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海洋ごみ回収装置を進化させるために海洋ごみMAPを作りたい!

海洋ごみ回収技術開発のために、より多くの協力者と一緒に海洋ごみの場所や時期が調査できる海洋ごみMAPを作りたい

現在の支援総額

1,503,500

150%

目標金額は1,000,000円

支援者数

140

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/09/13に募集を開始し、 140人の支援により 1,503,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,503,500

150%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数140

このプロジェクトは、2023/09/13に募集を開始し、 140人の支援により 1,503,500円の資金を集め、 2023/10/31に募集を終了しました

海洋ごみ回収技術開発のために、より多くの協力者と一緒に海洋ごみの場所や時期が調査できる海洋ごみMAPを作りたい

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【第一目標達成のお礼とネクストゴールについて】

●支援してくださっている皆さまへ 本プロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございます。

皆様のあたたかいご支援のおかげで、第一目標金額である100万円を達成することができました!

心よりお礼申し上げます。

ご支援はもちろんのこと、私たちの想いや目指す海洋ごみゼロの世界に対し、こんなに多くの皆様から共感していていただけたことがとても励みになりました。

また、皆さまのご支援をしっかりと形にし、海洋ごみ問題解決に向けた希望の活動構築と新たな仲間を巻き込んでいかなければ、という覚悟を新たにしております。 

●ネクストゴールに向けて挑戦します!

幸いにもまだプロジェクト期間が残っておりますので、クリアンの更なる進化のために引き続きご支援をいただきたく、ネクストゴール150万円へ挑戦させてください。

追加でいただいたご支援金は回収した海洋ごみの再利用量を増やすための倉庫整備・外部連携・輸送・人件費費用に充てさせていただきます。

残り4日間という短い期間ではございますが、①海洋ごみ回収量増加のための漂流ルート・ホットスポットの見える化・回収装置の進化、②新しい挑戦と海洋ごみの事実を発信することでの発生抑制、③自治体の負担を減らすための回収後の海洋ごみ再利用量増加がトータルでできるように、最後まで尽力して参ります。

どうか拡散のご協力・ご支援にどうかお力添えいただけましたら幸いです。 

10月27日 クリアンメンバー一同



自己紹介

みなさんはじめまして。江川裕基と申します。

小豆島で海洋ごみ問題解決に向けて活動するNPO法人Clean Ocean Ensembleを運営しています。

活動実績

今年6月に小豆島の地元漁業者と協力して漂流ごみ回収の実証実験に少量ながらも成功しました。


その道のりには星の数ほどの困難とドタバタ劇、仲間たちとつくってきたドラマがありました。


そして4年目の今期。より多くの人に支えられ、新しい仲間で賑わいながら、泥臭く良いスタートを切ることができました。

先日のビーチクリーンイベントで海洋ごみ累計回収量が1トンを超えることもできました。



解決したい社会課題

「海洋ごみゼロの世界」

Clean Ocean Ensembleがめざすのはそんな世界です。この長い道のりへの挑戦を応援してくれる仲間を探しています。

まずは最初に、なぜ海洋ごみ問題という壮大な課題に挑戦しているのか、それからお話させてください。 


この課題に向き合う背景

3年前、アフリカで働いていた頃にコロナ禍が始まりました。

突然、帰国になり、進もうとしていた国際キャリアが閉ざされました。

世界が激変し、コロナで毎日死者が報告されていく中、「人間いつ死んでも不思議じゃない。もし明日死ぬことになったとしたら、自分の人生をかけて挑戦をやり切ったと言えるんだろうか。」と思いました。

前職では、JICA海外協力隊で西アフリカに位置するブルキナファソの廃棄物問題に従事していましたが、結局思うような結果は残せず帰国しました。


帰国して、ごみだらけの海岸を見ました。


海外に出る前だったら、特に気にかけなかったかもしれません。

ただ、アフリカで結果を残せなかった悔しさとごみを海岸に放置している状態を容認している社会に怒りが込み上げてきました。

「やっぱりごみだらけの海岸を作っている社会はおかしい」

  

家族や友人に海洋ごみ問題に取り組もうと思うと相談すると、

「大きな問題だから、動いてもしょうがない」

「やってもキリがないから、やらない方がいい」

「お金にならないから、この問題に関わることはやめた方がいい」

大多数がやらない方がいい理由を教えてくれました。

 

