隠岐の島では少子化や高齢化が進む一方で、ペットを迎える家庭は増えています。
ペットとの暮らしは毎日を豊かに彩り、人々に幸せを与えてくれます。
そして、いつか必ずお別れの時を迎えます。
その時にきちんと供養してあげたいと思うのは当然のこと。
しかし、隠岐の島にはペットの火葬場がありません。
最後のお別れを心安らかに迎えるためには、隠岐の島にもペットの火葬施設が必要です。
心を込めて天国へ旅立たせてあげたい。一緒に過ごしてきたこの島で、思い出を振り返りながらお別れをしてほしい。
『離島だから仕方がないと諦めたくない!』
私たちは同じ思いの仲間を集めて、NPO法人あにまるサポート隠岐を設立しました。
人とペットが最後まで寄り添って暮らせる島にするために、ペットの火葬場を作ります!
皆様はじめまして!
まずは、このプロジェクトに興味を持っていただき誠にありがとうございます。
私たちはNPO法人あにまるサポート隠岐です。
島根県の離島、隠岐の島町で初めて結成された動物愛護の為のNPO団体です。
まだ設立したばかりですが「ペットに優しい隠岐の島」をコンセプトに活動をしています。
私たちの活動目的はペット用火葬施設の設置と運営、ペットと飼い主の為の様々な活動や事業です。
殺処分ゼロの島を目指し、飼い主間の情報交換や連携・助け合いの場を提供します。
犬のしつけ教室や猫の避妊・去勢手術の意識を広め、不幸な犬や猫の里親探しの手伝いを行います。
▼ 隠岐の島町とは…
私たちが住む隠岐の島町は島根半島の北方、日本海に浮かぶ歴史ある美しい島です。隠岐諸島のうちの一つで島後と呼ばれています。
ほぼ全域が国立公園に指定され、世界ジオパークにも認定されています。
そして、隠岐の島町には動物病院・トリミングサロン・ペットホテル・ペット同伴可能な宿泊施設・ペットと一緒に楽しめるレジャー施設などもあります。
ペットと暮らすのはもちろん、ペットと訪れるのにも最高の島です!
隠岐の島町は「大自然に囲まれ、ゆっくりと流れる時間の中でペットと過ごせる島」そんな素敵な場所。
これまで、個人で町役場にペット用火葬炉の設置と運営のお願いをされた人は多くいましたが、残念ながら願いが叶うことはありませんでした。
そこで2022年7月、有志数人が[町役場にペット用火葬炉の設置と運営を求めて]1ヶ月間の署名活動をしました。この活動は賛同者が新たなボランティアとなってすぐに広がりました。
人口約14,000人のこの島で、集めた署名数は2,400名以上!署名活動をした人たちの本気と、どれだけ多くの人が切望しているのかが分かります。
これらの署名は隠岐の島町議会議員6名が紹介議員となり、2022年9月に「ペット用火葬施設の公設公営を求める請願」として町議会に提出され、全会一致での採択となりました!
その後、町役場担当課との話し合いを重ねましたが残念ながら「公設公営ではなく民設民営として、できる限り支援する」との最終回答でした。
そんな中、火葬炉の必要性を身をもって実感し隠岐の島にペット用火葬炉を作りたいと思っていた一組の父娘が運営に手を挙げました。ですが、火葬炉の予測稼働数は都市部と比較できないほど低いので営利目的では運営できません。さらに今後長期間に渡って運営するためには個人では難しい。
これらの事情から、この善意の一組の父娘をサポートするのを第一の目的としてNPO団体が作られ、火葬炉の運営を行うこととなりました。
▼ 現在の状況
町役場担当課の方々に候補地選定や火葬炉メーカーとの協議などにご協力いただき、火葬炉設置に向けて少しずつ前進しています。
これから私たちは建設費用の一部を負担しなければいけませんが、まだまだ資金が足りない状況です。
私たちはペット用火葬炉設置の資金を集めるために、クラウドファンディングに挑戦します!
