能登地震のニュースを見ながら、歴史を遺すことの意義について改めて考えてみました。
このクラウドファンディング活動をしている中で、「なぜ百年も前のことを掘り返すの?」「そんなことをしたら、また賠償金を要求されるのではないのか」といった反応をされる場面がありました。また群馬県では、太平洋戦争中に労務動員された朝鮮人労働者を追悼するための碑を、撤去しようという圧力が強まっています。
人間は、自分たちが過去にしてしまった過ちを「忘れてしまいたい」「できればなかったことにしてしまいたい」と考える習性があるのでしょうか。
年明けに起きた能登地震でも、SNSを中心に、「外国人窃盗団が能登に向かっている」といったデマが拡散されて問題になっています。
「地震や事故後、SNSで相次ぐデマ 表示数稼ぎも『拡散前に疑って』」(朝日新聞DIGITAL)
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS135G0SS13ULLI001.html
歴史を学び、未来に遺す意義とは、過去の過ちやそこに至った経緯を多くの人が理解することで、同じ間違いを繰り返さないための人類共通の知恵とするこではないでしょうか。
地震のニュースを見ていて、そのようなことを改めて強く感じましたので、この場でも発信させて頂きました。