こんにちは、北海道の十勝エリアの士幌町で酪農家を営んでいる古田全利です。
この度は、多くのプロジェクトの中から私たちのプロジェクトを見つけていただきありがとうございます!
北海道の牧場としてはかなり小規模な、50頭前後という飼育頭数で酪農を営んでいます。
この度、自分たちの牧場だけで生産した牛乳を使ったアイスクリームの製造・販売に挑戦することにしました。
ただアイスクリームを作るだけでなく、私たちがこだわり抜いたのは以下の3つです。
・搾りたての仔牛さんが飲むミルクをそのままに味わえることにこだわり抜いた
・添加物を気にする方でも安心して食べられる添加物不使用のアイスクリームをたくさんの人に届ける
・乳製品を食べることで牛さんのことを思い出す、感謝するきっかけをつくりたい
私たちが搾った牛乳の風味を守り作ってくれたアイスクリーム屋さん、そしてその思いをどう届けるかを一緒に考えてくれたデザインチームとタッグを組んで作り上げてきましたので、ぜひ一度私の思いを読んでみてください。
牛さんの贈り物を、みんなに届けたい
私は小さな頃から北海道士幌町で育ち、今の場所で父親が牧場を営んでいるのを目の前で見てきました。
ストイックな父親が作る牛乳は、常に地域の中で1,2番を争うほど質が良く、毎年表彰されるほどでした。その努力を見てきた私は、「いつか父親と同じように質の高い牛乳が生産できる牧場を経営したい」という思いが募っていきました。
時は流れ、30歳の時に牧場経営を継承。
日々、自分の理想とする父が作っていた「質が高く安心安全で美味しい牛乳作り」に励んできました。その成果が現れはじめたこともあり、2018年度からは、よつ葉乳業が生産者を限定し製造している「生産者指定牛乳」というプレミアムな牛乳を生産できる酪農家の一員にもなることもできました。
そうそう、私は、古田牧場を支えてくれている牛たちのことを「牛さん」と呼んでいます。これは、あえてそう呼んでいるというよりかは、私の癖でもあるのですが……。
酪農においての牛は、いわゆる経済動物とされています。しかし、私はそんな牛さんたちに単なる商品として以上の思いを抱いてきました。子どもの頃から一家の暮らしを支え、私たちのこだわりに応えてくれた、そんな存在のことを「牛さん」と呼んでいます。
古田牧場の牛乳の特徴
そんな古田牧場の牛さんたちが作る牛乳は、以下のような特徴を持ちます。
◆非遺伝子組み換えの飼料
手作業で牛さんたちと触れ合うことで体調を見守り、飼料は非遺伝子組み換えのものを与えています。丁寧に育てられた牛さんから搾った生乳は上品な味わい。士幌町内でも高い品質を誇る牛乳の味を、お楽しみいただけます。
◆生産者指定の牛乳を生産
普段の牛乳は「よつ葉乳業」に出荷していますが、「生産者指定」という牛乳は、地域で14軒の限られた牧場から出荷されるプレミアムな製品として並びます。この指定牛乳は、更なる安全・安心な牛乳を目指し、牛に与える餌の基準を厳しく設け(遺伝子組換え品混入率5%以下の飼料)牛が食べるものにもこだわって育てた牛から搾るという厳しい基準をクリアした牛乳です。
◆風味が味わい深い
牛乳の質はもちろん、味も自慢です!古田牧場で生産する牛乳は風味が豊かで香りが立つといいますか……本当に美味しい牛乳なんです!
