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南正文の作品、生き様を通して多くの人の心に希望や勇気を届けたい…

小学校3年生の時、父の仕事場で機械のベルトに巻き込まれ両腕を失う。14歳で大石順教尼の弟子となり、口で絵を描く事を学び、日本画家となった「南正文(まさのり)」。彼が残した多くの作品を通して、今を生きる人々の心に、希望や勇気を届けたい、次の世代へと伝えていきたい。

現在の支援総額

666,000

13%

目標金額は5,050,000円

支援者数

53

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/28に募集を開始し、 53人の支援により 666,000円の資金を集め、 2024/06/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

666,000

13%達成

終了

目標金額5,050,000

支援者数53

このプロジェクトは、2024/03/28に募集を開始し、 53人の支援により 666,000円の資金を集め、 2024/06/15に募集を終了しました

小学校3年生の時、父の仕事場で機械のベルトに巻き込まれ両腕を失う。14歳で大石順教尼の弟子となり、口で絵を描く事を学び、日本画家となった「南正文(まさのり)」。彼が残した多くの作品を通して、今を生きる人々の心に、希望や勇気を届けたい、次の世代へと伝えていきたい。

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プロジェクトメンバーの紹介と立ち上げ背景について

今回のプロジェクトは、一般社団法人 『南正文よろこびの種を』代表理事 南弥生(正文の妻)その仲間(通称・種まき人)で立ち上げました。

これまで、展覧会やドキュメンタリー映画の上映を行ってきて、何度も足を運んでくださる方や、涙する方、大きなさくらの絵の前で佇む方、いろんな姿を見て、沢山の言葉をいただいて、彼が残した作品やドキュメンタリー映画をもっと多くの人に見ていただきたい

そして、その生きる姿や作品が、誰かの生きるヒントになったり、少しの勇気や希望を届けることができたらと思い今回のプロジェクトを立ち上げました。


日本画家  南正文(まさのり)について

小学3年生の春休み、製材業を営む父を手伝い、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失う。

14歳の時、「日本のヘレン・ケラー」と呼ばれた大石順教尼の最後の弟子となり、”口での描画”と”生き方の修行”を始めた。

師事後1年で堺市展に初入選。その後も公募展で入選、受賞を繰り返す。

日本画の繊細な表現や美しさに魅かれ、高校卒業後、師匠について日本画を本格的に学ぶ。
見る人の心を打つ美しい日本画を制作し続ける。

【1975年】 口と足で描く芸術家協会会員となり。
    各種の展覧会・グループ展に出品。
【1995年】 堺市展審査員となる。
【1996年】 堺市身体障がい者相談員となる。
【1999年】 財団法人ソロプチミスト日本財団より社会貢献賞受賞。
【2011年】 作品集「ふりかえってみれば…」を発刊。
また、ドキュメンタリー映画「天から見れば」が製作、上映された。
【2012年12月】、永眠。生涯で、約900点もの絵画を制作した。

<講演活動・その他>
14歳からの2年間、大石順教尼から、”生き方の修行”を受けた。その教えを受け継ぎ、自らの経験とともに国内外で講演を行う。また、自費で少年院(網走刑務所、高松刑務所、奈良少年院、安曇野少年院他)の慰問活動を行たり、タイの里親制度に対する支援やネパールへ学校を贈る活動にも参加した。

ネパールの学校を建てる準備の様子。バスで1日、歩いて3日かけて村に着きました。

南正文 講演の様子

<大石順教尼の教え>

禍福一如

「両腕がないから不幸なのではない 
ものごとは心の持ち方ひとつで幸せにも不幸にもなるんだよ」

出来ないとしないはちがう

何もできないと思っていたけれど、片道3時間半をかけて堺から京都まで電車やバスに乗り継いで一人で通うことができた...口で絵が描けた...ボタンを留めることができた・・・できなかったんじゃなかった

できないとあきらめていた沢山の事、本当はしていないだけなのかもしれない

■南正文 よろこびの種をホームページ  https://minami-sakura.jp/

プロジェクトメンバーの思い

<代表理事  南 弥生>
正文さんが逝って10年以上が過ぎましたが彼の存在は大きくなるばかりです。
闘病生活の中でだんだんと絵が描けなくなった時
(無理して絵を描かなくていいから。そのかわり日本全国 世界中を回って展覧会をしょう。
そしたら皆さんに来ていただいて喜んでもらえる。皆に会っていっぱいお話もできる。
そうしたら正文さんも嬉しいでしょう。そうしょう。展覧会やっていこうと。)
彼と約束しました。

