「妊娠猫が棄てられている」
公園の見回りをしている方から、そんな報告がきたのは4月15日の事でした。
その後間もなく猫は出産。
産んだのは、道路が冠水するほどの豪雨の日。
母子は保護されましたが、仔猫たちは生きられなかった。
現在は母猫のみ存命、地域猫になる予定でした。
が、抱っこ好きのスリゴロなので、避妊手術とワクチン接種をして里親募集を開始しました。
猫を膝に乗せてノンビリしたい人にオススメの白三毛スリゴロです。
毎年100匹前後の猫が棄てられている緑地公園では、妊娠中の猫の遺棄も多い。
産んでから棄てられる事も多く、7月にも母猫と仔猫が一緒に遺棄されています。
飼い猫の避妊手術をしていれば、妊娠する事は無かったのに。
石垣市は、犬猫不妊去勢手術の費用の約半額を助成金という形で負担してくれる市です。
メス猫の避妊手術は病院によって違いますが、大体2万円+税くらい。
市は1万円を助成しています(2023年3月末時点の金額)。
しかし残念な事に石垣島には「動物にお金を使うのは勿体ない」という考えの人間がいて、半額すら出さないという飼い主もいます。
そういう飼い主は避妊去勢手術をしないどころか、ワクチンすら打たない。
お金を出すのが惜しいなら、飼うのをやめればいいのにといつも思います。
都会の人が聞いたら驚くかもしれませんが、石垣島では未だに飼い犬に狂犬病ワクチンを打たない飼い主がいるんですよ。
しかも、ほったらかしの放し飼いで野犬か野良犬みたいになっている犬も多い。
狂犬病は発症すれば動物も人間もみんな死んでしまう「死のウイルス」、それが分っていない無知な飼い主が恐ろしい…
全員逮捕されればいいのに。
※狂犬病予防法により、予防接種義務を怠った場合、 20万円以下の罰金が科せられる。