自己紹介
はじめまして、学生団体レアスマイルです!
当団体は、津田塾大学の学生のみによって構成され、2023年11月現在5名のメンバーが所属しています。
【これまでの主な活動】
・週1回の対面ミーティング
・年1〜2回のカンボジアでの保健教育
・国内の中高生向けの出張授業
【扱っている分野】
①女子保健授業
保健教育の中でも特に性教育に重きを置いています。そして、わたしたちが行っている性教育普及活動のことを女子保健教育という独自の言葉で呼んでいます。その女子保健教育とは、女の子が将来必要な知識(生理・妊娠・性感染症など)を普及する性教育を指します。
②ニーズ企画
現地の孤児院のスタッフさんと話し合ってニーズを伺い、それに沿った企画を行います。ニーズ企画では主に、衛生教育を取り扱います。
少人数でも1人1人が高い熱意を持ち、女子だけの環境で遠慮なく性に関する話題を話せる環境で日々頑張っています!
【なぜカンボジアなのか?】
2009年、第一期代表がカンボジアを旅しながらあらゆる孤児院を訪れ、ある孤児院(バッタンバン州)に出会いました。そしてこの孤児院の置かれている状況を知り、改善したいとの想いで設立したのがレアスマイルです。2009年~2016年の7年間に渡って食料費支援を行ってきました。
「レアスマイル」は、クメール語の「光(レアスマイ)」と、英語の「笑顔(スマイル)」を掛け合わせた言葉です。
しかし、多額の食料費を支援することへの限界や、食料費の支援では孤児院の自立を促さないという気付きから、2016年12月をもって食糧費支援を終了しました。
その後のカンボジアでは今何が問題であるのか話し合い、ある事実を発見しました。それは、世界的にも高いエイズ患者率です。エイズ患者が多いのは、カンボジアでの衛生・教育体制が十分に整っていないことが原因でした。このような理由から、わたしたちは「女子保健教育」を新たな軸として活動することに決定しました。
現在でも、カンボジアでの保健教育は十分に行われておらず、田舎では特にそれが顕著です。性の話題のタブー視による保健教育の不拡充をなくすためにわたしたちはカンボジアでの活動を続けています。
【カンボジアでの性教育の現状】
「保健教育に関して学校ではあまり詳しく教えていない」
「親たちもまだ恥ずかしいと感じる文化があり、あまり子供に伝えない」
これは、レアスマイルの通訳を長年担当して下さっている方のお言葉です。
このことから、カンボジアにおいて性の話題がまだまだタブー視されていることが読み取れると思います。
【2023年夏渡航の様子】
2023年の夏に実際にカンボジアに渡航した時の様子をご紹介します。
2つの孤児院を訪れました。1つ目の孤児院には妊娠、出産、避妊などの性教育や手洗いなどの衛生教育を実施しました。子供達はとても真剣に、関心を持って授業を受けてくれました。その真面目な姿勢に感化され、わたしたちもより一層、性教育に熱心に向き合おうと思いました。
子どもたちと手を洗う練習をしている様子
2つ目の孤児院では女の子たちだけで行う生理の悩みについてのお話会を行いました。女の子だけでお話ができる環境で、みんな積極的に質問をしてくれました。
子どもたちと年齢が近い身近な存在であることと、女子だけで構成された団体であることが、レアスマイルの強みです。
このプロジェクトで実現したいこと
「カンボジアへ継続的に渡航し、孤児院にいる子供たちに対して性教育を行う」という目標がわたしたちの実現したいことです。しかし、今ある資金だけでは渡航に行くことができません。そのため、支援していただいた資金は2024年夏に予定しているカンボジア渡航での現地活動費用(移動・交通費、通訳費等)不足分として使用させていただきます。
毎回の渡航でかかる費用の大まかな内訳
①通訳費:約20~28万円(円高、円安の影響で変動あり)
私たちが伝えたい授業内容をしっかり子どもたちに伝えるために必要です。
②移動費(バス):約20~28万円
現地で複数の州に行くためバス移動は欠かせません。また、タクシーアプリなどは安全面を考慮し使用しておりません。専用バスを手配してもらい、孤児院や滞在ホテルまで移動しています。
③授業準備費用
授業準備費用は、カンボジアで行う性教育企画・ニーズ企画それぞれに使う費用です。
例)
・2023春渡航
企画:生理について、お仕事紹介、プライベートゾーンの大切さ、歯磨きの仕方
出費項目:ナプキン、模造紙、画用紙、孤児院に居る子どもたちへ寄付する歯ブラシ
・2023年夏渡航
企画:妊娠・出産・避妊について、洗濯/手洗い/整理整頓の仕方
出費項目:模造紙、画用紙
〜今後のスケジュール〜
11月28日 クラウドファンディング終了
12月~3月 Zoomによる支援先との交流
4~6月 渡航に向けて連絡を取り始める
7月~9月 渡航準備、渡航実現
9月~11月 渡航の振り返りと次回渡航の目途をつける
*なぜ直接現地に行くことにこだわるのか?
オンラインでの交流には、「性教育を伝える」上で以下のような限界を感じています。
・子どもたち全員の顔を見て話すことができないので、きちんと伝わっているのかどうか反応がわからない。
・双方の通信環境整備の限界
・子どもたちの集中力が続かない
・衛生教育の実施の限界(洗濯や手洗いなど)
・孤児院の視察ができない
これらのデメリットから、私たちは「現地に実際に足を運び」子どもたちに性教育を伝えることにこだわっています。"性教育"というセンシティブな内容を子どもたちに伝える上で、定期的に対面で子どもたちに会うことは関係性を構築する上でも重要だと私たちは考えています。
最後に
性教育は、すべての人が知るべき、知らなければならない分野です。誤った知識によって自分が傷つかないよう、そして相手を傷つけないために必要な命の教育です。わたしたちはこれからもレアスマイルにしかできない女子保健教育を行っていきます。そのためには皆さんのお力添えが必要です。ご協力よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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