2014年に竣工した新校舎
静岡朝鮮初中級学校は1964年4月1日に静岡市中島にて開校した、在日朝鮮人子弟のための民族学校です。
静岡県では、1945年8月の朝鮮解放後、「民族の継承」を目的とし子どもたちに母国語を教えるため「国語講習所、夜間学校」が設置され、民族教育が始まりました。
1946年に浜松市に初の民族学校が誕生して以降、現在は静岡朝鮮初中級学校が静岡県下唯一の民族学校として、県内各地から在日朝鮮人の子どもたちが通っています。
開校初期の静岡ハッキョ
1967年に建てられた鉄筋3階建て校舎
来年、開校60周年を迎えるにあたって、直近の課題として提起されたのが、今回のプロジェクトで協力をお願いしたい、「ブロック塀撤去事業」です。
現在、学校東側と西側にあるブロック塀は合計で103メートルと長く、高い場所では2メートル以上あるブロック塀です。
また設置から数十年がたち老朽化しているとともに、いくつかの個所では傾きも見受けられ、早急な撤去が必要となります。
私たちは将来起こりえる地震などの災害を見越し、近隣住民の安全と学生たちの安全を確保するために撤去事業を行うこととなりました。
ブロック塀撤去のためには当然のことながら撤去費用と補修美化費用がかかります。
朝鮮学校は各種学校として学校法人の認可を得て運営していますが、日本の私学学校とは違い地方自治体からの補助金なども少なく、子どもたちの授業料や主にはハッキョを支援してくださる在日同胞の皆様や、日本の方々の寄付によって運営をまかなっております。
しかし、学校の財政状況は非常に厳しく、静岡地域同胞の寄付にも限りがあります。
なので、今回この「クラウドファンディング」という形で、よりたくさんの方々のご支援をお願いすることとなりました。
平成30年6月18日の大阪府北部の地震では、ブロック塀倒壊で大きな被害が出ました。
静岡市でも東海地震などの懸念があるため、ブロック塀・石塀・れんが塀などの倒壊または転倒による災害を防止するため、緊急安全点検を実施してきました。
静岡朝鮮初中級学校も東側と西側のブロック塀を静岡市職員、町内会長も一緒に立ち合い点検した結果、撤去しなければいけない対象だと確認されました。
静岡朝鮮初中級学校に異国日本の地で暮らす在日朝鮮人にとって、民族性を育む唯一の場であるとともに、同胞たちが集う心の拠り所であります。
また、静岡朝鮮初中級学校の2階講堂は災害時の避難所に指定されており、避難した住民の方々を危険性がなくなるまで必要な時間滞在させ、または災害により家に戻れなくなった住民の方々が臨時的に生活する場所にもなっています。
しかし、災害時にも学生と同胞たちを守るのはもちろん、地域の安心と安全を真に担保する朝鮮学校にするためには、危険なブロック塀は早急に撤去しなければなりません。
来年の学校創立60周年に向けて「静岡朝鮮初中級学校創立60周年記念事業実行委員会」が11月5日に発足し、この「ブロック塀撤去事業」を皮切りに様々な記念事業が行われる予定です。
また、11月からは本格的な撤去事業も始まっております。
3000円 お礼のメッセージ
5000円 メッセージカード
10,000円 創立60周年記念オリジナルクリアファイル
30,000円 創立60周年記念オリジナルクリアファイル+学生たちの習字によるポストカード
50,000円 学生たちの習字によるポストカード+学校生活を収めたDVD
100,000円 新しく整備されるフェンスに設置するプレートへのお名前入れ
※ 静岡朝鮮学園は学校法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
11月 学校東側・西側のブロック塀の撤去
12月 撤去後の補修美化作業
1月 クラウドファンディング終了
4月 学校創立60周年
10月 学校創立60周年記念式典
撤去費用:約70万円
(撤去費用合計 約200万円ー静岡市補助金約130万円)
補修美化:約180万円
(新しいフェンスの設置費)
私たちはブロック塀を撤去補修し、子どもたちが安心して学び活動出来る環境に改善し、「在日朝鮮人として学び育つ場、在日同胞たちが集い、日本社会と結ぶ場」としてのウリハッキョをこれからも守り発展させていきます。
静岡同胞の皆様、日本各地の在日同胞の皆様、そして日本の友人の皆様、どうか温かいご支援をよろしくお願い致します!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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