音源制作の費用ってどれくらいかかるの??って思っている人はたくさんいますよね。
実際に音楽をやってる人でもわからないことだらけです。
答えは。。。ピンキリなのでわからない。です(笑)
じゃあ、一般的なのはいいからピロカルピンの場合はどうなんだ?ってなると思いますが、いろいろな事情がありまして公表はできないんです。すいません。。。
ただ一つ言えるのは、前回のクラウドファンディングで得た資金は、全て前作の制作(宣伝含まず)に使用したということです。
もちろんそれで全て賄えたわけではなく、足りない部分はレーベルの運営費から回しています。
「こんだけ資金集まって、メンバーは豪遊してんじゃないか?」などと思う人もいるかもしれませんが、そういうことは一切ありません!(笑)
とはいえ、実際どんな費用がかかるのかっていうので、良い記事がありましたので紹介します。
◆DTMステーション、M3-2018春に参戦。作曲家の多田彰文さんと新レーベル始動し予算・会計も大公開
http://www.dtmstation.com/archives/52011752.html
この記事では普段は公開されない細かい内訳をだしていて興味深いです。
もちろん、これがそのまま当てはまる訳じゃないです。
大きな違いとしては
・スタジオ使用料がバンドレコーディングでは莫大になるということ(バンドのレコーディング費用の大半がこの費用になります。この記事の何十倍・・・)
・宣伝費はメディア広告やMVなどを作成すると、この何十倍もかかるということ。
・音源を流通で市販すると、卸値は定価の半額くらいなので損益分岐点は倍になるということ。
・作編曲費用はメンバーが行なっているので発生しない。
・通常はマスタリングは別費用がかかる。
というところでしょうか。
もちろん、レコーディングに向けてのバンドのリハーサルスタジオ代は費用には入らないですね(笑)
結局は各単価によって大きくかわってしまうのでこの記事からピロカルピンのレコーディング費用を算出するのは無理なんですが、この記事の内訳はかなり低い方の予算であるといえるとは思います。
前作のレコーディング風景
「俺たちはこんなに金かかってない!安くできるはずだ!」という意見も聞こえてきそうですが、それも正解です。
ピロカルピンでも自主制作で作っている音源は本当に低予算でつくられています。
(僕の人件費を最低時給で計算したら、すごいコストになっていると思いますが笑)
みなさんが興味あるならもう少し掘り下げてもいいのですが、そこまでは興味ないですよね??(笑)
いつもお金とクオリティの話になると、僕が言っていることは、「お金をかけなくても良いものはできる。ただお金をかけないと実現できないクオリティというのは存在する。」ということです。
そう大言壮語して前作の『ノームの世界』の制作クラウドファンディングを行いましたが、内心はヒヤヒヤでした。
実際にそのクオリティを音で示さなければならない責任があったからです。
結果、個人的にはその責任は果たせたと思っています。
もし、まだ聴いていない人がいたら是非聴いてみてくださいね!
アルバム全曲のハイレゾ音源を収録したDVD-ROMとの2枚組です!