こんにちは。井川香苗子です。前回の「岐阜県七宗町に、親子のための遊んで学べる寺子屋コミュニティを創りたい!」という目的でクラウドファンディングに挑戦したときには、あたたかいご支援をありがとうございました!
みなさまのご支援により、目標金額を上回る大成功を収めることができました。その成功は、ただ私たちの夢を叶えるだけでなく、「寺子屋じゃあさ」の子どもたちとその家族、「共同体100万馬力」の活動にかかわっている仲間たちに大きな影響を与えました。
※「寺子屋じゃあさ」と「共同体100万馬力」はのちほどご説明いたします。
しかし、私たちの計画はまだ道半ばです。
子どもたちの成長とコミュニティの発展をさらに深めるため、みなさまのご支援を再びお願いしたいと思います。
前回の成功はみなさまのおかげです。
この新たな挑戦も、みなさまと共に進めていきたいと思います。
私たちの小さな一歩が、大きな未来への扉を開くことを信じています。
今回は寺子屋の子どもたちの活動拠点である古民家を
・安全で快適な学びの場にするために
・寺子屋以外の子どもたちも、土日などに来て一緒に遊べるイベントができるように
・さらに大人のための生活体験イベントもできるように
改修を行いたく、再びクラウドファンディングに挑戦します。
前回のクラウドファンディングをしたあとに、新しい子どもが一人「寺子屋じゃあさ」に入ってきてくれました。
そのときに、子どもたちが馴染むように自然いっぱいの広いところで遊ばせました。それが功を奏したのか、とても理想的な形で馴染んでいけて。
それを見て、子どもの関係性を育むために、自然の環境の中で遊ぶことの有効性というのを実感しました。
子どもたちが馴染むように川遊びの体験からはじめました。
まだ3人がしっくりきているわけではないけれど協働遊びを通して関係性を育んでいます。
そのため、活動拠点である古民家を改修して、普通の学校に通っている子どもたちも、土日に来て生活体験イベントなどに参加し、子どもたちが集まった中で関係性を学べる場にしていきたいと考えています。
ぜひご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!
寺子屋じゃあさの活動のためにもう一か所拠点となる平屋を借りています。前回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金はその平屋の整備費にあてさせていただきました。
給湯・配管などを修理しお風呂が使えるようになったので宿泊できるようになりました。おかげで、子どもの見守り活動をする大人が参加しやすくなり、遠く横浜市や大阪市からも応援者が泊りがけで七宗町に来てくれるようになりました。
子どもたちと岐阜県高山市にある「位山」登山体験するために平屋に前泊。応援者は鎌倉市、横浜市から来てくれました
このように、寺子屋にかかわる大人の数が増えていくようになることで、子どもたちも出会う大人が増えていきます。
つまり人間の多様性を、子どもたちがよりよく学べるようになったのです。
私の夢であり目標は、「寺子屋じゃあさ」の活動を中心に据え、そこから地域にも取り組みを広げてコミュニティをつくっていくことです。
そのためには、「寺子屋じゃあさ」に子どもたちを集めることで、集落に再び子どもたちの声を取り戻し、日中滞在人口を増やすことが第1ステップ。
第2ステップは、子どもたちの家庭や寺子屋活動協力者などが岐阜県七宗町に移住することで、生活者が増えること。さらに、活動を通して七宗町の魅力を感じた「100万馬力支援」の人や、これまでの常識に疑問を持った人たちが、自由でのびやかな生き方を望んで集まってきてくれたら・・・
第3ステップは現在居住している地域の人たちとも交流が生まれること。
私は実は七宗町に地縁も所縁もないのです。ただただ、七宗町の土地の持つ魅力に惹かれてやってきました。子どもたちがのびやかに育つポテンシャルの高さを秘めていると感じ、「ここだ!」という思いでやってきました。
この地で活動するには、地域の方に私たちの取り組みを知っていただき交流を持つことがなにより大切です。
そこで第3ステップに向けて2023年12月17日に七宗町のコミュニティセンターをお借りして「第1回じゃあさ祭り」を開催しました。
地域の方と少しでもお会いできたら、という思いで活動賛同者の仲間がいろいろと持てる技能を提供してくれました。施術ブースや、対話会、お話し会、子どもたち向けの遊びのコーナー、映画上映を行いました。
思いがけずコミュニティセンターに遊びに来ていた地域の小学生の子どもたちを巻き込んだゲーム大会になったのは本当にうれしかった!
