初めまして。 青森県階上町(はしかみちょう)出身の、南部伝統芸能を応援する内城美名生(ないじょうみなお)です。
私は高校を卒業し、現在はふるさとはしかみ会と東京青森県人会に所属し、東京に住んで半世紀以上になります。
幼少の頃から親しんできた「えんぶり」と言う郷土芸能が今も若い人達に受け継がれているのを知り、いつまでも伝承されていくことを願う一人です。
首都圏に在住する青森県出身者に、『田代えんぶり』の伝統芸能の素晴らしさを知って頂き、伝承していきたい。
かつて北東北の太平洋側は、海から吹く季節風“やませ”によって夏でも冷涼な環境となり、稲作に適していませんでした。米の収穫は、住民の命と地域の存続に関わる重要な課題。幾度と大飢饉に見舞われた南部地区では、稲作への強い思いと期待によって田遊びの風習が独自の「えんぶり」へと昇華されました。
「えんぶり」は、旧南部藩の八戸周辺地区に広く伝わる民俗芸能です。八戸圏域中から多くの”えんぶり組”が集まり競演する「八戸えんぶり」にも多数参加し、大変好評を得ております。
えんぶりの一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振る独特の舞。その舞は、稲作の一連の動作である種まきや田植えなどの動作を表現したものです。
「えんぶり」の語源は、田をならす農具「朳(えぶり)」。烏帽子を被る太夫の舞は「摺り(すり)」と呼ばれ、朳で田んぼの上をならすように摺ることに由来します。冬の間眠っている田の神をゆさぶり起こし、田に魂を込める儀式です。
「えんぶり」は豊作祈願の祭りといいつつ、「豊作にしてください」という祈りではなく、「豊作になった、めでたい」と、前祝いする“予祝”なのが特徴。先に豊作をイメージすることで、現実になるようにと切実に願っていたのです。
えんぶりの踊りには、苗作りから、田植え、草取り、稲刈りなどを経て、大地主の旦那様に米俵を納めるまでの一連の流れが凝縮されています。また、子どもたちが参加する祝福芸も見どころです。
階上町には、「田代えんぶり(どうさいえんぶり)」、「平内えんぶり組(ながえんぶり)」、「鳥屋部えんぶり組(田代と同じどうさいえんぶり)」の3組あります。
その中でも「田代えんぶり」の特徴は、”田植え漫才”があったり”御祝い”という演目もあり、少しテンポが早い所が、見ている方に飽きさせません。
特に田代えんぶり漫才は、大人から子供まで一緒になって楽しめます。
このプロジェクトで実現したいこと
このような伝統のある、私の生まれ故郷の『田代えんぶり』を、2023年11月11日に東京上野恩賜公園噴水広場にて開催される、東京青森県人会主催の『2023青森人の祭典』に出演(13:00~17:00の時間帯に予定)して頂く為、交通費等の諸経費をこのプロジェクトで資金調達し、実現したい。
その結果、多くの首都圏在住の方々に、『南部伝統芸能』の存在を知って頂きたい。
※東京青森県人会とは:首都圏に在住する会員相互の親睦を図り、併せて郷土の発展に寄与することを目的に、1947年に設立された青森県出身者及び縁故者によって組織された団体です。
プロジェクト立ち上げの背景
私は、高校を卒業し故郷を離れて半世紀以上も過ぎてやっと気づいた。
幼少の頃から親しんできた「えんぶり」と言う郷土芸能が、若いリーダーのもとでしっかりと故郷に根付いていることに長い年月を経て気づき、素朴な郷土芸能を、今回東京でみんなに見て貰い応援していきたいと思った。
現在の準備状況
2023年11月11日の”2023青森人の祭典”に向けて、田代えんぶり組のメンバー(子供も含め)は、日々練習に励んでおります。
お陰様で、10月20日時点で、当初目標50万円をクリアーし、56万円を42名の方々からご支援を頂いており感謝申し上げます。 また本来であれば、1,032,690円が必要ですが、今回のクラウドファンディングは初めての試みということで、当初は50万円の目標に設定しましたが、20名の子供たちの新幹線代金と、太鼓などの送料等の持ち出し分の補填として使わせて頂きたく、ネクストゴール70万円(プラス20万円)に設定させて頂きました。
