「商店街占拠」→http://syotengaisenkyo.wordpress.com/
■はじめまして。
立案者の勝亦優祐です。
■「商店街占拠」とは
今回のプロジェクトは吉原商店街(静岡県富士市)にある大きな立体駐車場を駐車場としてではなく、キャンプをしたり、音楽をしたり、映画を見たり、プールで遊んだり、アートを楽しんだりといったように使ってみようよ、というものです。それによって、地元民とツーリストが一緒に楽しめる空間を作ります。
■僕はある空間を発掘したと思いました。それを多くの人に見てもらいたいと思いました。
吉原商店街は50年前に建てられたコンクリートの建物によって構成されている。そのコンクリートの建物群はおよそ500mにわたり3階建程の規模で展開している。
メインストリートからは建物内の様子を伺うことはできない。しかし「吉原商店街」は富士市民がみんな知っているまちの中心市街地である。その広大な内部空間の状況は謎である。しかし、明らかに使われていない。その建物の中身を知りたい興味と使ってみたい欲が”商店街占拠”のきっかけである。
▲吉原商店街のコンクリートの建物群
▲立体駐車場屋上からみる、ビンテージ商店街と圧巻の富士山。地元の人でもあまりしらない穴場です。
▲商店街に隣接する立体駐車場。周辺には昔ながらの懐かしい雰囲気が流れている。
■プロジェクトで実現したいこと
地元民とツーリストが一緒に楽しめ、ゆったりと滞在できる空間を作りたいです。僕自身、日本や世界を旅するのが好きです。もちろん世界遺産や有名な場所を訪れる楽しみはありますが、一番楽しい瞬間は地元の人と友達になることでした。また、現地の人にとっても僕と話しているのが刺激になっているのが伝わってきました。だから、地元民が祭りのときのようにワクワクし、そこにツーリストが滞在することで、そこにいる、みんなが楽しい空間になるのではないでしょうか。
■資金の使い道
多くのアーティストやスタッフに支えられていますが、企画の運営費、PR費用、会場制作費が必要です。みんなで楽しめる空間を作るために、資金はすべてこれらに当てられます。
■リターン
リターンは3種類です。
(1)500円で富士山の絶景が楽しめる会場屋上でのドリンクを差し上げます。
(2)3500円で「吉原商店街廃墟部屋図鑑」(仮)。商店街占拠の狙いや街への効果、空き部屋の解説と写真を本にした物を2013年10月中に送付させて頂きます。
(3)6000円で会期の間、立体駐車場の1スペースをお貸しします。禁止事項以外で、どのような使い方をして頂いても結講です。みなさん、面白い使い方をしてください。この企画は決してこのまちの活性化だけが目的ではありません。普段この場所で暮らしていない人でも、この企画の参加の仕方はたくさんあります。地元の人とのコミュニティを作る企画なので、ただ見て回るだけの観光とは全く異なった経験ができます。
▲吉原商店街に埋もれている時間の止まった廃墟部屋
▲立体駐車場の5階内部写真。30m×30mの広さ!
■最後に
御一読ありがとうございます。みなさんと良い時と空間を共有できることを楽しみにしています!
あなたは地方都市の中心市街地の立体駐車場の1スペースをどのように使うことができますか? 多種多様な人やものが積層する何もない床にばらまかれることによって、どのような空間に立体駐車場は化けるのか?
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