごろにはすっかり元気がなくなっていました。そんな七尾のまちをもう一度元気にしよう!港からまちに元気を取り戻そう!と、民間が中心となって、港を中心としたまちづくり活動がスタート。これが、私たちのまちづくりの源流となる「七尾マリンシティ運動」です。

七尾マリンシティ運動では、まず港に能登食祭市場という集客核を整備しました。今では、七尾には欠かせない施設となっていますが、「自分たちのまちは、自分たちでつくる」という考え方が浸透しているのは、この活動があったからです。

河川の再生に取り組む全国の先進地と共に開催した「全国ドブ川市民サミット」で採択した<ドブ川市民サミット宣言>は、市民主体で行ったまちづくり運動(七尾マリンシティ構想の一環として)の流れから、川の浄化運動を成就したことを、後世に伝えるための媒体として、県下一の悪臭を放つ御祓川を民の力で浄化出来たこと、この考えを将来のまちづくり運動に繋げたい想いが強く現れています。

<ドブ川市民サミット宣言>

ドブ川は臭いです。なぜ、臭く黒い川になったのか。突き詰めていくと、川と私たちの生活の関わりがなくなっていったことに行き当たります。かつて、私たち人間は水の恩恵を川から受け、自分が出した汚れた水は循環して、また戻ってくるということを知っていました。ところが、いつのまにか川が汚くても自分たちの生活には何ら関係がない、たとえ埋めてしまっても何も困らないというくらいに、私たちの生活は川と離れていました。もうそんな風に川に背を向けることはやめましょう。一、市民が楽しく遊び、商い、学び、川と生活との関係を取り戻すことから一、川が育んできた歴史、文化、自然環境、川が果たす役割を知ることから一、川の恩恵を受け、それを活かした店づくりまちづくりを進めることから一、動植物の視点と生き物としての人間の視点を大切にした環境づくりから一、市民が責任を持ち、行政が支援する新しい河川管理のしくみづくりから私たちは、もう一度ドブ川と寄りを戻して、まちの中に活き活きとした水辺を再生することを宣言します。

2000年9月23日 全国ドブ川市民サミット2000 参加者一同


5.これまでの活動

御祓川浄化活動の物語をたどると、昭和57年までさかのぼります。

▼ 昭和57年「御祓川クリーン作戦」
七尾青年会議所の活動として、御祓川に舟を出し、川掃除をするところからはじまりした。

▼ 昭和60年「市民大学講座」
七尾青年会議所が、未来の七尾を考えるため、市民大学講座を開催。七尾の歴史は海から発展してきた事を踏まえ、マリン=海とシテイ=街が一体となって市街地を活性化させようとする七尾マリンシティ構想を発表。
七尾駅から港までの道路(御祓川大通り)を、人々が回遊できる動線にする整備を行う作戦。

▼ 昭和61年「七尾マリンシティ推進協議会」設立
七尾マリンシティ構想の推進母体として、官民一体となった協議会を設立。

▼ 平成11年「株式会社 御祓川」設立
御祓川を中心としたまちづくりを進めるため、民間企業からの出資によってまちづくり会社を設立。
御祓川界隈の賑わい創出として、「寄合処 御祓舘」「暮らしっく舘 葦・いしり亭(当時名)」などを整備。

▼ 平成12年「川への祈り実行委員会」設立
御祓川の浄化を目的として市民有志によって設立され、後に「御祓川まつり」を開催する委員会。
コンサートを開催して川への祈りFUNDを集めるところから、市民の手で川を再生するための活動を続けてきました。
川への祈り実行委員会ブログより ビオパーク浄化実験

▼ 平成12年 全国ドブ川市民サミット開催(前述の「ドブ川市民サミット宣言」を採択)

▼ 平成15年 「御祓川浄化研究会」による手づくりの「御祓川浄化実験開始」
川への祈り実行委員会ブログより
ビオパーク浄化実験施設でつくったクレソンを地元の子供たちと収穫

