2023/10/25 22:33

クラファン12日目 残り60日


今日の患者さんは、ヘルニアの急性期の子でした。

実は、人も犬も季節の変わり目にヘルニアやぎっくり腰をしがちです。

みなさんも気をつけてくださいね。


飼い主さんが、悩まれていたのが、MRIを撮るか撮らないか。

MRI、時間がかかるため全身麻酔で行います。

犬の全身麻酔は人と違ってリスクがたくさんあり、易々とできるものではありません。

さらに、ヘルニアと確定されても、治療方針に変更はありません。

では、なぜMRIを撮るのか。

それは、他の病気の可能性を潰すためです。

ヘルニアに似た症状で、怖いのが脳腫瘍。

進行性の病気で命にかかわるものです。

が、彼の場合はいろいろ総合的にみて、脳腫瘍じゃない可能性が大です。

となれば、投薬を続けて経過観察がベター。

とは言え、飼い主としては何かしてあげたいですよね。

そこで、筋膜リリースの出番です。

筋膜リリースで、ヘルニアを治すことはできませんが、庇い痛みの軽減や、ステロイド服用による浮腫の解消、自己免疫を高まることで回復を早めるなどの作用が期待できます。

体に負担もないため、絶対安静でない限りは受けていただけます。


パテラ、ヘルニアなどにも強い筋膜リリース。

ぜひ、治療の一環に取り入れていただけたらと思います。

倉敷はまだまだ寒暖差が激しく、ヘルニアやぎっくり腰含めて、体調を崩しやすい時期です。

わんこも飼い主さんも養生してくださいね。


今日も良い1日でした!

明日もドキドキわくわくの1日になりますように!