そして、こういったイベントを通して、コミュニティを作っていく夢に向かって大人の関係人口が増えてきたことがとてもうれしいのです。
https://www.instagram.com/reel/C040i2OhMR_/?igsh=cnhjb3A2cXpwNnlx
寺子屋じゃあさを核に集まってきた仲間たち
さて、今回のクラウドファンディングは「子どもの学び舎を充実させ、さらなるコミュニティ発展のための改修工事がしたい!」というものです。
改修したい古民家には、水道・電気・ガスが通っていません。この度の工事で建物の改修と水道と最低限の電気を通します。
そして、昔ながらの生活と言えば、かまどに薪をくべ調理をしお風呂のお湯炊きをすることですよね。
ぼっこりと底が抜けてしまった五右衛門風呂を修繕します。
そうやって手を加えることで、しばらく時が止まっていたこの古民家は昔ながらの生活体験ができる場に蘇ります。
蘇った古民家で「寺子屋じゃあさ」の子どもたちの普段の活動の内容がまた充実してきますし、土日に通常校に通っている子どもたち向けの昔の生活体験イベントを実施したいと考えています。
また、大人にとってもこういった昔の生活体験はとても貴重です。慌ただしい日常から離れてゆっくりとした時間の流れの中で薪の匂いや山間を流れる風を感じて過ごすことはかけがえのない癒しの時間になります。
子どもと大人とが、この古民家に集えば、昔の里山のようなコミュニティができる!というのが、私の村づくり構想です。
中学生が生活体験にきてかまどで調理しているときの様子
羽釜で大豆を炊いて味噌作りもしました
底が抜けてしまった五右衛門風呂がどう蘇るか楽しみ!
みなさん、いかがでしょうか。里山コミュニティになっていくのが想像できませんか?(笑)私はこの古民家を、そのようなコミュニティを実現させるためのきっかけの場所にしていきたいと思っています。
また、古民家での寺子屋じゃあさの活動以外の生活体験のイベントなどを行い、その収益で寺子屋の運営を支えられればと考えています。
「寺子屋じゃあさ」は岐阜県七宗町ではじめた不登校児童生徒の第三の居場所事業です。ここは子どもたちが自分の可能性を全肯定し、のびのびと表現できる場所です。主体的に自由に考え行動できる人に成長することを目指します。
寺子屋じゃあさの理念や、活動内容などについては、公式HPをご覧ください。
寺子屋の活動内容は子どもの成長に合わせて検討しています。また家庭の日常生活に負担がないようにすることを常に模索しています。
前回のクラウドファンディングの成果として、宿泊できる拠点の整備ができたことで子どもを見守るスタッフが七宗町に滞在しやすくなりました。恵那市から子どもの見守りに来てくれているじゃんさんやみゆきちゃんは前泊してくれるようになりました!
朝早くから七宗町にいてくれるおかげで、かねてからの計画「JR高山線に子どもたちだけで乗車し登校する」を実践できるようになりました!
そうして、そのような登校方法があるならば、多少遠方でも寺子屋じゃあさに通いたい、と考えてくれたご家庭がこの度加入してくれたのです!
子どもの関係性が2名から3名に増えることで、想像以上のお互いの精神面の成長が促されました。本当に新規加入のふくちゃんが来てくれたことを心からうれしく思っています。
来年の4月には現在年長児のお子さんが加入を考えています。
3人になって、遊び方・関り方を子どもたち自身が構築しています。
電車登校が大好きな3人です。今後は登下校だけでなく、遠征にも電車に乗ります。
年末にはいつもたくさん遊んでいるじゃあさ事務所をみんなで大掃除をして締めくくり。
ただ、もう少し子ども同士の多様的な関係性を構築したいため、定員である10名近くの子どもたちが寺子屋に集まりにぎやかになることを目指したいです。
今少しずつですが、関係人口が増えています。これからもさらに関係人口を増やしていきたいと思っています。
「寺子屋じゃあさ」を中心に岐阜県加茂郡七宗町の町おこしをしたいと思い、コミュニティづくりに取り組む活動を開始しました。
「やさしさが循環する血縁に依らない共助コミュニティ」を出現させたいと思っています。とっても大きなビジョンです。とても一人の力ではできません。
なので、思いを同じくする人にたくさんかかわってほしいのです。その「人の集合」が「共同体100万馬力」です。
すごいでしょ。志を同じくする人が集まったら100万馬力出ちゃうんですよ!
