自己紹介
NPO法人いずみの国の自然館クラブ副理事長の三輪健一郎です。大阪府立高校の教諭でした(4年前に退職、現在69才)。自然館クラブは設立19年目、会員は現在116名います。この中から積極的な精鋭が10名集まってクラウドファンディングに取り組んでいます。
※ 応援の声も多く頂いています。
いずみの国の自然館クラブの活動を応援しています。 大阪府立大学名誉教授 石井 実
このプロジェクトで実現したいこと
自然系博物館を目指して「いずみの国の自然館」を2023年3月和泉市の幼稚園跡地に寄附金だけで購入して作る事が出来ました。以前より和泉市から「和泉市自然環境調査」を毎年受託するなど和泉市を中心とした自然の記録を収集・整理を行ってきましたが、3月より広くどなたにでもご利用して頂けるよう公開し始めたところです。3月 とりあえず入口に「ようこそ看板」を手作りしました。みんな❣来てね❣
「いずみの国の自然館」は築45年が経過していますので、雨漏りがひどく修繕を行い、維持管理をしていく必要があります。
2024年4月からは、「いずみの国の自然館」として土日祝の正式オープンを始める予定です。平日についても今まで通り可能な範囲でご利用して頂けるようにします。具体的には、子どもたちの輝く笑顔と真の実体験を大切にする自然観察会の実施、
標本作成講習会や名前調べの会、実習付きの講演会、 年3回発行の会報作成、行事と同時に実施するゴミ拾いなどを行っています。自然館では、展示物、資料などを皆さんにもっと広く見て頂けるよう今後も地道な活動を続けて行きたい。自然館はどの世代にとっても自然を楽しんでもらえます。隣接する「さわらび緑地公園」と川遊びができる松尾川が自然館からつながっており、子供達が楽しんでいる姿を見ながらお弁当を広げられる東屋などもあります。数台停められる駐車スペース、トイレもあるので、ご家族で自由に自然を体感して遊んで頂けます。
いずみの国の自然館を拠点とした現在の主な活動は、
毎月の自然観察会
川遊びオオムラサキの手乗り体験
星空の観察会蛍の観察会
焚き火体験やお泊まり会
などなど今後も沢山の発見! 実体験をして頂きたいと願っております。
プロジェクト立ち上げの背景
和泉市には豊かな自然がありましたが開発が進み、自然と親しむ遊び場がどんどん少なくなっています。毎年文科省から発表される児童生徒の問題行動の多さを考えれば、好奇心の旺盛な子どもたちに感動を与え、情操を育むことが最重要課題と考え、NPO法人いずみの国の自然館クラブを2005年に設立しました。時間に余裕のあるシニアの方たちが、親子参加(子・孫世代)のイベントで積極的に関わって下さったこともあって、早いもので設立して満18年を迎えました。
この間、具体的な数値は分かりませんが、私たちは特に自然が与えてくれる感動(実体験)を大切にしたいと思い、単なる体験学習ではなく、生涯学習に繋がるような体験(七草がゆ・ヤブの中の探検・標本作成会・オオムラサキの飼育等)を系統立てて行っています。そのためには、毎月の自然観察会(219回(2023年12月現在))の実施だけでなく、調査・研究活動、資料の収集・保管と一般市民への展示・普及活動ができる自然史系の博物館とそれを活用する人材のネットワークがどうしても必要になります。
今までは和泉市の廃園になった幼稚園の1室だけを市からお借りして活動していました。以前より市は幼稚園跡地を売却する決定をしていたのですが、条件がなかなかそろわないと数年間に渡って引き伸ばされていました。この間和泉市とのやり取りを継続していましたが、2022年12月に突然売却の公示が行われあわてました。急遽会員や関係者からの寄付を募った結果、みなさまからの寄付金だけで2023年1月に一般事業者のライバルがいる中で奇跡的に1,551万円で落札に成功し、ついに3月に念願の「いずみの国の自然館」が出来ました。
1つの部屋から6つの部屋(工作室、標本・資料室、倉庫(給食室)・休憩室、事務室、多目的大広間、トイレ)に増え、最終目標の自然系博物館として使えるように、自分たちの力で整備しているところです。ところが、この中の工作室、標本・資料室、トイレの雨漏りがひどく、すでに、貴重な標本が水浸しになる被害も出ていてどうしてもお金をかけて業者さんに修理していただく必要があります。
