道中の美しい棚田の風景を抜けると迎えるは700年の歴史ある温泉郷。
太陽が沈み、月が昇る。風が吹き、葉が落ちる。雨が降り、水が流れる。
日々の暮らしの中では、目を向けられなかったこと。
湯の鶴はそれらに触れ、感じるための時間をくれる。
RE:BORN...
水俣市は、人口約2万2千人の小さな街です。
一時は、人口5万人をも超え市勢は拡大の一途を歩み、水俣港が貿易港として指定される等、
国際的展望のもとに発展に向かって進んでいました。
今、水俣市においても全国的課題である人口減少による経済の縮小という大きな岐路に立っています。
そんな活気あるまちを取り戻す為に、市としても様々な取組みが行われています。
令和2年(2020年)7月には、「経済」・「社会」・「環境」の三側面の統合的取組により「自律的好循環」を構築し、未来にわたって豊かで活力ある地域社会を創造していこうとする提案内容が評価され、国の「SDGs未来都市」に選定されました。水俣市は、「みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち 水俣」を目指しています。
中でも、観光業は一つの核になり得ると思っています。
水俣には湯の鶴と湯の児の二つの温泉地がありますが、多くの旅館や店舗が閉じており淋しい状況になっています。
数ある観光地を見ても、海と山の温泉地が車で20分という近距離にあり楽しめる地域は貴重だと思います。
二つの温泉地の再興が水俣のまちを元気にするキモになると思っています。
永野温泉は水俣市街地より山間部へ約8㎞行った、湯の鶴温泉街にあります。
大正8年創業(約100年)の歴史ある老舗旅館です。
代表の永野豊照さんの父が自ら温泉を引いて湯治宿として営業をはじめました。
当時は、天草や八代の漁業や農業関係者の方々が繁忙期を終えて湯治のために長期で訪れていました。
長い人は一ヶ月くらい宿泊する人もいたそうです。
しかし、代表が高齢になり営業を続ける事が出来なくなりました。
それから、15年の時間が経過しています。
建物の老朽化が進み、再開するにも大掛かりな改修工事が必要で、
温泉や宿をどうしていくか代表やご家族ともに悩んでおられました。
これまでの永野温泉や湯の鶴温泉街の歴史や
これからのこの地域、そして水俣の事を想うと、なんとか旅館を再興させたい!!と強く考えるようになり、
このプロジェクトを立ち上げました。
歴史ある湯の鶴温泉街ではゆっくりと流れる時間とまちを包み込む自然に癒される場所です。
湯の鶴温泉ではそれぞれの旅館が泉源を所有し、異なる泉質を楽しむことができます。
ここ永野温泉は、源泉かけ流しで、泉質はアルカリ性単純温泉。無色透明のお湯は、つるつるとし て肌にやわらかく
肌荒れやアトピーなどにも効果があり、美肌の湯と言われています。
また、外傷や打ち身、筋肉痛、リウマチなどにも効果があると言われています。
この自慢の泉質をこれからも沢山の方々に体験して貰うためにもこのプロジェクトにチャレンジします。
建物の改修については、2階から1階まで雨漏りが酷く部分的な解体工事と防水工事が必要となります。
改修後には、1階に温泉とカフェスペース、
2階に宿泊部屋を設け、一日中やすらげる宿にしたいと考えております。
このプロジェクトが成功した後は、
更に湯の鶴温泉街を盛り上げていくために
湯の鶴温泉街アウトドアフィールドプロジェクト。を考えています。
湯の鶴にある自然やロケーションを活かした体験型温泉地に向けて、
キャンプ場やサウナなどを提案したいです。
焚火イベントや地酒などを嗜む酒祭り、マルシェのイベント企画など。
唯一無二の時間と空間を提供できるよう、地域の方々と一緒に進めていきます。
永野温泉をきっかけとして、
皆様と湯の鶴温泉を紡いでいけることを願っています。
現在、永野温泉再興に向けて準備を進めており、
SNSを中心に宣伝・告知を行っています。
また、水俣市役所の協力や地域の方々の協力を得てプロジェクト進行中です。
来年の夏ごろにはOPENを予定しており、資金調達や建物改修の打合せ等をします。
2024年1月12日㈮【ガイアの夜明け】放送。
「守れるか ニッポンの温泉旅館」
日本の温泉旅館を支えてきた古き良き旅館。
しかし、その多くが人口減少や少子高齢化で
後継者不足や事業承継に悩んでいます。
そんな現状に立ち向かっていく各地の旅館や人間模様に迫った
ドキュメンタリーに永野温泉も取り上げて頂きました。
是非、ご覧ください。
R5年12月 クラウドファンディング開始
R6年1月 【ガイアの夜明け放送】
R6年2月 クラウドファンディング終了
R6年4月 建物改装開始
R6年8月 プレオープン
R6年9月 オープン
R7年3月 リターン発送
集まった資金は全て建物改修費になります。
目標金額を超えた場合も改修費に充てたいと考えております。
改装費:約5,000万円
手数料(17%+税):1,122万円
私たちは、本プロジェクトを通じて湯の鶴温泉の歴史や観光資源を守り
次世代につないでいきたいと考えています。
水俣市が掲げる「みんなが幸せを感じ 笑顔あふれる元気なまち 水俣」を目指す為にも
水俣の温泉街の灯りを一つでもともす必要があると感じています。
そして、日本が抱える多くの問題解決のヒントがここにあるかもしれません。
このプロジェクトが成功した暁にはそんな日本の一筋の光になれたらと思います。
そのプロジェクトへの皆様のご支援を
どうぞ宜しくお願い致します。
水俣の地でお逢いできます事を心より楽しみにしています。
ー永野温泉ー
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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