搾りたての牛乳を私たちのために分けてもらう。そのありがたさがわかるくらい、自信を持ってお届けできる美味しい牛乳を作っています。
古田牧場が、なぜアイスクリームを作るのか。
そんな自慢の牛乳を、なぜアイスクリームにするのか。
実は牛乳の出荷には、こんな仕組みが成り立っています。
まず、酪農家が生産した牛乳は、通常他の牧場のものと一緒に、牛乳パックなどの乳製品になって出荷されます。この仕組みは、牛乳を安定した品質、金額で消費者に届けることのために必要なもの。また、商品を安全に届けるためには、メーカーさんとの協力が不可欠です。
しかし、自分自身の力で美味しい牛乳が作れる自信がついてから、こんな思いが強くなりました。
「いつか自分がつくった牛乳だけで、直接、消費者の方に届けたい。風味豊かな牛乳を実感してほしい」
そんな思いが大きくなり、「自分がつくった牛乳だけを皆様に届けるにはどうしたらいいか?」を考える日々が始まりました。そこでたどり着いたのが、「アイスクリーム」という手段だったのです。そのままの牛乳は賞味期限も短い一方、アイスクリームは保存が効くので、遠方の人に届けやすいというメリットがあります。
「私たちの思いとこだわりが詰まった牛乳を、美味しく全国に届けることができるのは、アイスクリームしかない!」
そんな決意を胸に、アイスクリーム開発に挑戦することになりました。
そんなアイスクリームを製造するために、自分たちだけで試行錯誤していましたが、なかなか理想に届かない日々が続きました。思い悩んでいる時に出会ったのが、帯広市でグラシエというアイスクリーム屋さんを営む岸本さんです。
岸本さんは私たちの思いと情熱を汲み取ってくれ、アイスクリーム作りに協力をしてくれることに。岸本さんは、私たちの牛乳を飲んで「ぜひ一緒にアイスクリームを作りましょう!」と決意を固めてくれました。
岸本さんの知識と技術をお借りしながら、搾ってすぐに感じることができる牛乳の香り、風味をどのように残すかに挑戦してきました。
そしてできたのが今回、提供予定となるアイスクリームです。
添加物を入れずに牛乳の本来の味と風味だけで美味しくいただけるアイスクリーム。牛乳本来の甘さを最大限引き出し、さっぱりと、しかしアイスとしての良さをしっかりと残して仕上げています。普段アイスを食べない方でもぺろっと食べてしまえると評判です。
このアイスクリームを通してどんなことが起こるといいか
今回クラウドファンディングに挑戦する大きな理由は、「アイスクリームを作ること」そのものではありません。
アイスクリームを製造するだけではなく、「アイスクリームをたくさんの人に届けることでこんなことが起こったらいいな」、という思いが、クラウドファンディングを利用したきっかけです。
①アイスクリームを食べることで牛さんを思い出し、感謝する時間を1秒でも作ること
私は、とにかく美味しく安全な牛乳を作り続けることを第一に考えていたのですが、酪農家として牛さんを身近に感じてもらうきっかけを作りたいとも思っていました。
私が住む北海道のような地域にいれば牛さんが身近にいることは当たり前かもしれませんが、そうじゃなければ、毎朝毎晩、牛さんから牛乳が搾られていることをイメージすることは難しいと思います。
アイスクリームを食べることで牛さんのことを少しでも想像できる機会が増えたらいいな、そんなことを妄想しています。
当たり前に毎日摂ることができる乳製品の背景には、必ず生きている牛さんがいます。酪農家であるところの自分は牛さんに感謝をすることを忘れたことはないのですが、どうやったら消費者の方々が牛さんのことを思い出すことができるだろうかを考えてきました。
「今日もまた牛を愛そう」
その結果、製品名やパッケージデザインにもその思いが伝わるように最大限工夫を重ねました。
アイスクリームの商品名は、「今日もまた牛を愛そう」。
もしかしたらこのネーミングは少し奇抜すぎないか?と思われた方もいるかもしれません。実際に私もそう思った一人です。でもいまは、このネーミングとパッケージで私の思いが伝わると自信を持っています。
まずこのパッケージを手にとると、「牛を愛そう」という文字が目に入ると思います。「牛を愛そう」という思いは、普段生活している中では思い浮かばないはず。アイスクリームを食べる日常のささやかなご褒美の時間、この文字が目に入ることで、アイスクリームの原料となる牛乳をつくっている牛さんのことを思い出すはずです。
そうして口に運ぶ冷たいアイスは、生乳本来の味わいを伝えるさっぱりとした口当たり。1日の中のご褒美の時間が、自分を労り、牛さんを思う、そんなスペシャルなものになったらいいなと願っています。
そしてデザインは、「牛さんからの届け物」ということがわかるように、日本古来の水引きのデザインを採用することにしました。このアイスクリームは牛さんからの届け物であるという意味と、大切な人への贈り物にもぴったりなデザインになるように工夫しました。
また、ソフトクリームのパッケージは、ソフトクリームならではの可愛いうずまきが横から見えるように、高さのあるクリア素材に。
それぞれのフレーバーの色味も見えるように、カップにおさめているところがポイントです。
そして、このアイスクリームを通して、わたしたちや牛さんのことだけでなく、私の暮らす士幌町のことも知ってほしい!そんな思いを表現すべく、ソフトアイスのフレーバーは「地域の特産品」を選びました。
じゃがいも
とうもろこし
シーベリー
ハスカップ
そして、さらにフレーバーのバリエーションが多いカップアイスも展開します。
美味しく安全、手に取って食べても、写真に撮っても楽しい時間を過ごしていただきたいと思っています。
スケジュール
24年4月30日 クラウドファンディング開始
24年5月下旬〜6月上旬 道の駅ピア21しほろで古田牧場の牛乳を使用したソフトクリームの提供開始予定
24年6月下旬 クラウドファンディング終了
24年9月下旬 リターン品の発送開始予定
資金の使い道
いただいたご支援はリターンの商品代やCAMPFIRE様の手数料、アイスクリームを販売するための運営費に充てさせていただきます。
リターンについて
今回ご用意したのは、アイスクリームそのものはもちろん、「牛を愛する」体験ができるリターンたち。
※5月20日にリターンを追加しました!