「本当にこのままでいいんだろうか?」

それは、現状の社会構造への疑問と損得だけで判断して、何も行動しない自分の物差しに対する疑問でした。

 

 

小豆島で人生を変える出会い

 

「やらない方がいい。」

「でも放っておいていいのかな。自分がやらなかったら誰もやらないんじゃないか?」

「大きな問題になるまで自分も傍観した方がいい。他に楽しいことは沢山あるじゃないか」

「でも、そうなったら手遅れな気がする、だったら今ではないか?」

「そもそも自分にできるのか?結局、何もできずに終わるんじゃないか」

 

何度も頭の中で同じ問いが繰り返されていました。

「自分の中だけでは結論が出ない・・やっぱり行動してから決めよう」

海の変化を一番肌に感じている漁師さんの話を聞くために漁協へ電話し始めました。

断られながらも、小豆島の内海漁業協同組合の森組合長と話をすることができました。

 

「昔に比べて魚は取れなくなって、ごみは増えている。

昔の海に戻ってほしい。

この状況を何とかしたいと思っていたけど、一人ではどうしようもなかった。もし、活動をするなら全面的に協力したい」

と仰ってくれました。

 

「こんなに親身にサポートしてくれる人がいて、やらない理由はないじゃないか」

課題の大きさに対して、自分の力不足は百も承知の上でした。

「挑戦しない後悔よりも挑戦して後悔しよう。やれるだけやってみて、倒れるなら前のめりに倒れよう」と決意を固め、

仕事を辞め、単身、小豆島に拠点を移し活動を開始しました。


1つの海岸ごみから世界へ役立つ技術へ

最初は海岸での1つのごみ拾いから始めました。

仲間も増え、2年たった頃、この問題の構造と複雑さがわかってきました。

 

僕らは生活の中で、絶対にごみが出るような社会の仕組みになっています。

陸で発生したごみの中で適切に処理できなかったごみが海に流出しています。

 

この流出してしまったごみを持続的に回収する仕組みがありません。

一般的には、流出量を抑えようと啓発活動や素材代替が主流ですが、我慢の押し付けのようになっているケースや犯人探しをして敵を作ったり、何かのトレードオフになっていたりと、

悪化している現状に対して既存のやり方に限界を感じていました。

「何か大きく発想を変えないと‥」ともがいていた時でもありました。

 

そんな中、世界の事例で発想とやり方を変えて回収量を上げようという新しい取り組みがあり、結果として人々の啓発にもつながって社会を変えていて、直感的に惹かれました。

 

陸にごみ収集車があるように、海にごみ回収装置や収集船がもっとあってもいい。

流出量を0にするのが不可能なら、流出量をカバーできる回収の仕組みを構築したいと思うようになりました。

そこで思い切って船を購入し、漁師さんに弟子入りし、漁の技術を学び、海洋ごみ回収に応用できないかを確かめることにしました。

時には自分で潜って海底ごみの状況を確認しました。

 

その結果・・・漁具にはよく海洋ごみが入っていることがわかり、漁具や漁法には海洋ごみを回収する可能性があることがわかりました。

そこから、

漁具を利用した海洋ごみ回収装置の開発に取り組み始めたのです。


この技術は今の海洋ごみ問題が悪化している社会に求められているという思いを原点に、

「今まで放置されていた海洋ごみが効率良く回収できる装置技術を開発して回収量増加に貢献する」

そう決めた僕は、想いにまっすぐに歩みます。

道のりでは星の数ほどに、困難が日々あります。

ただでさえ海の素人である僕が漁師世界に入ることのハードルに加え、非営利法人運営の未熟さから、立ち上げメンバーの半分以上がいなくなり、前例がないと色んなところに怒られ、資金調達も上手くいかず、近所の人にいただいたトマトときゅうりだけの晩御飯で耐えたりetc...

