2023年9月15日、ガーナ中をニュースが駆け巡った。
気候変動の影響で降雨量が大幅に増加し、アコソンボダムの最大稼働水位を超えてしまったため、ダム決壊の危機に直面しているのでダムの水の放流を開始したとのニュースだ。 今年の放流は水位が異常に高いし今も尚雨も降り続いているからひどくなるかもしれないね。そんな言葉をメンバーと交わしていたが、まさか自分たちの学校までも被害に遭うとはその時は微塵を危機感を感じていなかった。
想像よりも早いスピードで被害はすぐに広がっていった。
浸水した家屋、ボートで非難する住民の様子が連日テレビで映されて、一日中どこに行ってもこの話題。政府は援助を渋っている、全然援助が開始されない。と不安と不満の声が大きくなり始め、いよいよ私たちもガーナで活動する団体として被害者の力になりたいと支援の形を考え始めているところだった。
まさか自分たちの村にまで被害が及ぶとはその時点では考えもしていなかった私たち。
前代未聞の災害が私たちの村を襲ったのです。