クラウドファンディングは、残り20日をきりました。たくさんのご支援、本当にありがとうございます。6月26日に放送され、好評を博したNHKの人気番組『解体キングダム』の「戦前の傑作 木造教会を解体せよ」の再放送が決定しました!NHK「解体キングダム」『戦前の傑作 木造教会を解体せよ』再放送2024年9月23日(月・祝)16:45〜浜松出身で一級建築士の資格を持つ人気モデル・女優の田中道子さんが取材に来てくださり、活かす会理事の松永和廣氏が解体現場の解説をします!NHK様にご作成いただいたイラストやCG、ご収集いただいた資料により、旧カトリック清水教会の歴史や構造を非常に分かりやすく編集いただいています。旧聖堂の価値や魅力がぎゅっと詰まった番組、前回の放送を見逃された方も、2回目の方も、ぜひご覧ください!ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会理事 前嶋俊彦氏よりご挨拶。平素より当法人の活動にご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。また、先日まで松坂屋静岡店様にて開催されておりました「旧カトリック清水教会 解体資材展」にも多数のみなさまに足を運んでいただきましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。私は、母親が住み込みで清水教会に赴任していたフランス人神父様の家政婦的な仕事をしていた関係で、幼少時代より中学生まで清水教会で暮らしていました。聖堂や保育園が遊び場で、当時の友人たちには「教会の子」と思われていたかも知れません(笑)日常生活では神父様方とは家族のように一緒に食卓を囲むこともよくあり、父が寿司を握って神父様方に振舞ったり、バーベキューをしたりしたことが思い出されます。神父様たちから海外の話を聞くのも楽しみのひとつでした。当時はしばしばDVを受けた女性が教会に逃げ込んできたり、ホームレスの方が一夜の眠る場所と食事を求めて教会を訪れたりして、神父様と母が丁寧に応対していました。恐らくその方々が救いを求めに教会へ来る目印として聖堂がマストアイテムになっていたことでしょう。宗教施設としての役割を終えた聖堂が、定年を迎えセカンドライフが始まるのと同じように、移築され新たに市民の物として憩いの場に生まれ変わり、いつまでも清水の街と共にあってほしいと強く願います。それが様々な形で街の人たちと歩んできた宣教師たちの思いを継承することになるのではないかと思うのです。当法人は企業等の後ろ盾を持たない賛同者お一人お一人の思いで出来上がっている団体です。今後とも変わらぬご支援、応援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会理事 前嶋俊彦
解体キングダム の付いた活動報告
「旧カトリック清水教会解体資材展」が終了しました!ご来場くださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!7月24日(水)〜9月13日(金)まで松坂屋静岡店さまで開催していた解体資材展が、無事に展示を終了いたしました。会期中は本当に大勢の方に足を運んでいただき、貴重な解体資材や聖具を間近でご覧いただくことができました。天井照明と聖櫃会期中はトークイベントやワークショップなどのイベントにもたくさんの方がご参加くださり、旧聖堂の思い出を持つ方々と直接お話しできる機会もありました。また、解体資材展は多くのメディア様にも取り上げていただきました。ご取材、ご掲載いただきました静岡新聞様、朝日新聞様、中日新聞様、毎日新聞様、NHK静岡様、読売新聞様(順不同)、ありがとうございました。リブ・ヴォールド天井部の木材の骨組みこの度はこのような貴重な機会を頂きまして、松坂屋静岡店さまをはじめ、関係者各位には多方面からご尽力いただきましたことを厚く御礼申し上げます。解体資材展は終了しましたが、リターン展示は北館3階で継続中です!返礼品の現物は引き続き松坂屋静岡店さまの北館3Fでご覧いただけますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!また、静岡PARCOさまでのリターン展示も5階に移動し、大道芸ワールドカップ様と一緒に拡張展示していただいています!パルコさまでの展示もぜひご覧いただけましたら幸いです。ご支援くださった皆さまへ。本プロジェクトを応援くださっている皆さまへ。活かす会副理事長 小林靖明氏よりご挨拶。7年前の2017年秋に、月見町カトリック清水教会の信徒の方の葬儀が行われ、初めて聖堂の中に入りました。その時の聖堂の中の美しさと荘厳さに魅せられたことを、今も鮮明に覚えております。その翌年8月に夏休み子ども平和講座が岡交流館で開催され、地域の子どもと一緒に参加して、清水区内、主に入江・浜田・岡地区のお寺、橋などの建造物、そして清水教会など戦争中に空爆や潜水艦からの艦砲射撃による被害の様子を、現地を訪問して説明を受けて勉強させてもらいました。特に清水は当時軍需工場が多く点在しており、1944年12月27日から1945年8月2日の渡り10かいの空撃を受けた。中でも7月7日の空襲は激しかった。清水市街は戦争被爆地であったが、奇跡的に清水教会の聖堂は被災することなく、戦禍から免れた。しかも聖堂は負傷した市民の救護所となり、ドラエ神父はフランスに帰らずに介護に奔走され、朝夕平和への祈りを捧げられたとの話を聞き、深い感銘を受けました。この「平和への祈り」「平和の尊さ」を語り継ぐのが、私たち世代の使命だと深く感じました。2019年より「旧カトリック清水教会聖堂」保存のための嘆願署名に岡地区連合自治会として積極的に参加して、16町内の会員約2000人の署名が集まりました。そして聖堂保存の活動を続けてきましたが、2022年7月30日横浜市教区より「聖堂は他の場所に移築する場合にのみ、それに応ずる」との通達が出されました。現在私たちは一般社団法人旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会を設立して新しい移築先を求めて活動をしています。どうぞ引き続きご支援ご協力をお願いいたします。一般社団法人 旧カトリック清水教会聖堂の木造ゴシック建築を活かす会副理事長岡地区連合自治会 前会長 小林靖明