本革 の付いた活動報告
こんにちは!!今回は財布に使用したレザーをご紹介したいと思います。有名なレザーなのでお聞きしたことがあるかもしれませんが、「姫路レザー」を使用しました。タンニン鞣しという植物タンニンを使用したのなめし方で非常に時間や手間のかかる日本でも珍しい「ピットタンニンレザー」と呼ばれています。ピットとは「ドラム」ではなく「プール槽」でタンニンをゆっくりと1ヶ月かけて染み込ませる鞣し方になります。メリットとして革繊維が固く締まっており、油分が多く含まれるため曲げに強いといった特徴があります。今回使用した牛革は、しっかり色味があるのに対して表面はマット感があります。起毛素材やマット感のあるレザーは色がくすみやすいのですがしっかりと大人の雰囲気を纏っていてしかもソフトタッチな肌触りです。その秘密は皮の表面を「銀擦り」という目の細かいサンドペーパーで丁寧に擦ったような微量な起毛感がソフトな触り心地を生み出しています。時間をかけて自分にとって体の一部のような愛着が湧くお財布になると思います。