いつも応援ありがとうございます。久しぶりの投稿になります。
本日から、3回に渡ってストーリーを一部解禁いたします。ただし、第2回、第3回は支援者の方のみがご覧いただける限定公開とさせていただきます。また、このストーリーは最終目標600万円を集めた時のもので、達成金額に応じまして、縮小・改変・表現方法が変わってきます。
600は難しいとは思っておりますが、なるべくここに近づけるべく応援いただけると幸いです。
◯主な登場人物
上野凛 (32) 初咲里奈
自分に自信がなく、コミュ障気味なアラサー
チヤホヤされたい気持ちもあってストリッパーを目指す
松岡李梨(47) 倖田李梨
付き合い上手で、超社交的なアラフィフのストリッパー
後輩の面倒見の良さで知られる
高見うた(37) 範田紗々
踊りは下手だが、過激なパフォーマンスとサービスで人気
いつか劇場を買うのが夢
川井菜穂刑事 長谷川千紗
警備課なのに人手不足で劇場の内偵に駆り出される
浜田ふうみ 新進気鋭の踊り子、過激な踊りで人気
水野早苗 踊り子、本番前によくお腹が痛くなる
かがり 突然失踪した踊り子
轟寅次郎(53) 劇場社長
ひろし(40) 劇場スタッフ
さくら(44) 劇場スタッフ
源吉 便利屋
及川いずみ(自称22) ギャル系キャバ嬢
別の便利屋AB
生活安全課刑事AB
リボンさん リボン担当のお客さん
タンバさん タンバリン担当のお客さん
悦子 順吉の家に出入りする近所の飲み屋の女将
李梨の連れの男
他
【第1回】
OP
ストリップの舞台。上野凛(30)とともに松岡李梨(47)が登場する。踊る李梨。
凛のナレーション「私がストリップに無事転職できたのは、この李梨姐さんのおかげである。あの日は私にとって生涯忘れることのできない、いちばん長い日だった」
①
その日。凛はストリッパーとして新しい人生を歩み始めるべく、その道を作ってくれた姐さん、李梨とともにはなまる劇場に来ていた。午前中の空き時間を使って、劇場社長の轟寅次郎(53)の面接を受けるためである(この劇場は面接をして踊り子を決めている設定) 。他に劇場スタッフのひろし(48)とさくら(44)もいた。
凛と李梨はハイタッチで手を合わせ、掴みあう。李梨は言う。「掴みなさい、その手で」。頷く凛。
凛は舞台へと入って行く。
「で、どうして、ストリップをやろうと思ったの?」轟が質問すると、凛は「少し長くなるんですが」と断りつつ、話し始めた。
②
さらに回想、半年前。凛は、仕事や彼氏を失って、東京近郊の実家に戻っていた。凛にはコミュ障なところがあり、ちょっとした相手からの言動を気にしてしまう性質があった(これが後に言葉を使わない踊りに興味を持つきっかけとなる)。実家に戻っている間、バイトしていた飲み屋で、お客に李梨と連れの男がいた。連れの男は、「こんな場所」「こんな店」などと言う感じの悪い男だったが、李梨は、その非礼を詫びて、痛快にもその男を追い出す。
そこから二人は意気投合して、深夜まで飲み続けた。
李梨は、近くのストリップ劇場で明日から踊っていると言う。あの男は、李梨のファンでスポンサーのような男らしくクルマで送ってくれることから同行したが、上から目線で、嫌になったようである。
SNSを交換して、「良かったら見にきてよ」と言う李梨。曖昧に答えつつ「さすがにストリップは…」と心の中で思う凛。
SNSに李梨の投稿が上がっている。あれから数日経ち、凛は、李梨のことが気になっていた。そして、気がついたら、近くのストリップ劇場の前に来ていた。
(【第2回】につづく)
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