正文さんが亡くなって最初の展覧会は高松。そして大阪     沖縄     奈良。

コロナ禍の中
展覧会が延期もう10年やってきたからもういいかなぁと思うようになりました。 中止と続く中 
その時、延期になっていた高知土佐町で2年越しの展覧会が開催されました。
沢山の方に喜んでもらえました。

改めて彼の絵には力があります。また、見に来ていただいた方にそっと寄り添う様な優しさも。

もう一度仲間と一緒に、展覧会だけでなく色んな形でこれからの日本を担う子供や若者にも
正文さんの幸せな生き方を伝えていきたいと心より思います。

<口と絵で描く芸術家協会  松澤雅美>

「口と足で描く芸術家協会」は、様々な事情で手の自由を失った障がい者が口や足に絵筆をとり、絵を描くことで社会的自立を目指すヨーロッパ発祥の団体です。日本でも、既に60余年の長きにわたり活動を続けております。

不慮の事故のため両腕を失ったまだ若き南氏が、将来への不安を語り、助言を求めたのが協会の第1号会員でもあった大石順教尼でした。順教尼は、片道3時間、5回の乗換えがある家まで一人で通うように言いました。両腕のない少年は、駅へ着くたび、見知らぬ人に切符を買ってくださいと頼みます。その反応は様々で、たった半日で世間にはいろいろな人がいることを学びます。そして自分はどんな人間になりたいのか、急に視界が開けたそうです。

順教尼のもと、「体に障がいがあっても、心にまで障がいを持ってはいけない」等、人間の心の位置を示唆する訓示を与えられ、素直な心からのみ生まれるやさしい絵が誕生しました。南氏も協会へ参加し、生涯、大小合わせて900枚以上の作品を残しました。

作品はいまだに色褪せず、亡くなって10数年たった今でも協会のグッズとして、絵葉書やカレンダー、一筆せん等に採用されております。

花の絵を多く描いた南氏ですが、花びら一枚をも丹精に描き、全ての作品は人々を圧倒させました。また、書にも秀でていて「他のものにやさしく」という言葉を大事にし、色紙に書いていたことを思い出します。常に自分を支えてくれる世間への感謝を忘れることはなかったのだと思います。

障がいを負って、落ち込むことや悩むことはもちろんあったことと思います。それでもなお、人間としての心の持ちよう、常に真っ直ぐな人間であり続けたいと願っていた南氏の生きざまを後生に伝え続けていくことは、様々に変化していく現代においてこそ、とても重要なことだと考えます。そして、私たち協会の活動も、多くの方々に南氏の功績をご紹介できる一助となれば嬉しい限りです。

■口と足で描く芸術家協会
https://www.mfpa.co.jp/gallery/minami_s/index.html


<種まき人 古川 宜宏>

「今の日本を生きる若者・子供たちに伝えたいこと」

・禍福一如・しないとできないはちがう

世界一安全で平和と言われる日本。今年1月の地震や振り返ると数年に起きる地震や災害、世界の戦争の飛び火の可能性、いつ何処で禍が起きるかわからない、その時にどんな思いで生きるのか?
どんどん便利に進化する世の中、安心な日本だから、お金があるから全ては手に入り、何もしなくても生きていけると勘違いしてしまう。

自分の夢や希望、もしもの時に生き延びる力、家族や愛する人を守る勇気や行動
それはできるできないではなく、するかしないかの大切さ
私たちチームに目の前で生き方で伝えてくれた南正文さん
今年は 13回忌、描いた絵と映画と僕だちチームの声で何かを伝えたい。

今回のクラファンを皮切りに、日本の子どもたちと家族、そして若者に、南さんの描いた絵や映画に触れ合ってもらうことで、今を生きるヒントや思い感じてもらえる機会になることを願っています。

<種まき人 頼政惠美子>

子供のように好奇心が強く何にでも挑戦して、誰よりも生きることを楽しんだ人でした。
いつも笑顔で優しい南正文さんの周りは、入院中であっても笑い声が絶える事のない明るい人でした。
生きることさえ困難な正文さんですが、人の面倒見が良くて大勢の人に愛されたその生き方は、しなやかで豊かな人生でした。

南正文さんは大石順教尼の教えが、今でも心の深いところで僕を支え続けている。先生は生きる上で本当に大切なこと全てを通して教えてくれた。とおっしゃっています。子供の教育は人格を育て、人格が芸術を育てる。だから南正文さんの絵にはパワーがあり魂が宿る。

