このプロジェクトで実現したいこと
かつて飯舘村の名産であったインゲン豆の産地復活です。放射線物質を除染した土地、10年以上も耕作放棄された土地で最高のインゲン豆を生産し、飯舘村の産業とすることです。村の維持と保存と前進がテーマで、高齢化社会の最前線にいる飯舘村が放射線物質を克服し、高齢化社会の問題を克服し、豊かな田舎を保存する任務を遂行します。
プロジェクト立ち上げの背景
原発があった地域は圧倒的に不利な状況にいます。農業においては農地の土を10センチほど剥ぎ取り、数十年も肥やしてきた栄養を全て【汚染土】として廃棄しました。その後、草刈りのためトラクターで何度も何度も土を踏み固め、まるで校庭のようなカチカチの畑が並んでいる。そんな土地を高齢者や後期高齢者がエンジン式の草刈機を背負って土手の草刈りをしている。原発の避難から帰ってくる人は半分もいない。人の力も必要です、科学の力も必要です、理解者も必要です。しかし一次産業において必要なことは【消費者が良いもの消費すること】ですので、不利も有利も関係ないのが現状。
しかし、悲観することだらけってことでもありません。飯舘村には高冷地を活かした【適地】があります。真夏でも夜露がつくほど夜は冷えるので寒暖差がおいしい野菜を作ります。綺麗な水があり、インゲン豆の産地だった土地にはインゲンには欠かせない多くの菌がいる。まさにインゲン性気候です!農業における適地適作は消費者に還元され、飯舘村にも還元されます。地方の維持と保存と前進には【名刺になる産業】が必要です。継続した活動をして、原発や高齢化、地域課題をはじめとした社会的な意義を考え産業を念頭においたインゲン豆の産地復活を成し遂げたいです。
現在の準備状況
インゲン豆の生産は2年ほど行っています。今年は東京の大田市場にも出荷し、地元の市場にも出荷しました。使用可能な農地は1.5haほどあり、農地はいくらでも借りる事ができます。来年は生産量を増やして海外輸出まで視野にいれていきたいですが、その辺は生産量と相談です。
また、福島県の農業支援センターや技術指導員の方々との連携も取っていて、地元の人にもご指導をいただきながら農業をしています。
地域貢献に関しては公衆衛生の活動をしていて、地域の健康に寄与する活動(地元の医師や住民、県外の協力者)と自身で運営している整骨院があり、児童養護施設に野菜を届ける活動もしました。その他、移住を考えている人の相談を受けたり、人手の足りない作業のお手伝い等々。
リターンについて
・応援コース
お礼メール+インゲン100g購入チケット/5,000円
お礼メール+インゲン300g購入チケット/10,000円
お礼メール+インゲン200g+きゅうり500g購入チケット/30,000円
お礼メール+インゲン300g+きゅうり600g購入チケット/50,000円
お礼メール+インゲン.きゅうり.トマト1kg購入チケット/100,000円
・盛り上げコース
インゲン100g購入チケット+オリジナルトートバッグ50,000円
インゲン200g購入チケット+プルパーカー100,000円
・企業様コース
賛同していただけて応援していただける企業様(個人様でもOK)向け300,000円
ご希望の方のみ企業様のご紹介等させていただきます。
※全リターン有効期限2025年10月末日
スケジュール
⚪︎2023年11月〜2024年5月上旬 畑の耕運、堆肥散布、肥料散布、農地保全、害獣対策、支柱設営、マルチ張り、資材準備、マーケティングの考察
⚪︎2024年5月中旬〜6月下旬 種まき、ツルの管理、農地の草刈、追肥、水やり。 ※種まきの時期を10日ほどずらしながら生産するため、この時期も支柱設営、マルチ張りは行います。
⚪︎2024年6月下旬〜10月上旬 収穫、出荷、農地の草刈、追肥、水やりなど。
資金の使い道
資材費:約300万円 支柱設営一式70万、肥料7万、堆肥7万、マルチ6万、種子3万、軽トラ100万
マルチを張る機械50万、燃料25万、出荷箱12万、その他雑費20万
人件費:408万円 17万×4人×6ヶ月分
リターンの作成費:約50万円
CAMPFIREへの手数料15%:約75万円
合計:約833万円(内皆様の支援を当てさせていただきます。他は自己資金にて活動していきます。)
最後に
今までは軽トラで畝立てをして、四つ這いになって土を被せてマルチを張っていました。インスタ映えはするのですが、飯舘村の産業復活には程遠く、人の力や文明の力がこんなにも重要なのだと日々考えさせられています。 地方(田舎)は生産する地域ですが、生産する環境が崩壊しつつあるように感じます。私は飯舘村に移住することを選択し、飯舘村に産業ができればこの村はいい村なのだろうと確信しています。皆様のあたたかい支援をよろしくお願いします!
下記SNSやHPで活動情報記載してあります。ぜひご覧ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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