起業動機となった自分自身の経験
シングルファーザーとなってからの数年は子供の育児や受験や進路などに独りで悩み、独りでなんとしてきました。毎朝朝5時12分に起きて活動し、帰るのは21時以降。夜中に12時過ぎても家に帰ってこない中学生の娘を心配して、何時間も公園を巡って探し回る日々も続いていました。
仕事では経験のある理学療法士として痛みが強い症例や難しい症例、プロ選手など結果を求められるなど高いプレッシャーの中でフルに稼働していました。なかなか結果もついてこない事も多く経験してきました。
部門管理者としてはスキルや倫理観、経験など何もかも足りないセラピストの教育、稼働率や収益性確保、何より大事なリスク管理業務、人事業務などを同時にしていました。気持ちや身体に余裕がなく、決して良い管理者ではありませんでしたし、今までの生活を支えてくれた勤務先には申し訳なく思っていました。
父として、理学療法士として、管理者として、人として、こうあるべきだと思っていても、思うようにいかない自分にどんどん自信を失っていきました。
みんながみんな同じではありません。
元気で自信があって環境も良い人も沢山いると思います。
同じように辛い想いで働いている人もいると思います。
私の場合は、辛かったし、誰かに手を差し伸べて欲しかった。
でも、自分からは助けを求められなかった。
孤独感を感じても恥ずかしくて、寂しいとは言えなかった。
身体の疲労感やストレスによるイライラ感、独りの時の孤独感を感じながら耐えに耐えた数年間がありました。
なんでもっと頼らなかったのか
今は頼れる人は周りに沢山いるのは分かっていても、当時は頼れる存在は誰もいないと感じていました。変なプライドもありました。弱くなっている自分を認めたくもありませんでした。
今自分は、手を差し伸べる存在でありたい、独りではないんだと、頼っても良いのだと、弱くても良いんのだと、頑張ってる事を認めてあげたい、無理をしてでもやらないといけない人をできるように助けたいと思って活動しています。
今の自分にできる事は身体のケアだけです。それでも良いなら好きなだけ頼ってもらいたいです。痛みを抱えながら、痛みを持つ患者様のケアをしないで欲しいです。身体のケアだけでも心も軽くなります。
忙しい人ほど自分の身体のケアを後回しにしないで欲しいです。睡眠時間を削ってでも働いている方にもケアを仕事として取り入れて欲しいです。不眠や身体の不調など自律神経系にも対応出来るようにアロマも勉強しています。
医療従事者が本当の笑顔を届けてられるようになるまで私は活動を辞めません。
公認心理師や医療従事者のケアに興味を示してくれる方と一緒に取り組みたいです。そしてこの活動を拡げたい。誰も、どこにも医療従事者を専門にしてある所はありません。健康を作る為の予防的な健康カウンセリングを作りたいです。医療従事者には専門の第三者機関が必要なんです。それは医療従事者ならではの理由があるから。
人としても、理学療法士としても、事業者としても、足りない物ばかりですが、自分なりの方法で楽しく頑張ります!
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