(1) 船で本土に渡り火葬する
ペットの亡骸をカバンや段ボールに詰め込んで手荷物として運ばなければいけません。
大型犬など手荷物として船内に持ち込めない子たちは車に乗せ、車ごと船に乗せる手段を取らねばなりません。フェリーの運行中はそばにいる事はできず金額も往復フェリー代金が4万円前後と大変高額になります。
日帰りするのは難しく、天候によっては何日も出発できない事や帰ってこられないという事はよくあります。
(2)土葬
小さな体の犬や猫でも埋葬できるほどの深さの穴を掘るのは大変です。さらに大きな体のペットの場合は容易なことではありません。
自分の土地の近くに動物を埋葬されることに嫌悪感を抱く方もおられ、トラブルに発展したという話も耳にしました。
(3)ゴミ処理場
最終的な方法はゴミ処理場です。
亡くなったペットも可燃ごみと同じようにここへ落とします。
段ボール箱に亡くなった愛犬と綺麗なお花を詰め、涙しながらこの場所に遺体を持ち込んだ家族は、係りの人に下のごみの山に投げ入れてくださいと言われて絶句します。
どうしても自分の手では箱を入れられず、職員さんに預けてその場を去ることしか出来ません。もちろん遺骨は返ってきません。
皆さんは何年も一緒に暮らしてきた最愛のペット、我が子同然の子をゴミと一緒に焼却する気持ちが想像できますか?
この島では土葬する土地もなく、本土に渡ることができない人はこの選択をするしかないのです。
はじめまして!
[NPO法人あにまるサポート隠岐]の田中美穂と申します。
理事の一人として活動しています。
2022年12月、ペットサロンをしている私に町役場からペットの火葬炉の運営をしてくれないかとお話が来ました。
私にできるだろうかと悩みましたが、「やりたい!」という気持ちが強かったのは私自身が愛犬たちとの最後の別れに後悔していたからだと思います。
私はこれまで3匹の愛犬を看取り、本土で火葬しています。でも、私自身は3匹の火葬に立ち会うことはできませんでした。
ここで少し、私の初めての愛犬”ラッキー”のことをお話させてください。
私が初めての愛犬を迎えたのは11歳の時でした。
私にとってラッキーは妹のような存在で、時には相棒、時には弱音を聞いてくれる親友でもありました。ラッキーを迎えてからはドキドキとワクワクが止まらない、とても色鮮やかな日々でした。トリマーになりたいと思ったきっかけをくれたのも、隠岐に帰ってお店を持ちたいと思ったのもこの子がいたからです。
そんなラッキーが亡くなったのは私が長男を出産し、里帰りをした時。
数年ぶりに実家に帰って来た翌朝のことでした。
まだ少し温かいラッキーを抱きながら「キレイにしようね」と、爪を切ったり毛を整えるとすぐに段ボールに入れて、船に乗る準備…
もう少し一緒にいたい
あと1日でいいから家にいさせてよ
まだ連れて行かないで
そう思っても、その日でなければ本土で火葬してもらう都合が合わず、十分なサヨナラもできないままラッキーは行ってしまいました。
私はあの日から、
何で隠岐にはペット火葬がないんだろう?
島だから仕方ないのかな…
そんな風に思うようになりました。
▼何も変わらない
20年ほど前のことです。知人は飼っていた犬が亡くなってどうしたらいいのか分からず、役場に電話で尋ねました。
返ってきたのは「燃えるゴミで出してください」という信じられない言葉でした。
私はその話を聞いたとき、怒り・悲しみ・恐怖が混ざったような…何とも言えない感情で胸が締め付けられました。
当時は今ほど「ペットも家族の一員」と考える時代ではなかったのでしょうが、なんと残酷で無慈悲な一言でしょうか。私はこの時初めて島の実状を知りました。
悲しいことにその実状は、今でも変わっていないのです。
そして2022年12月、火葬施設の運営をしようか悩んでいた時、同じ思いを抱く方々から「助け合ってみんなで一緒にやろう!」と声をかけていただきました。今、私はたくさんの心強い仲間と出会い、NPO法人の一員として活動しています。
立派な建物じゃなくていい
心を込めて見送りたい
きちんと遺骨が帰ってきたらそれだけでいい
ペットと暮らしているたくさんの島民がペットの火葬施設を必要としています!
