クラウドファンディングも残すところあと一週間。
劇場入りまで稽古も本番同様に行い始めます。
あら通しというのは、衣装、音響・照明、大道具・小道具などそれらが揃っていない段階で、役者が劇を一度通して演ずる稽古です。
漢字は「荒通し」なのか「粗通し」なのか意見が分かれるのですが、
「荒い」・・・動きや勢いが大きく激しい。性格や言動が乱暴である。限度を超えている。整っておらず荒れ果てている。
「粗い」・・・すきまが大きく細かくない。なめらかでない。大雑把である。粗雑であるという意味である。
と考えると粗通しなのか?と疑問に思う今日この頃です。
改めて、全編通して稽古をしたことで、今回の公演の目指すべき道が明瞭になってきたこと、
また、それぞれの課題がはっきりしてきました。
変わり者と言われた荷風ですが、やはりそこには「人」と「人」の関わりがあって、
いつの時代も変わらない人の苦悩や葛藤があります。
たくさんの方にお楽しみいただけますように・・・・!!
あら通し稽古の後に、
12歳の時に出会った荷風と唖々のエチュードを。
即興で、二人がどんなふうに出会ったのかを演じてみました。そんなこと考えてたの!?とお互いに新しい発見がありました。