※5月15日にリターンを追加しました!
また、すべてのリターンには道の駅ピア21しほろで食べられるソフトクリームの引換券が含まれています。実は、道の駅ピア21しほろでは、2024年5月末頃から古田牧場の牛乳を100%使ったソフトクリームが提供されるんです!ぜひ士幌町にも足を運んでほしいという思いを込めて、一つひとつリターンを考えました。
特におすすめしたいリターンをご紹介いたします!
①「シンプル応援プラン」2000円
「まずは応援したい!」という熱い思いをお持ちの方には、シンプルな応援プランをおすすめいたします。道の駅ピア21しほろソフトクリーム引換券をお届けするので、ぜひ士幌町へ実際に来てみてくださいね!
②「カップ&ソフトアイス全フレーバープラン」11,369円
「とにかく『今日もまた牛を愛そう』を食べたい!」というアイス・ソフトクリーム好きの方にイチオシしたいプランです。一度にお送りすると冷凍庫に入り切らないため、二度に分けて発送時にお届けできる全てのフレーバーをお届けします!!どのフレーバーが届くかはお楽しみ。ぜひお気に入りの味を見つけてください!
③「カップ&ソフトアイスセットプレゼントプラン」39,369円
「遠くに住んでいる家族や友達にアイスをプレゼントしたい!」という方にぴったりなのがこちらのプラン。カップアイスとソフトアイスの詰め合わせ12個を、計5箇所に送ることができるプランです。「今日もまた牛を愛そう」は、誰かへの贈り物にもぴったりなアイス。
北海道を離れて久しいご家族や、お子さんのいるご家庭へのプレゼントに、ぜひご利用ください!
最後に
私たち古田牧場の牛乳や牛さんへの思い、そしてアイスクリームに託した思い、感じていただけたでしょうか?
私たちのアイスクリームを食べ、そして牛さんを愛する仲間が増えていくことを願っています。
皆様からのご支援、お待ちしております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るご支援を賜りありがとうございました。
2024/10/19 21:30こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
終了まであと5日になりました!
2024/06/12 12:42クラウドファンディングも残すところあと5日になりました!たくさんのご支援ありがとうございます!牧場は牧草収穫時期真っ只中!美味しい牧草を作って牛さんに喜んで食べてもらえるよう、そして、美味しい牛乳、アイスクリームのため作業します!クラウドファンディングもラストスパート!プロジェクト達成に向けて頑張ってまいりますので、更なるご支援ご協力のほどよろしくお願い致します。今日もまた牛を愛そう!古田牧場株式会社Monokuro-Brown古田さおり古田全利 もっと見る
アイスクリームのパンフレットが完成しました!
2024/06/06 18:00クラウドファンディングも残すところあと11日になりました!たくさんのご支援ありがとうございます!この度、パンフレットが完成致しました!古田牧場の生乳を使ったアイスクリームをより深く知っていただけるよう想いを載せさせていただきました!プロジェクト達成に向けて頑張ってまいりますので、更なるご支援ご協力のほどよろしくお願い致します。今日もまた牛を愛そう!古田牧場株式会社Monokuro-Brown古田さおり古田全利 もっと見る
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