が、どんな困難も、仲間の力を借り、ともに乗り越えながら、

ついに、

回収装置の実証実験を成功することができたのです。

さて。そんな思いがすべて詰まったこの回収装置。実験に成功しましたが、今のままでは実用化できるレベルではありません。

実験をやってみてわかった大きな課題があります。

どんなに良い装置を作っても、

そこにごみが集まっていなければ意味がありません。


ごみが溜まる場所・時間・季節等の条件は常に変化しており、よくわかっていないのがこの海洋ごみ問題を深刻化させています。

しかし、いつ・どこに・どのくらい現れるのかがわかったとしたら、不規則に見えていたごみの分布に一定の法則があって、どんな方法が一番効率よく回収できるのかがわかったとしたら、それは問題解決に向かう希望のテクノロジーではないでしょうか。


このプロジェクトで実現したいこと

本当に多くの人に必要な活動として応援・支えられてここまでこれました。

ここからはただのいい活動ではなく、

本当の意味で解決につながる希望の活動を本格的に構築していきたいと考えています。

 

最初に「海洋ごみゼロの世界」を目指す、と書きました。

この目標には一団体や一個人として到底成し遂げられない、既得権益との衝突もあり得る茨の道のりです。

私たちだけでこれを成し遂げようとは思っていません。

今の経済バランスをなるべく崩さずに、衝突も少ない形で、他の団体ができない・やろうとしていない回収技術開発と回収のための調査を実施していきます。

影響力を増やしながら、さまざまな人を仲間にしていくために、今回、ふたつのゴールにチャレンジします。

まずは、第1ゴール。

「海洋ごみマップ」を構築していきます。

漁業者・遊魚者・マリンアクティビティプレーヤーが本業のついでに取れた海洋ごみの回収実績と写真データを買取&マップによる見える化をしていきます。

そして、漂流・海底ごみのデータに価値付けをします。

価値づけのポイントは、when(いつ)・where(どこで)・what(何が)・how(どのような方法で取れたか)です。

より効率的な回収をするためのデータ蓄積と協力者を増やすために、ボランティアではない参加型アクションリサーチ調査のようなcitizen scienceができるプラットフォーム作りに、今回チャレンジします。

このプラットフォームは海洋ごみ問題解決のためにより多くの人を巻き込むための武器です。

今までブラックボックス化していた海洋ごみの漂流ルート・堆積ポイントの解明につながるデータの蓄積はもちろん大事ですが、それだけではなく、将来的には大手小売店や大手プラスチックメーカーと連携して、消費者が使い捨てプラスチックを購入する際に、プラスで少額寄付することで、海に流れてしまった使い捨てプラスチックを拾ってくれる漁業者・遊魚者・マリンアクティビティプレーヤーへ還元できるようなプラットフォームへ進化させ、使い捨てプラスチックを購入した分の回収ができる社会的な仕組みのきっかけとなるツールにしたいです。

そして第2ゴールは、そのデータを活用した回収技術開発です。

「実用的な回収装置」をつくります。

回収装置の開発では、多くの方に「海洋ごみは沢山回収できるんですか?」と問合せを頂きました。

「沢山取れます」と答えたい一方少量の海洋ごみしか取ることができずにいました。

実験を繰返しているうちに大量に回収するためには大きく2つ課題があることがわかりました。

 

1つ目は装置自体の機能で、ごみを大量に回収できることは大前提で、その上で安全で、魚は取らない、労力がかからない、安価でメンテナンスフリーな設計である必要があります。

2つ目は、環境の問題で、どんなに良い装置でもそこにごみがなければ意味がないため、ごみが多い場所や時期の特定が必要です。

この2つ目の環境の問題は、大学や研究機関でも変化が大きい海では予測計算することが難しいということが実験中に問い合わせをする中でわかってきたことでした。

 

そこで、今回、回収装置の発動条件と設置条件を調べるためのデータを蓄積をしつつ、

現実的に効率よく回収できる技術開発をするために海洋ごみ回収データの買取・マップによる見える化に挑戦することにしました。

  

活動をより拡大させるため、正直勇気も必要です。

拡大するということは変化を受け入れるということ、「今のままの活動でも十分いいことやっているじゃない」そういう声はよく聞きます。

しかし、海洋ごみ問題を解決から逆算した時、社会にはまだまだ足りない点が多すぎること、

足りないなら自分達で作るしかないこと。

他にはない唯一の組織になっていくための、Clean Ocean Ensembleの方針です。


Clean Ocean Ensembleは現場での一次情報を重視しながら実践的な活動を行う団体。

さらなる回収技術を開発するために、科学的なアプローチを取り入れた調査を進めています。

解決から逆算して今までになかった活動構築とより多くの人に関心を持ってもらい楽しく行動できるように経験豊富なメンバーと外部パートナーが揃ってきました。

 