私たちはこの施設を通じてペットたちの尊厳を守り、飼い主の方々に心のケアが出来ればと願っています。
ペットを看取った時は、生前どんなに愛情を注いでいたとしても後悔することがあるかもしれません。ですが、最後のお見送りの時にどれだけしてあげられたかで気持ちが救われ、ペットロスの悲しみを少しでも軽くできるのではないでしょうか。
火葬前は大きな喪失感で表情も暗く言葉数も少なかった方も、きちんとした火葬をした後は涙を流しながらも思い出話に笑顔が見られ、心なしか気持ちに整理がついているように見えます。
火葬施設はペットの弔いをするための場所であると同時にこれまでの愛情や感謝を伝え、心を込めて送り出してあげる為の場所です。そうすることで家族が別れを受け入れ、少しでも気持ちを軽くすることができる場所でもあるんだと感じています。
ペットを亡くした方に「ごめんね」を「今までありがとう」という感謝の気持ちに変えてほしい。
心から「大好きだよ」と見送ってあげてほしい。
家族の一員として暮らしてきた愛するペット達が安らかにを虹の階段を上り、無事天国に辿り着けるように、どうか皆様のお力をお貸しください。
隠岐の島でペット用火葬炉の設置と運営が出来ますように、皆様ご支援よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ペット用火葬炉の設置と運営のための署名活動にご協力してくださった皆様、ありがとうございました。
自ら署名用紙をパソコンで作成して隣人・友人たちに署名をお願いして回ってくれた方。
病気の愛犬を車の助手席に乗せながら、夕方犬の散歩をする人を見つけては署名をお願いして回った方。
犬や猫は苦手だけれど生活ごみと一緒に燃やすのはあまりに酷い事だとペット用火葬炉の為に署名をしてくれた方。
従姉妹が以前飼っていた犬が亡くなった時、ゴミと一緒に遺体を焼いた。もうあんな思いはしたくないと親戚や近所の同じ思いをした人から署名を集めてくれた方。
社員全員に署名用紙を回してくれた地元企業の方々など。
そして、偶然に出会った私たちの話を心から賛同して聴いて下さり署名をして下さった島民の皆様、ありがとうございました。
皆様からいただいた支援金は、大切に使わせていただきます。
⒈ペット火葬炉の購入費の一部
⒉講習費や火災保険等を含む火葬炉運営のための初期費用
⒊火葬炉の維持費
⒋リターン制作費、発送費用
24年 8月末 クラウドファンディング終了
24年 9月末 入金
24年 9月末 ペット火葬炉設備工事開始
24年 9月中旬 リターン【アクティビティー体験受付スタート】
24年 11月 ペット火葬炉稼働開始
24年 10月末 リターン【グッズ発送】
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
Q.火葬できるのは犬と猫だけですか?
A.いいえ。もちろん小鳥やハムスターなどの小動物(エキゾチックアニマル)も可能です。火葬炉の耐荷重は60kgです。体重が60kgを超える動物はご対応できませんのでご了承ください。
Q.リターンのコースを間違えました。変更できますか?
A.システム上、ご支援後の変更やキャンセルはできません。よくご検討した上でご支援のほどよろしくお願いいたします。
Q.同じコースを複数購入したい、異なるコースを複数同時に購入したい
A.限定数が設定されていないリターンは数量を選択できますが、決済方法はクレジットカード決済に限定されます。
コースのオプション(カラーやサイズ選択)がある場合や限定数が設定されているリターンは各種コースを一口ずつご支援くださいますようお願いいたします。
Q.リターンのグッズは送料がかかりますか?
A.いいえ。全て金額の中に含まれていますので、ご安心ください。
Q.配送先の住所変更、店止めはできますか?
A.住所変更は可能ですが、リターンの発送業務がありますのでプロジェクト終了までにお願いします。店止めに関しましては、不可とさせていただきます。登録いただいている住所への発送となります。
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