紙に残す写真はそのプロセスがこの30年で随分変わりました。20年くらいまではフィルムで撮影し、現像してそれからプリント。現像も現像液も個人個人で好きなブランドや寝かし方があったり手でかちゃかちゃしながらそのリズムも人それぞれだったような気がします。現像液に浸し、停止液に浸し、定着液に浸しそこから水洗いをし乾燥させチェックをしていました。その後プリントをします。1枚ずつピントを合わせ露光する時間をチェックしながら試し焼きをし決定していく。そのプロセスは今ではとても贅沢なもののような気がします。手作業の贅沢さ、その作業に集中する時間はとても豊かかであり、瞑想のようなものでもあります。プランGとプランHでは路地裏パイン洋品店のまっちゃんと、写真のシルクスクリーン作品製作しています。発想から簡単なミーティングで盛り上がって写真の出力・表現にシルクスクリーンを加えたくて進めてきました。お互いはじめてのことで、ひとつひとつブレストしながらおととい「できたよ」という版を見に来て今日は紙にプリントする日。最初6版の予定で写真画像の分解を始めましたが、写真品質に近づけるのに今回試してもらう写真画像からはなんと17版になるということで、紙選びにも山本文房堂のお兄さんを捕まえてレクチャーしてもらいながら選ぶなど、10枚限定の贅沢な写真作品になります。実際やってみないと見えて来ない景色がいっぱいです。・裏路地パイン洋品店のまっちゃんとコラボシルクスクリーンで製作したリターン品もお楽しみにhttps://camp-fire.jp/projects/view/704465