リターンについて
①5,000円:丁寧なお礼のお手紙,手作りのオリジナルミニチュアの烏帽子のキーホルダー1個
②10,000円:丁寧なお礼のお手紙、いちご煮缶詰1個
③30,000円:丁寧なお礼のお手紙、いちご煮缶詰3個
④50,000円:丁寧なお礼のお手紙、階上産のいちご煮缶詰3個+海藻セット1セット
【いちご煮缶詰】・・・ウニとアワビで仕込む、磯の香り ゆたかで豊潤な潮汁です。 お好みに合わせて、ウニやアワビを別途加えた炊き込みご飯やラーメン、豆腐に添えてもとてもよく合います。 ぜひ一度、この美味しさをご賞味ください。
※頂いたご支援金は、リターン品の返礼とサービス手数料を除いて、全て大切に活動内容に使わせて頂きます。
スケジュール
2023年9月中旬:クラウドファンディングスタート
2023年10月15日:田代えんぶり出演者の絞り込みと、演舞のテーマの検討
2023年10月20日:中間報告
2023年10月31日:クラウドファンディング終了
2023年11月11日(土):13:30~17:00の時間帯に、30分間の公演を2回出演予定。
:東京上野恩賜公園 噴水広場特設ステージにて、出演本番
資金の使い道
旅費(新幹線代等交通費、他:一人約32,000円×20名)
太鼓などの道具の運搬諸費用:80,000 円
PRチラシ、メディア広告費用等:50,000円
予備費(弁当代・謝礼等):100,000円 (小計:870,000円)
手数料(17%+税):162,690円
(総合計:1,032,690円)
※ネクストゴールとして、70万円目指します。
最後に
〆切まで残り11日間、ネクストゴール70万円を目指します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る更なるご支援の積み上げのお願い!!
2023/10/14 11:00お陰様で、ご支援金額の目標50万円が達成できました。ご支援頂きました方々には、感謝申し上げます。さて、〆切まで残すところあと17日となりました。 リターンや、諸費用は別途負担となりますので、更なるご支援の積み上げをお願いしたく、『70万円』の目標に積み上げをさせて頂きます。 皆さん方のお知り合いの方へのご案内や、本件についての拡散等お声がけ頂き、11月11日(土)の、”青森人の祭典”の上野公園会場へ足をお運び頂き、子供たちの元気な姿をご覧ください。 もっと見る
田代えんぶりの、更なる練習に励む子供たち。(東奥日報新聞社取材より)
2023/10/09 11:58田代えんぶりのクラウドファンディングも、締め切りまであと残すところ22日と迫ってまいりました。地元えんぶりの練習会場では、週2回2時間ペースでの練習に、益々気合も入り、東京での公演に息を弾ませて頑張っております。 もっと見る
練習風景②
2023/10/01 22:30大黒舞の練習風景 もっと見る
「青森県階上町(はしかみちょう)の伝統芸能『田代えんぶり』の東京公演を実現したい。」プロジェクトオーナーのEnburi ouentaiです。 ここまでご支援いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。 この度は、プロジェクトの募集終了日が近づいてきましたので、お知らせです。募集終了日は2023年10月31日です。皆様のご協力がありここまでくることができました。 <本文> プロジェクトの成功、目標金額の達成、さらなる資金調達のため、ぜひプロジェクトをご友人やSNSにてシェアいただけますと幸いです。 こちらのリンクをシェアいただければと思います。 https://camp-fire.jp/projects/view/698758 それでは、皆さんの期待に応えられるよう、最後まで全力を尽くして取り組んで参ります。 また11月11日に予定されている東京公演のタイムスケジュールは、以下になりますので、お近くの方は、是非ともご来場頂き、子供たちの姿をご覧ください。 11月11日(土)、上野公園噴水広場前特設ステージ 第一部:13:30~14:00 第二部:15:30~16:00