2024/01/20 12:49

こんにちは! 今回、星座早見盤カレンダー「星こよみ」のデザインを担当しました吉澤です。今回は「星こよみ」のデザインコンセプトと使い方についてお話しできればと思います。

普段、私はプロダクトデザインという雑貨や文房具などの立体物のデザインをする仕事をしています。そんな中、サンクラールさんとお会いする機会をいただき、Sプリズムプリント®︎についてお話しをお聞きしました。お話しを聞いて、実際にSプリズムプリント®︎を見たときに、想像以上のプリズムの輝きの感動は今でも覚えています。

その感動が伝わるようなプロダクトが作りたいと思ったのが今回のプロダクトが生まれたきっかけです。誰もがわかる輝きが活きるもの、それはどんなものだろうか?サンクラールさんの紙文具ブランドPOP-PAPERのデザイナーさん達とそんなディスカッションしているうちに生まれたのが「星」というキーワードでした。確かに、星の輝きは、Sプリズムプリント®︎との相性がかなり良いと感じました。さらに、カレンダーを合わせたら、同じ時を表すもの同士としてマッチするのではとも話しました。そうして生まれたのは星座盤付きカレンダー「星こよみ」です。


私が、今回デザインする上で大切にしたのは、「童心の時のわくわく」です。ふとした夜に空を見上げた時に、星の輝きを感じると子供のころのようにわくわくした気持ちになります。そんな体験のきっかけであり、そんな想像がひきたたせてくれるようなエッセンスを「星こよみ」に取り入れました。


まず、星を見たくなる体験として星座盤が触れることができるカレンダーであることです。これは、普段から星座盤とカレンダーが同時に見れるように設計をしました。上半分が星座早見盤、下半分がカレンダーとなっています。カレンダーは両面刷りとなっていて、表面で4月、5月、裏面で6月、7月が刷られています。これが1年分の3枚あります。星座盤とカレンダーは、金色の真鍮パーツとなっていてさらに輝きを演出します。


次に実際に星を見に行った時に、「星こよみ」を持ち運べるようにすることです。星座盤とカレンダーは上下分かれたものとなっており、つなぎ目は真鍮パーツとなっているので、簡単に折り畳むことができます。また、カレンダーは星座盤と同じ形になっていて、たたんだ時に星座盤が使いやすいものとなっています。


星座盤の使い方は以下通りです。1.円盤を回し、観測したい 月・日・時刻に合わせます。2.星を見る空の方角に対して、星こよみの同じ方角を下向きに合わせます。


プロダクトの設計を決めたあとは、いかに魅力的なものにするかを考えました。グラフィックのキーとなる何か良いイラストはないか。そう思い、製作ミーティングの時に、皆で良いイラストを探している時に、SNSで理想のイラストを描いてくれそうなchonaさんを見つけ、お願いすることにしました。chonaさんには「星こよみ」のシンボルとなり、プリズムの煌めきが活きるようなイラストをお願いし、濃淡のある水彩風な理想的なイラストを作成していただきました。


今回、chonaさんはじめ、多くの方が関わっていただいたプロダクトとなりました。特に、企画段階からディスカッションし、毎回、私のデータを確認していただき、Sプリズムプリント®︎用データを作成していただいているPOP-PAPERチームの方々、いつもありがとうございます。多くの方が関わった分、良いプロダクトになるように最後の最後まで頑張りたいです。

そんな中、これから本格的な仕上げに入る星座盤付きカレンダー「星こよみ」どうぞよろしくお願い致します。