自己紹介
私たちは高知県内で、ノラ猫と共生できるまちを目指すために集まった、『なまえのない猫』のボランティアチームです。自分たちでできることで何とかしてみようと思う人達が集まり、ノラ猫のTNR活動を中心に活動を行っています。
TNR活動とは
対象となるノラ猫たちを捕まえて、不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻します。手術を受けた猫は子猫を生まなくなるので、今以上ノラ猫の数は増えません。
また、手術を受けた猫たちは餌やりボランティアさんに見守りをしていただき、一代限りの「猫生」を全うします。そしてチャンスがあれば、家猫になることができます。
つまり・・TNR活動とは
ノラ猫を少しずつ減らそうという活動です。
ノラ猫に困っている住民にとってもメリットがあります。
プロジェクト立ち上げの背景
高知県の地域の中には、TNR活動を行い耳カットをした『さくら猫』の姿を見かけることも多くなってきましたが、まだまだ浸透しておらず、猫除けにペットボトルを大量に敷地内においているお家、侵入防止で網を巡らせているお家が多い地域もあります。そういう地域や町内会はTNR活動が進んでおらず、ノラ猫が増えていく一方になってしまっています。
また、ボランティアが地道にTNR活動を行い見守りを続けているにもかかわらず、同じところで子猫の遺棄が繰り返されている場所も多くあります。
このような状況を変えたいと思い、 私たちは2019年よりTNR活動を行ってきました。
実績は以下のグラフをご覧ください。月平均にして40頭、昨年の実績は420頭になりました。
費用について
TNR実施数が年々増えると同時に費用も増加しています。TNR、ケガ・病気の治療費、ノミやダニ取り薬、地域猫の見守りのフード代金などで、市や県の補助金を差し引いても一匹当たり2000円程度の費用が発生しています。
現在まででかかった費用は、計上されている分だけでも100万円を超えています。ボランティア個人の資金や、ご支援いただいている方からの寄付金で賄ってきましたが、限界があり継続することが難しい状況です。
現在の活動状況
野良猫として懸命に生きる猫たち
この猫達は、高知市の某所に遺棄されていました。
まだへその緒が付いた状態で遺棄された子たちは、自力で食べることができず、亡くなりました。
この猫達は、外での生活で大ケガを負っていました。そのままにしておくことはできないため、避妊・去勢手術時に一緒に治療をしてもらいました。外での生活は決して安全ではありません。そんな中でも一生懸命生きている子たちばかりです。
ノラ猫の子たちは、そのほとんどが飢餓や、カラスやタヌキ、ハクビシンの餌食となり、無残にも死んでいきます。それでも飼い主のいない猫が増える要因は大きく3つあります。
① 飼っている猫や、飼い猫が生んだ子猫を遺棄する人がいること
「動物の愛護及び管理に関する法律」で禁じられており、動物の遺棄は犯罪です。それでも残念ながら高知県内の至るところで猫が捨てられているのが現実です。私たちは警察にその都度通報し、パトロールの強化などの協力をお願いしています。
② 飼い猫に不妊去勢手術をせずに、自由に外に出して飼っている方がまだまだいるということ
③ ノラ猫同士が繁殖して、子猫が生まれること
不幸なノラ猫をこれ以上増やさないために、私たちは活動を続けています。
リターンについて
地域猫のオリジナルポストカード、クリアファイル、手作りグッズ(ネコ柄)など
スケジュール
毎月1~2回活動を行い、1か月30匹のTNRを目標にしています。それ以外にも地域猫の見守り、支援活動は随時行います。
R6年3月31日 クラウドファンディング終了
R6年4月 リターン発送
資金の使い道
去勢避妊の手術代は、県や市の補助金を利用しても、差額はボランティアの負担となっているのが現状です。手術後には化膿止めとノミ・ダニ駆除を実施しており、またケガをしている猫には治療をすることもあります。
これらを含めて、1匹あたり約2,000円の負担となっています。
高知県の補助
不妊手術:1匹あたり10,000円
去勢手術:1匹あたり5,000円
※雄の手術に関しては実施計画を策定した地域のみの補助となり、頭数制限もあるため全額負担となる場合もあります。
高知市の補助
不妊手術:1匹あたり6,000円
去勢手術:1匹あたり4,000円
また、捕獲器やケージの購入、捕まえる際のフード代、TNR後の見守り用のフード代なども必要です。
年間約360匹のTNRをするために、360×2,000=720,000円のご協力をお願い致します。
最後に
高知県で不幸なノラ猫をこれ以上増やさないために、また、人と猫が穏やかに生活できる地域を目指すために、ご支援を募ることにいたしました。
猫も命ある地域の仲間です。
町内会や地域の方と協力し、町ぐるみで猫達のことを考えていくことで、地域の人たちとのつながりも持てれば、みんなで住みやすい場所にしていけると考えています。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るいよいよ最終日になりました!
