自己紹介

こんにちは。和歌山県那智勝浦町、熊野古道沿いに立ちます開創1200年の薬師霊場 大泰寺の住職　西山十海と申します。檀家が減り、維持が次第に難しくなる地方寺院を何とかして未来につなぐことはできないか、８年前に住職に就任して以来、自分なりに奮闘してきました。2019年より宿坊を始め、2021年からお寺の脇を川が流れていることを利用して、坐禅とサウナを合わせた禅サウナの普及に取り組んできました。2022年、2023年の正月の行事に合わせて、クラウドファンディングを実施。参拝客の少なかった本尊 薬師如来の御開帳を広く知ってもらうとともに、禅サウナを通じて多くの人に癒しを届けられないか。集めた資金で、サウナ用具の更新を行い、よりよい癒しを皆様にお届けできれば、三方よしの取り組みになるだろうと試行錯誤しながら挑戦してきました。

今年は、大泰寺の第八世雪潭和尚様の150年忌に際した記念事業として大規模な文化財修復事業を行うため、サウナ用具の更新ではなく薬師堂の修繕をゴールとしてクラウドファンディングを行うこととしました。設定金額は50万円です。集めた資金は、風雨のために修復が必要となった薬師堂の改修費用に当てさせて頂きます。リターンは、例年同様、禅サウナに関連したものを中心に設定しております。中には、雪潭和尚様が書かれたものや、大泰寺が所蔵する水墨画を利用したものもございます。是非、ご購入いただき、大泰寺の文化財修復に貢献して頂くとともに、貴重かつユニークな禅サウナ体験を楽しんで頂ければ、うれしいです。

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは、老朽化が進んだ那智勝浦町の文化財でもある薬師堂の修復に要する資金１８０万円のうち、4分の１を集めることをゴールとしております。

プロジェクト立ち上げの背景

大泰寺の秘仏 薬師如来様は、年に3回のみ御開帳を行っています。1月8日の初薬師、1月13日の大般若の法要、4月8日の花祭りの3回です。しかし、この貴重な機会を多くの人は知らず、参拝者が少ない状況が続いておりました。こうした貴重な機会があることを多くの方に知って頂き、お薬師さんとご縁を結んで頂くとともに、現在多くの人が利用されている禅サウナの普及を同時に行いたいと思い立ったのが、プロジェクト立ち上げのきっかけです。ゴールとして、2年間は段々と劣化するサウナ道具の更新を設定してきましたが、今年は大泰寺 第八世 雪潭和尚の150年忌を記念して、文化財の修復・活用に資金を利用する予定です。リターンには、例年通りお薬師様のご利益を得た体験やグッズや大泰寺の水墨画を利用したオリジナルグッズを設定しました。

1回限りのプロジェクトではなく、毎年同じフォーマットで資金を募ることができるプロジェクトに育てたいと考え、毎年マイナーチェンジを行いながら、プロジェクトを継続しております。地方の古寺の文化財・景観維持のため、是非ご協力お願いいたします。

現在の準備状況

現在、和歌山県田辺市にある中村工務店に依頼し、修復計画を立てて頂いているところです。補助金の採択も得て、補助金で4分の１を賄うことができています。

リターンについて

リターンとして、雪潭和尚様や大泰寺が所蔵する水墨画を使ったグッズや、禅サウナを楽しまれる方向けのグッズを設定しております。グッズの多くは、本尊様の御開帳の際に祈祷したものであり、オンリーワンの貴重なグッズです。ご購入いただき、文化財の修復にご助力頂ければ幸いです。

水墨画を利用したアウフグーズ用うちわ

スケジュール

以下、プロジェクトのスケジュールです。
１１月　プロジェクト募集開始
１２月　募集終了
１２月   リターン発送開始。体験型リターンの実施。
2024年1月　プロジェクトのメインとなる法要の実施
2024年2月　プロジェクトの終了。修復作業の完了。

資金の使い道

文化財修復費：約４０万円
手数料(17%+税)：約１０万円

最後に

檀家が減る中で、寺院、そして所有する文化財の維持のためにはお寺のファンづくりが重要です。本プロジェクトを通じて、地方の寺院の苦しい現状を知って頂くとともに、田舎のお寺ならではの楽しい体験を通じて、ご支援頂ければ幸いです。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。