南正文さんのしなやかな生き方と本当に大切な事が、絵と映画を通して多くの子ども達に繋がって行く事を心から願っています。

<種まき人  餅 和枝>

私が南ご夫婦と会ったのは、共通の知人の紹介でもう20数年前になります。
その後南ご夫婦が長野に引越されて直接お目にかかる事は有りませんでしたが「天から見れば」の試写会に行かせて頂き再会となりました。映画を見るまでは南先生の詳しい事情は知りませんでしたので改めて凄い人だなぁと思いました。私達が生きていく上で、色々な事が起こります。
そんな時南先生の生き方や「禍福一如」の言葉が少しでも後押しになってくれれば…と思います。
こんな素晴らしい南先生の事を(勿論絵もですが)もっと多くの方々に知って頂きたいと思い微力ながらチームに参加させて頂いています。

<種まき人  デュウィッツ裕子>

偶然に南先生ご夫妻に出会い、偶然にうちにお泊まりになることになり、偶然にその時、雨が降り続いて。。。ここまで来ると必然としか言いようがない経緯で、急速に親しくしていただくこととなりました。南正文先生とお会いできたのは、何年間という短い間でしたが、その間に、信州のお宅にも泊めて頂き、私たちの初めての英訳本の表紙を飾ったのも、南先生の作品、「活きる」でした。南先生の、強さ、優しさ、可愛らしさ、お茶目さ、繊細さ、辛さ、悲しさ、そして底なしの思いやりと輝くばかりの才能を、その短い間に存分に見せて頂きました。今でも目を閉じると、先生の悪戯っ子のような笑顔が浮かび、同時に落ち着いた声が聞こえます。「出来ないのとしないのは違うんだよ。」南先生に言われると、もう何も反論できない。そうですよね、と努力するしかない自分がいます。生きる力を最大限にお持ちの先生でした。

そしてこの偉大な先生を助け、文字通り二人三脚で歩んできた弥生さん。私にとっては、人生の良き先輩であり、お姉さんであり、心の支えで、なくてはならない方となりました。南先生ご夫妻は、私の魂の家族と勝手に信じております。

この度、魂の兄弟とも言える方々が、この南先生をより多くの方々に、という活動を始めるとお聞きし、居ても立っても居られず、微力ではございますが、お仲間に加えていただくことになりました。
南正文先生の作品や、生き様を見ていただくことで、より多くの方々にご自分の生きる糧にしていただければ、と心から祈っております。 


このプロジェクトで実現したいこと

(1)新しい画集を出版
(2)全国各地での個展の開催
(3)期間限定のギャラリーカフェのオープン


これまでの活動(主な個展実績)

日本画家 南正文作品展(平成26年6月7~11日)
ギャラリーほとり(香川県高松市)

南正文個展(平成27年11月24日~30日)
中日ギャラリー(愛知県名古屋市)

南正文展(平成28年2月26日~3月31日)
小牧ワイナリー(愛知県小牧市)

日本画家 南正文作品展とドキュメンタリー映画上映(平成29年2月9日~20日)
浦添美術館(沖縄県浦添氏)

南正文『よろこびの種を』
新春ライブ&ディナー&ミニ展覧会
(平成30年1月13日)
平城京跡歴史公園「天平うまし館」(奈良県奈良市)

日本画家 南正文作品展とドキュメンタリー映画上映(平成30年9月28日~10月4日)
東大寺総合文化センター(奈良県奈良市)


現在の準備状況

ドキュメンタリー映画を上映させていただける場所、スケジュールの調整を行っています。
口と足で描く芸術家協会様のご協力のもと、展覧会や映画上映時に展示できる作品の選定を行っています。

展覧会開催中・開催予定

■Tee House クリノキ ギャラリーカフェ 

2024/03/25 ~ 2024/05/05

(奈良県天理市) ※期間中 金・土・日・月曜日

展覧会&上映会同時開催


■JR高松駅(新駅ビル) 

2024/05/10 ~ 2024/05/19

展覧会&上映会同時開催(※詳細は随時LINEにて)


資金の使い道

集めた資金は、画集出版、個展開催、ドキュメンタリー映画の上映、運営費の為に使用いたします。

【1】画集出版費用 400万円
【2】個展開催・映画上映にかかる費用
搬出入・展示用品レンタル費、諸経費 105万円


リターンについて
支援してくださった方々には、特別なリターンをご用意しています。

実施スケジュール

3月  クラウドファンディングスタート
5月頃 画集完成 
8月頃 記念上映会および展覧会開催

最後に

まずは、南正文の作品やドキュメンタリー映画に、触れていただきたいです。その上で、ご支援いただけたら嬉しく思います。少しでも多くの方に、彼の作品や映画をみていただき、生きるヒントや希望や勇気を届けることができたらと思います。そして、次の世代へと繋げていきたいと思っています。
皆様の温かいご支援に心から感謝申し上げます。

一般社団法人 『南正文よろこびの種を』 代表 南弥生

協賛:口と足で描く芸術家協会
         入江富美子研究所・Arigato Moviement

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