2023/12/14 09:00
漆ってどうやってとれるかご存じでしょうか。
ウルシノキ(名前そのままなんです!)から取れる樹液が漆です。
刀のようなもので木の幹を傷つけます。
写真でいうと、下の方から傷つけていきます。
一度に一本しか傷をつけません。
そこかわじわ~っとにじみ出てくる樹液(ほんの少ししか取れません)をかき集めるのです。
ごみを除去し、水分を飛ばして精製したものがお箸やお椀に塗られて製品になります。
10年かけて成長したウルシノキ一本からとれる漆の量はコップ1杯ほど。
漆が貴重で高い理由がお分かりいただけるかとおもいます。
ウルシノキは主に寒い地域に多く、青森や岩手で国産漆が取れています。
漆を掻いてくれる職人さんも国産漆の生産量減少に伴い減ってきています。
ウルシノキも守らないといけないし、それに携わる職人さんも守らないといけません。
漆のことを周りの人に広めるお手伝いをしてください。
写真は以下のページより。
漆の造り方:林野庁 (maff.go.jp)