和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会は、2023年9月29日(金)に「ウォーカブルなまちづくり研修 with KEYAKI Light Parade」を実施しました。
前半はフィールドワーク、後半はキックオフ/トークイベントを行い、10社、総勢30名の方にご参加いただきました。
ウォーカブルなまちづくり研修について
現在、人口減少や少子高齢化が進み、商店街のシャッター街化などによる地域の活力の低下が懸念される中、都市の魅力を向上させ、まちなかににぎわいを創出することが、多くの都市に共通して求められています。
そこで国交省が「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを掲げ、ウォーカブル推進施策を実行するとともに、全国160団体・自治体が「ウォーカブル推進都市」に賛同し政策の実行を推進しており、和歌山市もそのモデル都市の一つに選定されています。
本研修では、11月〜2月にかけて予定されているけやき大通りイルミネーション「けやき LIGHT PARADE」を活用し、イルミネーションがウォーカブルなまちづくりを牽引し、周辺地域の課題解決や魅力創出にどのように寄与できるかその具体案を検討しました。
①フィールドワーク 〜エリアの価値と課題を知る
1. 1 オリエンテーション
オリエンテーションとして、Guesthouse RICOのオーナーの宮原崇様に「ゲストハウスRICOが起こしたエリアの変化」をテーマに、けやき大通り周辺の各エリアの特徴や課題、可能性に加えて、RICOの目的や影響についても詳細にお話いただきました。
1.2 フィールドワーク
その後、大新→けやき通り→柳通りにおいてフィールドワークを実施。けやき通りでは、KEYAKI Light Paradeの概要レクリエーションを実施しました。
1.3 質疑応答・意見交換
フィールドワークの終了後、下記企業が取り組めることなどについて、多様な意見や感想の交換を通じて、地域の課題解決や魅力創出に向けた新たな視点の交換を行いました。
②キックオフ/トークイベント
2.1 KEYAKI Light Paradeの目的と概要について(実行委員長・古澤)
キックオフでは、実行委員長の古澤より、「KEYAKI Light Paradeの目的と概要」についてお話させていただきました。
2.2 「アメリカで最も住みたい街ポートランドから学ぶウォーカブルなまちづくり」について
キーノートスピーチとして、サステナブル都市計画家でMITSU YAMAZAKI LLC 代表の山崎満広氏より、「アメリカで最も住みたい街ポートランドから学ぶウォーカブルなまちづくり」についてお話いただきました。
山崎満広氏について
サステナブル都市計画家 MITSU YAMAZAKI LLC代表 / 横浜国立大学客員教授
1975年東京生まれ、 茨城育ち。 高校卒業後、 95年に渡米。 南ミシシッピ大学にて国際関係学と経済開発を専攻。在学中にメキシコ、 ユカタン大学へ留学ののち、修士号取得。建設会社やコンサルティング会社、経済開発機関等を経て、2012年3月よりポートランド市開発局に勤務。
2017年6月独立。 持続可能な社会の実現を目指し、 産官学民を繋ぎ、国や文化の枠を超えて様々な問題解決や戦略策定に従事。 富山県成長戦略委員会委員なども務める。
2.3 「まちづくりワークショップの目的と目指す成果」について
その後、ソラトチ株式会社の代表取締役で、KEYAKI LIGHT PARADE アドバイザーの有井安仁氏より、「まちづくりワークショップの目的と目指す成果」についてお話いただきました。
交流会
事業者様同士のアイデア交換や連携強化のため、交流会を行いました。
本研修を通じて、地域の課題解決や魅力創出に向けての具体策を見出します
和歌山けやき大通りイルミネーション実行委員会は、本研修を通じて下記の3つのテーマで参加企業が自社が持つリソースやアイデアを元に、地域の課題解決や魅力創出に向けての具体策を見出します。
- ナイトタイムエコノミーの活性化
- 地域内経済循環(BUY LOCAL)の促進
- well-being/健康増進
■ウォーカブルなまちづくり研修についての詳細はこちら
https://walkable.keyaki-light-parade.jp/