今回改修する古民家のある里
私は日本の社会システムを本気で変えたいと思っているんですよね。でも日本の社会全体はあまりにも大きくて複雑すぎるので、まずは、手の届く範囲の小さいところからやっていきたいのです。小さなひな型をつくりたいのです。
ひな型というモデルができれば、他地域へも波及可能です。
私はこの共同体100万馬力構想は一つの「社会実験」だと思っています。社会に直接的に働きかけられる実験を自分たちでやっていけるなんて、ワクワクしませんか?私は面白くて仕方ありません!
このクラウドファンディングを応援してくれる方は、コミュニティづくりの仲間です。なので「次何ができた、その次はこれができた」と、ぜひ今後の状況を一緒に見守っていただきたいと思っています。
コミュニティづくりのために関係人口を増やしていくというのが、この活動のポイントとなります。
そのために活動できる場所を充実させて、子どもだけでなく大人対象の自然体験イベントなどもしていきたいです。
この七宗町でこそ味わえる体験を増やし、この活動の意義を感じていただき、もっと広くアプローチしていくことが今後の目指すところです。
仲間の一人が七宗町に移住することが決まりました。
また、七宗町で「看取り業」を開業する仲間も!
さらに、前回のクラウドファンディングのリターンに七宗町の物産をとりいれたことやイベント、それよりもなによりも、寺子屋じゃあさの活動によって地域の方との交流も生まれています。
着々とコミュニティづくりが進んでいます。
このような取り組みの一部を紹介します。
◎七宗町に移住することを決めた石川さんは横浜市在住で、そこで民生委員をしています。
横浜でも対話会というのをされていて、移住を視野に入れた活動ということで2023年9月から毎月七宗町で対話会をしており、地域の方と交流しています。
今回移住を決めた横浜市在住 石川潤一さん NPOの副理事を引き受けてくれました。
地域の方と穏やかに関係性ができてきて、そのおかげもあり今回2023年12月に七宗町で第1回じゃあさ祭りが開催できました。
◎村橋さんが七宗町で看取り業を開業します。
もともと看護師をされており、人が亡くなること、人の死の尊厳に直面されていた方です。人の最期を、もっと尊厳のある迎え方をしたいというのをずっと思われていたそうで、今回「看取り士」として活動をはじめました。
七宗町の方に看取りという新しい考え方をお伝えしながら、地域の生活者のサポートをしつつ関係性をつくっていく予定です。
七宗町で「看取りステーション」を立ち上げる村橋征依さん NPO正会員 岐阜市と2拠点生活
◎2023年10月からは大阪在住の杉本さんが、毎月1回七宗町に来て電気工事士講座を開催されています。
「誰一人取り残さない教授が信条」という杉本直毅さん NPO正会員 大阪市在住
子どもから年配の方まで一緒になって電気配線を学んでおり、これを半年間続けて2024年の第二種電気工事士試験にチャレンジする人が出てくればいいなと思っています。
さらに、今年の夏には古民家において実際に電気配線をするワークショップを行う予定です。「家の中の電気ってどうなっている?」ということを古民家で本当に体験することにより実践勉強に繋がり、学ぶ目的、意欲をはぐくめます。
今年はオープンキッチンで、対話しながら一緒に料理を作ったり米作り講座も開催予定です。
ますます発展していく「寺子屋じゃあさ」と「共同体100万馬力」を応援してください!
令和5年5月よりはじめたフリースクール「寺子屋じゃあさ」は、当初は井川香苗子の個人的な活動からはじめましたがNPO法人設立に向けて賛同者を集め徐々に態勢を整えてきました。
9月からは任意団体「じゃあさアカデミー」として引き続き活動してきました。並行して手続きを進め、県へ申請していたNPO設立も無事に12月25日に認証がおり、1月早々に法人登記する運びになりました。
これからは、特定非営利活動法人じゃあさアカデミーとして活動して参ります。地域の人的資源になり「誰もが本当に望んでいる社会」の土台作りに邁進して参ります。
石川潤一さん NPO副理事 七宗町に移住予定
超心理カウンセラー、公認心理師、精神保健福祉士
村橋征依さん NPO正会員
七宗町で「看取りステーション」を立ち上げ予定
玉依真乙さん 鎌倉市在住
コーチ(CPCC、PCC)、ヒプノセラピスト、アドバンスト・ヒプノトレーナー
リターンの一例としまして、以下のようなものをご用意しております。
こちらはこぶしの里の社長さんです。いつもチラシを置かせていただいています。
前回のクラファンのリターンで好評だったので、今回もこぶしの里さんのオリジナル商品をセットして返礼品させていただきます!
