※尚こちらは「All in 方式」での募集の為、仮に目標金額が集まらずに終了した場合でもプロジェクトを実行し必ずリターンを履行します。
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▼はじめに
日本が誇る文化のひとつに「折り紙」があります。なかでも一番ポピュラーな折り鶴は、日本人であれば誰もが折ったことがあるのではないでしょうか?
折り鶴を一千羽作り、糸などで束ねた「千羽鶴」は、広島・長崎の原爆投下以降、「平和のシンボル」として世界中の人に親しまれています。 今では「origami」という表記で通じるほど、日本の「折り紙」は世界に浸透しています。
私は、日本の伝統文化「折り紙」をもって世界中を旅し、
世界中の人々に相通じる平和の願いを「千羽鶴」に乗せて発信します。
▼このプロジェクトで実現したいこと
そこで私は日本で、たくさんの人と協力して折った千羽鶴をもって世界一周の旅に出ます。
そしてポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れた際に千羽鶴を寄贈します。
そして、旅先で出会った世界各国の人々に折り紙を教えながら千羽鶴を作り、
帰国後に私の故郷である長崎の平和記念公園へ寄贈したいと考えています。
折り鶴をおってくれた人には、平和の願いやお名前など簡単に一言書き残してもらうので
たくさんの思いのこもった千羽鶴となるでしょう。
折り鶴を折ってもらうことは、簡単なアイデアに思えますが
簡単だからこそ、老若男女問わず、普段平和について考える人も考えない人も、
たくさんの人と協力して取り組むことができます。
一人で学ぶのではなく、人を巻き込んで学び、
ひとりでも多くの人が、平和について考え感じるきっかけになるといいなと思っています。
そしてこの活動を通して、世界各国の人々に日本の伝統文化「折り紙」を知ってもらうこともできます。
▼プロジェクトをやろうと思った理由
被爆の歴史を持つ長崎で生まれ育ち、幼い頃から平和について学習する機会がありました。
被爆により大火傷を負い、うつ伏せに横たわる赤い背中の少年の写真を見たことはありませんか?
その方は谷口稜曄(たにぐち・すみてる)さんといい、被爆後も命を取りとめ、
日本原水爆被害者団体協議会の代表委員として核廃絶運動に尽力しておられました。
その谷口さんが昨年8月30日にがんのため、お亡くなりになりました。
戦争の恐ろしさや平和の大切さを身をもって体験した人々は、どんどん高齢化が進み、
語り手や平和活動の担い手となる人も不足していく一方...
今までは戦争や平和に関して漠然とした関心がありつつ、何もできずにいましたが、
谷口さんの訃報に接して、心の中で何かが動き始めました。
「本当に無力で無知だけれど、何かしたい!」という気持ちが芽生えました。
「何が出来るかを明確にする為、とにかく学びたい」と、そう思いました。
一人で学ぶのではなく、人を巻き込みながら学び、そして伝えられる人間になりたいです。
まず日本の外がどんな世界なのか、この目で見て広く学び、どの分野で
具体的にどのような活動ができるのかしっかりと検討したいです。
▼なぜアウシュビッツなのか...?
大学生の頃、授業の取り組みの一環で「シンドラーのリスト」を見ました。
ナチスドイツの占領下でユダヤ人は激しい弾圧を受け、虫けらのように扱われ、
推定600万人ほどのユダヤ人が虐殺されてしまいます。
そんななか自身の工場に働き手としてユダヤ人を受け入れ、
全財産を投げ打ち1,200人ものユダヤ人の命を救ったシンドラーは感謝の印として指輪を贈られます。
その指輪には「一人の人間を救う者は世界を救う」と刻まれていました。
この作品を見て、いつかアウシュビッツを訪れて、戦争の悍ましさを自分の目で見て感じたいと強く思いました。
▼旅が終わってからの目標は...?
今回の旅が終わってからのことは、まだ漠然としていますが、当面の着地点としては
世界中の人々の「平和の願い」や「戦争の記憶」をビデオや紙媒体で記録・保存し、
教育への活用を推進することなどを視野に入れています。
その為、世界を巡る旅は続けていきたいです。
私自身まだまだお勉強中で、平和という分野にどのような形で貢献できるのかは、
実際に色々な地域を訪れてみて、初めて分かっていくことなのですが、
「学ぶことで行動が変わる」という信念のもとに、
教育へ活用し、次の世代へ「学び」を繋げていきたいです。
推定600万人ほどが犠牲となったホロコーストの悲劇から80年近くが経過し、
世界にはまだまだ日常的に紛争が起こっている地域がありますが
私たちがその事実を現実的に捉えることは、とても難しくなっています。
1994年のルワンダ大虐殺は、3ヶ月で100万人が犠牲になったと推定され、
ホロコーストに次ぐ、大規模な殺戮ですが、あまり知られていません。
ほんの24年ほど前の出来事で、私自身も生まれてからのことです。
自分の生きている間に、そのような悲劇が現実に起きているなんて
想像することはとても難しいことです。
だからこそ、生還者や遺族の声を肉声や映像、写真などで残し、
自分の身に置き換えてイメージしやすいかたちにして伝える必要があります。
歴史から学び、活かす方法を、旅を通して追求していきたいです。
なお、今回の旅では、2016年末に集結したコロンビア内戦によって避難民となった人々が暮らす
カルタヘナ郊外のコミュニティを訪問する予定ですので
住民たちの声なども報告書にて記載させて頂こうと考えています。
▼これまでの活動
昨年私は初めて、カンボジアの地雷を廃絶する為の募金活動に参加したり、
平成29年7月九州北部豪雨の際の災害ボランティアへ参加しました。
豪雨被害は自然の猛威であって、戦争による破壊とはまた違いますが、
それでも九州北部豪雨での災害ボランティアの際、福岡県朝倉市で目にしたことや、ボランティアに従事する人々との出会いは、確実に意識の変化をもたらし、今回の活動に繋がる大きな原動力となりました。
女性も男性も狭い床下に潜り、泥まみれになりながら、皆で大量の土砂をかきだしました。
家主さんが目に涙を貯めて「ありがとうございます」と言ってくださったときの気持ちは
忘れようがありません。
本当にそこにいて良かったと思いました。
せっかく地球に生を受けたのだから、もっと地球から学び、
もっと身近に世界と繋がっていたい、人々が継続的に平和で心豊かな暮らしができるような世界であってほしい、
と感じました。
まずは、長崎出身として、平和というカテゴリーで世界のことを学び、
その学びを共有することから始めたいと考えています。
▼資金の使い道
渡航費や海外保険料、リターンの作成費として大切に使わせていただきます。
▼最後に
この小さなムーブメントから、どんどん人を巻き込んで、国境を超えた平和の輪を描きたい。
生活も価値観も全く違えど、「平和」という相通じる願いで
世界の人々と繋がっていることを関わった全員で感じたい。
そんな思いで始めた活動です。
私にとって「はじめの一歩」ですが、この小さな一歩が、誰かの考えるきっかけや、一歩を踏み出す勇気になれたら、私の知らないところでも学びの輪が繋がっていき、いつか大きな平和の輪になると信じています。
皆様どうかご協力を宜しくお願いします。
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