近隣の博物館や自然系団体とのネットワークも構築しています。また現在、和泉山系に棲息している国蝶オオムラサキ(2023年度は約1000頭が羽化)を継続飼育しており、広く市民のみなさまに手乗り体験を提供しています。
《参加者の声》
私は実は虫が苦手、でも昆虫や生きものが好きな小学生の男の子が2人います。
自然館には車で行けて、トイレもあり、公園で遊ばせながら半日ゆっくり過ごせて、静かで良かったです。
川も入っていいよと言われたけど、入る所の草刈りはしときたいなあと感じました。(ゴメンナサイ三輪)
荷物を東屋に置いて遊歩道がどこまで続くのかと歩いたり、虫を見つけたり草や落ち葉で遊べてすぐ手を洗える。
お母さんが虫が苦手でも見つけた虫について話してくれるスタッフがいる事もすごく良かったです。
イチゴがなってて、食べていいよと食べながら、ランニングで寄り道した方と、虫の話したり、今やってる作業の話を聞いたり、焚き火する?とか聞いてくれたので、その日はしなかったけど、次は焚き火しよっか?とか話しながら帰りました。
大人が軽く世間話してる間、子供達がその辺で自由に遊ぶ事が出来る所が良いなと思いました。
何回か子供を連れていくうちに自然館の作業を親も子供も軽く20分ほど手伝だおうかな?程度の自由度のある部分も良いなと感じております。
私はエノキの木の下の落ち葉を集める作業を子供達としたのですが、子供達は5分ほどしか手伝わず、私は落ち葉を袋に入れながら何やかんや出てくる虫に鳥肌が出ながら集めましたが、虫が苦手でも少しでも手伝えて満足でした
現在の準備状況
毎月末に「自然館の日」を設定して、今後の話し合い(理事会と同時開催)やイベントを企画しています。
1月には和泉中央駅の駅頭などでPR活動をする予定です。
寄付を集めやすくするために寄付控除のできる認定NPOへの昇格を準備しています。
リターンについて
礼状をお送りします。自然缶バッジ、和泉市の自然写真を支援金に応じて同封させていただきます。 さらに支援者名簿(永久保存)に掲載して謝意を保存・閲覧できるようにさせて頂きます。 またご希望の方には、オオムラサキ手乗り体験や観察会などのイベント案内メールをお届けします。
スケジュール
2023年1月 和泉市立南松尾幼稚園跡地の入札に参加、1,551万円で落札
2023年3月1日 登記完了し、「いずみの国の自然館」を確保、以後敷地整備などの準備作業
2024年3月31日 クラウドファンディング終了
支援金は、大屋根の雨漏り修繕、ガス配管工事、水道排水管修繕 などに使います。
2024年4月1日 自然に関わるビジターセンター機能を併せ持つ「いずみの国の自然館」オープン
2024年4月 順次リターン発送(2ヶ月以内)
資金の使い道
2024年4月に「いずみの国の自然館」を無料オープンしたい。
現在は準備作業段階ですが、ほとんど毎日仮オープン(可能な範囲の公開、トイレはいつでも使用可)しています。
寄附金で購入できた幼稚園跡地は設備の老朽化が進んであり、屋根など修繕費の見積もりが400万円でした。
寄附金が200万円残っていますので、不足分200万円の支援が必要です。
最後に
奇跡的に大口寄附と関係者の寄付金だけで施設を取得することが出来ました。
天の啓示があったとしか思えないことでした。
NPO法人いずみの国の自然館クラブは収益事業を行っていません。
学芸員を配置した自然系の博物館を最終目標にしていますが、現在は人件費がほとんど掛からないボランティア活動です。
従って、大きな費用が発生する老朽化した建物の修繕費さえ捻出出来れば、活動を続けることが出来ます。
運営費は、個人会費、企業などからの賛助会費、市の助成金などでまかなえる予定です。
また、寄附控除ができる認定NPOに来年度昇格する予定です。
どうぞ支援をよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る