「手にした本が、ふたたび希望をくれた」奥能登を走るブックカフェで本を届けたい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

能登半島地震で被災した珠洲市や輪島市の仮設住宅やコミュニティスペースへ「本」を届けるブックカフェを運行します。本を通じて、孤立しがちな暮らしの中に静かな希望と再生の時間を届けたい。奥能登の皆さんの声に応える、本で寄り添うプロジェクトです。ご支援は、本の購入やブックカフェの運行に充てさせていただきます

現在の支援総額

1,051,493

131%

目標金額は800,000円

支援者数

122

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/08/01に募集を開始し、 122人の支援により 1,051,493円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

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「手にした本が、ふたたび希望をくれた」奥能登を走るブックカフェで本を届けたい!

現在の支援総額

1,051,493

131%達成

終了

目標金額800,000

支援者数122

このプロジェクトは、2025/08/01に募集を開始し、 122人の支援により 1,051,493円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

能登半島地震で被災した珠洲市や輪島市の仮設住宅やコミュニティスペースへ「本」を届けるブックカフェを運行します。本を通じて、孤立しがちな暮らしの中に静かな希望と再生の時間を届けたい。奥能登の皆さんの声に応える、本で寄り添うプロジェクトです。ご支援は、本の購入やブックカフェの運行に充てさせていただきます

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

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 今年1月、珠洲市蛸島の仮設住宅団地集会所にお邪魔して、「奥能登を走るブックカフェ」を開かせていただきました。 

地震、そしてその後の豪雨による水害。 幾重にも重なる被害は、地域の方々の暮らしに深く、長く影を落としています。 

その中で、民宿を営む女将さんがこう語ってくれました。 

「震災では心が折れそうだったけど、その後の水害では心が折れてしまったの」 

避難生活が続くなか、水も物資も足りない日々。 ようやく再開できた宿でも、食事の提供はできず、タオルや寝間着も持参してもらわざるを得ない。 

そんな中で女将さんが、涙ぐみながらこう言いました。

 「来てくれるだけで、忘れないでいてくれるだけで嬉しいです」 

このような言葉に出会うたびに思い出すのは、2003年末に起きたイラン・バム地震で出会った、当時10歳の少女・ピルーズのことです。

 震災で家族を失い、孤児院で暮らしていた彼女は、沈んだ顔をしていた私を見て、こう言いました。 

「どうして悲しい顔をしているの?笑顔を見せてよ」

 笑顔を失っていた大人の自分に、笑顔で語りかけてくれたあの子のことを、私は今も忘れられません。 

そのとき私は気づきました。ボランティアができる支援とは、物を渡すこと以上に、「そばにいること」「耳を傾けること」なのだと。 

被災地で何度も繰り返し感じてきたことがあります。 

それは、「なくても生きていけるけれど、ほんとうはとても大切な支援」がある、ということです。 

本を手にして、少しだけ気持ちが落ち着いた。笑顔が戻った。誰かと話すことができたー 

そんな“なくてもよいように見えるもの”が、実はその人にとって、今いちばん必要な「心の支え」になることがあります。 

だからこそ、私たちはブックカフェを続けます。

来月9月には、再び奥能登に向かう予定です。 

今回のクラウドファンディングは、奥能登だけでなく、そしてカンボジアやラオスの村々でも、そうした“寄り添い”の時間を届けるためのものです。

心が折れそうなとき、そっと横にいてくれる誰かの存在。 たとえその場にいなくても、その「誰か」になってくれる。 

そんな仲間を、探しています。 ぜひ、この活動を、私たちと一緒に感じていただけたら幸いです。

エファジャパン事務局長

関尚士

写真右。左はいろは書店の八木さん

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