 SURFRIDER FOUNDATION JAPANの簾さん(写真左)とインフルエンサーの竹中さん(写真右)も動画編集や発信で支えてくれました。


RICEメディアさんにも取材いただきました。広報担当の大西さん(写真左)。

 

荒川クリーンエイド・フォーラムさんには回収装置開発をサポートいただきました。

 

より科学的な調査を取り入れるために香川大学との調整をしてくれる調査担当の中國さん(写真左)。

 

マリンスイーパーさんとも協働で海洋ごみ調査をしました。ワークショップ担当の室谷さん(写真左)

 

ビーチクリーンを運営してくれている横田さん(写真右)とバックオフィスで支えてくれる小島さん(写真左)。

 

バックオフィスで支えてくれる佐野さん(写真左)と田中さん(写真中央)。メンターの平松さん(写真右から2番目)。ビーチクリーンと写真撮影でサポートしてくれる高橋さん(写真左から2番目)。

 

愉快で頼りになるクリアンメンバー

 

資金の使い道


初期システム開発費:約50万円
初期協力者報酬:約5万円
リターン準備費用&法人運営費:約36万円
手数料:約9万円


プロジェクトスケジュール


2023年9月 エンジニア&協働パートナーとの協働開始

2023年10月 クラウドファンディング終了

2023年11月 メール等リターン第一弾完了。プロトタイプ完成&試験開始 

2024年1月 HP上で海洋ごみMAPの公開開始

2024年2月 データ数&協働漁業者数を増やす声かけ強化開始

2024年7月 報告書等リターン第二弾完了。


最後に

「なぜ人生賭けてまで海洋ごみ問題に対してここまで頑張るのか?」よく質問されます。

確かに、途中で諦めてしまう理由は、ゆうに1000個はありました。それでも続けてきたから、今があります。

最後に少しだけ、僕自身の話をさせてください。

 

僕は21才の時に一人でバックパッカー・ヒッチハイカーで世界を旅した原点があります。きっかけは大学生の時に学んだ開発経済学でした。元々好奇心旺盛な子供だった僕が世界のことを知りたくなるのは自然の流れだったと思います。

しかし進学後、机上だけではなく実際に見に行かなくては本当のことはよくわからないままだと気づきました。

実際に世界を回って、ごみだらけの景色を沢山みてきました。

ごみ問題は誰もやりたがらない、人間の負の部分が表れているから放置されていると思いました。

誰もやりたがらないなら、なおさら誰かがやらなくてはいけない。

その後、JICA海外協力隊でアフリカに赴任し、この問題に本格的に挑戦しますが、悔しい思いを抱きながら帰国しました。

一人でできることは限られていると。

人を巻き込む力をつけなくてはいけない。

NPOを立ち上げたのは、自分なりの人を巻き込む意志の現れでした。

でも最初の2年間は上手く出来ず、組織も活動も拡大できずに、自分の未熟さを実感していました。

海洋ごみ問題を解決するためにより多くの人を巻き込んでと言いつつ、結局一人よがりで進めていました。

そのせいで組織を崩壊させそうになったこともあります。

資金ショートになったことも何回もあり、いったい何回自分には実力が足りない・資格がない・器がないと思ってきたかわかりません。

まだまだではありますが、今では多くの人に支えられ・応援いただき、何とか継続・前進することができています。

活動をしていると天候に左右され、自然の雄大さを実感します。香川には海の神様がいます。

海の神様に応援されているかもしれないと気づくこともあり、導きがあってここにいる。

実現するまでやってみようと思ったのです。

一人だった僕が、こんなにも多くの人に応援・期待され・支えられ始めて、

「これは自分の使命かもしれない」と感じたのは、とても自然なことでした。

Clean Ocean Ensembleは、海洋ごみ問題解決に向けて、希望を見せられるような挑戦と発信を続け、より多くの人にネガティブよりもポジティブな学びや新たな発見となる活動が作れたら。そう願って、チャレンジを続けていきたいと思います。

 

メンバー一同、応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


 

Clean Ocean Ensemble Web : https://cleanoceanensemble.com

Clean Ocean Ensemble SNS:https://lit.link/cleanoceanensemble

代表 note:https://note.com/yuki_egawa/n/n2d5ebfcdea80

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