焼け残ったログハウスが黒光して、かっこいい。
ログハウス好きな私たちは数多くのログハウスを見てきたつもりですが、燃えたログ、焼き過ぎた焼杉、、初めて見ました。
切ってみると燃えているのは表面の1〜2cm 内側はまだまだ無事です。
黒いログハウスとして残せたらいいな。雪原に黒ログは映えるだろうな。紅葉も新緑も似合うだろうな。黒の部屋ってなかなか無い。これは残したい!
この真っ黒な炭の部屋、居心地が良い。炭の効果があるかもしれません。住居の火事ではなかったため、燃えたのは本当に、木だけ。プラスチック樹脂系の家具家電が燃えた訳ではないので、匂いも悪くない。ピラミッドの棺の中にはミイラの周りに炭が詰められていたと聞いたことがあります。酸化防止や浄化の作用があるとか。それはクレオパトラだった気がしますが、ミイラの胃袋から出てきた木の実を土に埋めたら発芽したとか。炭の効果すごい。と以前教えてもらいました。
躯体としての強度は微妙なので柱を立てて屋根をかけてもらいました。床や土台は無事でしたが真っ黒。壁だけ残すことも考えたのですが、雨ざらしにすると朽ちるのが早いだろうということで屋根をかけることに。
外気浴スペースのウッドデッキに繋がっているので、雨や雪除けに丁度良いかもしれません。
世界唯一の黒いログハウスでの外気浴。良さそう。
終わりに小話を一つ
姨捨山(おばすてやま)という民話があります。
昔、年寄りが嫌いなお殿様がいて、年寄りは山に捨てるという習慣がありました。しかしある時隣国から「灰で縄を編んでみろ」という、なぞなぞ脅迫がやってきます。この謎を解いたのは、年老いた親を家に隠していた若者が老人の知恵を借り解決。その事実に気付き殿様も改心する、というお話し。
ワラで編んだ縄を燃やして灰にしら灰で編んだ縄ができる
ログハウスを燃やして炭にしたら炭で組んだログハウスができる
後世の民話のネタになれば本望です。