2013/08/20 02:23
前回からの続き

プロジェクトの企画は決まったものの、デザイナーがいませんでした。
方方に相談してみましたが、いまいちピンと来ないというか、なかなか弱小企業を手伝ってくれるデザイナーさんはいなかった(※1)ので、ベンチャーKANDA内で回ってきた情報で、「若年者緊急就職サポート事業」に応募して、現代の若手の力に賭けてみることにしました。
(というか選択肢が他にありませんでした)

http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2013/04/22n48100.htm

ゲーム業界は、若手にとって人気の職種なのですが、我々は大変であることは知っているので、「想像以上に大変ですよ」と説明した上で、ジョインしてもらうことになりました。
こういう姿を見ると自分が若いころも、大変な業界だと知りつつもドップリとつかってしまったので、感慨深いもの(※2)を感じながら、世界観作りと仕様書作成に移っていくことになります。

ポイントは、
・新人デザイナーでも、クリアさせることのできるプロジェクト規模、精度にすること。

孫子の言葉を借りれば、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
つまり、市場を知った上で、自己の戦力を知り計画を練らなければならない状況だったので、開発の落とし穴になりそうなところは、事前に取り除いておくことが必要でした。

これは仕様書の精度、見積もりの精度と言った計画段階の精度を上げて、スタッフに的確に情報を伝えることがミッションとなります。

つづく


※1 現状も市場環境的には、カード製作でひっぱりダコです。
※2 私は業務システム系からゲーム業界に転職した時、母親に泣かれ、父親には怒られました。「システム作ることができるなら、ゲームよりも世のため人のためになるものを作れ」と、これは私が彼らが生きている間に、ゲームが世のため人のためになるものなれると証明しなければならなくなったので、大きな宿題を背負うことになりました。(現在も親に会う度にアピール中です)