詳しくはリターン一覧をご覧ください!
≪資金の使い道≫
いただきました支援金は、目標金額65万円に対しまして、CAMPFIRE手数料17%を除き、すべて以下の費用の一部に使用させていただきます。
寺子屋じゃあさの拠点である古民家の
・湿気の溜まる壁の撤去
・屋根の劣化箇所の撤去
・五右衛門風呂&建具の修繕
・相談室、寺子屋運営サポート室の整備
これらの整備に合計で約170万円必要です。
そのため、目標金額は65万円ですが、65万円を超えた場合も上記の改修費用にあてる予定です。
≪スケジュール≫
2024年2月10日 クラウドファンディング開始
2024年3月10日 クラウドファンディング終了
2024年4月~ リターン順次発送予定
このプロジェクトは、実際のコミュニティをあなたと一緒に創り上げる実践的なチャレンジです。
このコミュニティが形になり発展していくストーリーはまだまだ続きます。応援してくださる方はみなさんコミュニティづくりの仲間なのです。
この取り組みにあなたもご支援・ご協力という形で、私たちの仲間になっていただけませんか?
もちろん実際にお手伝いや、イベントに来ていただけるのも大歓迎です!
里山復活を一緒に目指して、このコミュニティが育っていくのを本当に楽しみに見ていただければと思います。
クラウドファンディングを通じてみなさんと一緒にこのコミュニティを育てていきたいと強く思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る2024.3.4 開通した水道で、初作業。水道のありがたさを実感!
2024/03/04 23:07古民家寺子屋じゃあさ での里山生活体験会を今後は、たくさん企画していきます。明日は第一弾かまど炊き大豆の味噌作り。明日は、寺子屋じゃあさの定例活動日です。子ども達も古民家に連れて行き味噌作りを体験してもらいます。いままで水は汲んできていたのが、蛇口をひねったら水が出る、という生活アップグレードに子ども達はなんていうでしょうかねぇ。生きている環境が便利過ぎて、当たり前になりすぎているけど、どれも「有難き」環境だということを忘れずにいきたいです。 もっと見る
2024.3.3 寺子屋の古民家に水がきましたっ!
2024/03/04 00:38この度のみなさんにご支援をお願いしている建物改修工事の肝は「水道」です!いままで調理の時はペットボトルに何本も汲んで持ち込んでいました。洗い物の時は裏の川から水を汲んで来ていました。これはこれで、昔の生活体験として本当に貴重で文明を有難いと感じる素晴らしい体験でしたが、やはり水道があると便利です。この古民家を活用することで関係人口をもっと増やす目的でこの度、水道を通しました。蛇口から水が流れるさまは、昔であれば大歓声があがったことでしょう!本当に水がじゃぐちをひねるだけで手に入る日本という国の素晴らしさです。大切につかっていかねばなりません。子ども達もきっとよろこぶことでしょう。水が通ったのを記念して、3月5日にかまど炊きご飯会&味噌作り体験会をします。またどんな使い勝手だったのか報告しますね! もっと見る
2024.03.01 里山コミュニティで暮らすことを決めた二人。
2024/03/01 22:54ふたりが将来、七宗町で過ごす空き家取得の手続き完了したのが2月のこと。まだまだ七宗町で生活そのものをするには建物整備といい、生活基盤といい、創り上げていくのはそんなに簡単なことじゃない。でも、この古民家の縁側に私も合わせて3人で腰を下ろし、山の景色、竹の葉擦れの音、きれいに刈り込まれたお茶畑をみながら「本当に良かったよね。将来私たちは仲間とここで暮らせるんだよね」と会話する時間がなんとも幸せに満ちていました。私たち、人はゆったりとした時間の流れの中で心を分かち合えると、もう、その時間が至福なんじゃないでしょうかね。3人でとっても幸せな気持ちでした。そして、お隣さんのご夫婦に私を紹介してくれ、七宗町の本当の根っからの住民の方とも御縁がまた出来ました。不思議なことだけど、七宗町で一年活動してきた私と地元住民の方とのご縁を取り持ってくれたのが、横浜在住で、これから移住しようというお二人。それでもお隣のご夫婦と会話をし、これからの七宗町での活動の構想をお伝えすると、「それはみんなたすかるよ」と言って頂けました。地域コミュニティを大事にしていきます。 もっと見る
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