▼ 平成15年 日本水大賞国土交通大臣賞 受賞・川の日ワークショップにてグランプリ受賞!韓国の「川の日」で活動を報告

▼ 平成16年 第1回「御祓川まつり」

これまでの活動の詳細は、こちらをご覧ください。


6.資金の使い道・実施スケジュール

皆さまからいただいた資金をもとに、「御祓川」という一筋の川とともに過ごした人びとの物語を様々寄せ集め、「私の御祓川物語」という本を制作・出版いたします。
本のサイズはA5判、100ページ程度を予定しています。

〈資金の使い道〉

 ①印刷・編集・原稿依頼費用 約100万円
 ②本の配送費用       約  20万円
 合計 120万円
クラウドファンディング手数料・リターン品の経費を含めて、200万円を目標とします!

〈実施スケジュール〉

 2022年6月~2023年6月  関係者へのインタビュー取材 55人、原稿依頼5人程度
 2023年7月~9月          編集作業(本クラウドファンディングの終了をもって、ご芳名掲載部分を完成)
 2023年9月~      校正・印刷
 2023年10月末     完成


7.リターンのご紹介

「私の御祓川物語」(A5判100ページ程度)をはじめ、御祓川に関するリターンをご用意いたしました!

■ 5,000円
 ・純粋応援!お礼のメッセージ

■ 7,000円
 ・お礼の手紙
 ・「私の御祓川物語」1冊

■ 10,000円
 ・お礼の手紙
 ・「私の御祓川物語」1冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載

■ 15,000円
 ・お礼の手紙&「私の御祓川物語」1冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載
 ・発酵「いしり魚醤」(材料はメギス)1本

■ 15,000円
 ・お礼の手紙&「私の御祓川物語」1冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載
 ・能登の赤なまこ石けん 1個(枠練り石けん 80g)

■ 30,000円
 ・お礼の手紙&「私の御祓川物語」1冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載
 ・御祓川大学 2023秋学期ゼミ生ご利用権(2023年10月~2024年3月)
〈ゼミ生特典〉
 ①ゼミ生向け講座:市民によるまちづくりの哲学シリーズ(月1回)、アクティブブックダイアログ朝活(毎週)等が無料で受講可
 ②過去講座アーカイブ見放題
 ③コワーキングスペースbanco利用無料

■ 50,000円
 ・お礼の手紙&「私の御祓川物語」5冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載
 ・御祓川大学 2023秋学期ゼミ生ご利用権(2023年10月~2024年3月)
  〈ゼミ生特典〉
 ①ゼミ生向け講座:市民によるまちづくりの哲学シリーズ(月1回)、アクティブブックダイアログ朝活(毎週)等が無料で受講可
 ②過去講座アーカイブ見放題
 ③コワーキングスペースbanco利用無料

■ 100,000円
 ・お礼の手紙&「私の御祓川物語」5冊
 ・「私の御祓川物語」にご芳名を記載
 ・川への祈り実行委員会実行委員長森山外志夫または、株式会社御祓川 代表取締役森山奈美による「御祓川の取り組み」講演
※別途、日程調整をいたします。現地までの交通費は含みません。
※講演時間は60分~90分程度で、ご希望に応じます。講演会での拘束時間は2時間を目安にしております。

8.最後に

<川への祈り実行委員会 実行委員長 森山外志夫 より>

さかのぼると、昭和57年から約40年余りの民間主導のまちづくり運動の流れの中での、御祓川浄化運動でした。お金をかければ、物理的に川をきれいにすることはできますが、人と川(自然)とのかかわり方が希薄になれば、その公共物は役所任せになり、川に留まらず、いつしか「私たちのマチ」そのものもまた、人任せになってしまいます。

私たちには、常に、「公」とは一体誰のものなのか、という問いが投げかけられています。「マチ・ミセ・ヒト」のデザインが、その「マチ」のバランスを保ってこそ「品の良いマチ」が創造されるという信念のもと、私は以前より「小さな世界都市七尾」を、まさに「品の良い七尾」を標榜してきました。それは、世界で唯一の「七尾」であるに他なりません。次世代へこのことを引き継ぎたい。

その心と共に、「私の御祓川物語」がみなさまの元に届きますように。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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