今回の活動報告は、わたしの自己紹介をさせていただきます。
少し長くなるので、何回かに分けてお話をさせていただこうと思います。
(何回になるか分かりません。汗)
わたしは、社会人となって以来、長年色々なものづくりをしてまいりました。
大学で修士課程を修了後、2年間の博士課程に在籍し、その後京都のベンチャー企業でインクジェットプリンター用インクの開発に携わりました。そこでは、いわゆる当時ベンチャー企業として、世間から注目を受けるようになり、様々なメディアに取り上げられることも多い状態でした。
ベンチャー企業ということで、同業の企業もほとんどなく、研究開発に関しても誰に、何処に教えを乞うこともできず、社内のメンバーで試行錯誤し、みずから切り開いて進めていかなければならない環境でした。そのため、業務的にも開発だけでなく、品質、製造を含めモノづくりに関する業務を全てこなす必要があり、大変でした。しかし、多くのことを経験し学ぶことが出来ました。そのおかげで賞(平成13年度京都中小企業優秀技術者賞)を受賞することもできました。また、特許も多く出願した経験もあります。
時には、みずから取引先の企業様や、お客様のところに伺い営業的な業務もやっておりました。そのため、若いころから色んな意味で鍛えていただけたのかと感謝しています。
しかし、ベンチャー企業であった所以、業績の浮き沈みが激しかったです。景気の良い時は中国へも工場が進出し、新工場の立ち上げにも関わることができました。しかし、ついには会社を閉める事となり、転職することに至りました。
そこから、さらに私の経験に磨きがかかって来ました。
化学品メーカーでは、研究開発として商品の開発に携わり、また新工場立ち上げのためにプラントメーカー様と全国を飛び回ったりしました。
素材メーカーでは、大学の研究室や国の研究機関とお仕事をさせていただく事が増えたり、今まで以上に多岐にわたる分野に関わることになりました。
しかし、様々なモノづくりに関わりましたが、どうしても分野的には工業の基礎となる原料や、研究における基礎となる分野に関係することが多く、普通の生活では目する事がない分野ではなく、そのため自分の業績や成果がハッキリと目に見えた形として現れることが有りませんでした。
そういったことで、いつしか直接的に人々に関わることができるモノづくりをしたいと考える様になりました。
次回につづく