映画好きな人は、
私が彼を語らなくとも
彼のことを既にご存知かもしれません。
俳優 櫻井拓也 Wikipedia
彼は、私の映画学校の同期であり
「犀の角」井土紀州監督作品で一緒に主演をやり
劇場デビューを果たした同志であり
いっつも一緒に呑んで語り合う親友でした。
時には、父のようで、時には、弟のような存在でした。
彼は、映画界からも、誰からも、愛され、必要とされている人でした。
市原さんと同じように
彼を失ってから今まで
彼のことを思い出さない日はなかったです。
今回の短編映画「あの人」も含め
私が描く作品は「失った人に思いを馳せる」ものが多いのには、
市原悦子さんと櫻井拓也くんとの別れが
大きく影響しているのだと思います。
好きなラジオで聞いたことがあります。
ー亡くなった人に想いを馳せた分だけ、その人の周りには花が咲くー
私が想いを馳せた分だけ、市原さんと櫻井くんの周りには花が咲く。
その花が私が創った「映画」を通して咲くのなら、もっと喜んでくれるかな?
きっと私が想いを馳せなくても、お二人の周りはたくんさんの花で満開だろうけど
ずーっとずーっと綺麗な花に囲まれて笑っていて欲しいなと、思うのです。
↑酔っ払いのさくちゃんと私