2024/04/15 18:02いよいよ本日が最終日となりました。ご支援くださった皆様、応援してくださった皆様に深く感謝申し上げます。今でこそテレビ番組などでの放送のおかげで、保護活動やTNRが認知され始めていますが、まだまだ浸透率が低いのが現実です。そんな中で行うTNR活動や保護活動は、決して楽なものではないのが現実です。時には厳しい言葉を投げかけられることもありますが、私たちはこの活動を行うことで、必ずよりよい世界になると信じています。私には何もできないと思っていらっしゃる方もいると思います。ですが、暖かく見守ってくださるだけでも私たちにとって、とてもありがたいのです。猫が嫌いで、遠ざけることに力を注いでいる方の努力が、野良猫を減らすことへの努力に変わりますように。そして、ただ、外で産まれ野良猫として生きていくしかない猫達が穏やかな生活が送れるような、優しい日本になってほしいと切に願っております。これからもボランティア一同、頑張ってまいります。皆様、ありがとうございました。 もっと見る
R5年度TNR実績
2024/04/10 13:15R5年度のTNRの実績報告です。オス 149頭メス 161頭合計 310頭TNRに携わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。また、今年度もこのプロジェクトを支援くださった皆様のおかげで、継続してTNRを行うことができますことを、改めてお礼申し上げます。私たちのTNRではT: 捕獲の時は、捕獲機の放置はせず必ず見守ります。N: 手術の時は、術前は怪我がないか、異常がないか確認し気になることがあれば獣医師の先生に確認をしていただき、必要であれば処置をしてもらっています。術後も出血がないかどうか、様子がおかしくないか必ず確認をします。R: リリースの時も、出血の有無や異常がないかの確認を行い、捕獲した場所で、また、安全な場所でリリースしています。TNRは外の子たちにとって、一生のうちに受けられる最初で最後の医療になるかもしれない場です。外で生活していても、家の中で生活していても、大切な命に変わりありません。いい加減にしてはいけないと、ボランティア皆思っています。どうか、外の子たちの尊厳が奪われませんように。このプロジェクトも残り5日となりました。TNR後の見守り用フードや、保護している子達の医療費は継続的な支出となります。引き続きSNS等でのシェアをよろしくお願い致します。 もっと見る
TNRを行いました!
2024/04/02 10:473月24日(日)、19匹のTNRを行いました!春は恋の季節、雌猫達が妊娠する季節です。今回私達がTNRした雌猫のおなかの中にはこども達が宿っていました。TNRをした猫達の頭数より胎児の頭数が上回っており、雌猫の術後、胎児数を確認する度に複雑な気持ちになりました。きっとどこかで別の雌猫達は出産をしているでしょう。そしてまた知らない間に外の猫達は増えてしまっています。ですが、目の届く範囲の子達だけでもTNRをしなければ、今よりもっともっと増えてしまうのです。これだけは言わせてください。私たちは、断腸の思いでおなかの大きな雌猫を獣医師さんに託しています。毎回、命の尊さを実感しています。そして、これからもTNR活動を頑張ろうと思います。引き続き応援よろしくお願い致します。 もっと見る
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