こんにちは!「スタンピング平和展」代表の松本れい子です。今回、2001年から続けている平和活動を2018年ニューヨーク開催に続き、2024年4月に台湾で実施するためにみなさんにご支援お願いしたいと思っています。
●スタンピング平和展とは
「スタンピング平和展」というのはアートを通した平和活動で、「平和、親子、いのち」をテーマにミニ版画を彫る無料のワークショップと展示会です。
2001年9月11日の米同時多発テロの惨劇を目にして、「破壊ではなく創造を」「憎しみではなく愛を」ということをどうしたら人々とシェアできるかを考えました。
わたしは日頃ひとりで制作をしていますが、多くの人とアートを通して平和活動を行ないたいと考えて、平和のミニ版画を作ることを決めました。誰でもが気軽に取り組めるのではないかと思ったからです。
初回は2001年12月末の3日間、名古屋の古いビルを1日1000円で借りて(電気、ガス、水道、トイレがありません)3階建てをフル活用しました。他の作家たちと協力して、1階はゴミ袋26袋分の落ち葉を敷いて公園をつくり、2階は昔の居間のような場所でワークショップをして(灯油ストーブとちゃぶ台を持ちこみました)、3階は「いのちあるものを傷つけてはならない」という文字を小さな紙でつくりました。
クリスマスのシーズンということもあり、通りがかりの人も立ち寄って版画を彫り楽しいワークショップと展示会になりました。騒がしいクリスマスではなく、心を静めて平和を祈り版画を彫る時間をもつことができたことは幸せなことでした。
彫ると言う静かな行為は祈りにも通じるし、彫った原版は置いていくのですが、他の人もそれをスタンプして持ち帰れるということで、祈りをつないでいくという意味があります。このささやかな活動は、2001年以降、さまざまな場所で開催されています。
名古屋では、お寺の春祭り、夏祭り、学校のセミナー、教会のバザーなどに参加しています。家族連れのリピーターが多く、毎年楽しみに参加してくださっています。東京に15年前に転居してから新しい地でも始めて、現在名古屋と東京の2グループで活動しています。東京では、品川宿場まつり、川崎宿まつり、こらぼ大森夏まつり(現在こらぼ大森は閉鎖)などに出展しています。
年齢、国、民族など関係なくだれでも参加できて、見知らぬ人どうしが同じテーブルで作業します。親が子供の版画を手伝い、となりにいる人が声をかけたり彫りかたを教えてあげたり、その場が平和活動の一歩になっていることを感じています。
2011年には、10周年記念展を名古屋東別院ギャラリーで開催して、中山千夏さんの講演と2000枚の版画を展示しました。2017年には16周年記念展を東京のスクエア荏原のギャラリーで開催。田島征三さんの講演と3900枚の版画を展示しました。
2018年9月にはニューヨークマンハッタンのコミュニティーセンターでワークショップと4000枚の版画を展示しました。
一つ一つの版画は小さいですが、数多くの版画は曼荼羅のように輝きをもっています。
●スタンピング平和展を台湾で
この活動を世界にも発信して、さらに多くの人とアートを通して平和への祈りをシェアしたいと前回のニューヨークに続き台湾でワークショップと展示会をしたいと思いました。
台湾は日本から近いアジアの国として候補地に上がりました。台湾は非常にエネルギッシュな国です。
台湾(台北)で開催するにあたり、2019年に候補地を決めるために台北に渡り5か所の候補地を見てきました。5か所とも活動したいという話になりましたが 「松山文創園区」が人が集まりやすく、昔タバコ工場として使われていた関係で広くてレトロなこところが気に入りそこに決定しました。
2020年4月に開催する予定でしたが コロナ禍のため3回延期して一旦中止となりました。2023年5月以降、第5類に移行したため2024年4月に開催を決定しました。
●台湾での計画
4月12日~14日に実施が決まりました。
3日間、4時間ずつの版画のワークショップと、音楽ライブおよび舞踏のイベントもワークショップのあとに開催する予定としています。台湾では、学校の授業で版画を習わないので、彫刻刀の使い方を教えます。日本文化の一つでもある版画を教えることも文化交流です。
4500枚の市民の彫った版画を携えて台湾に行きます。さらに多様な人たちと共に平和への願いをこめて版画をともに彫りたいと思います。
「スタンピング平和展in 台湾」を実現させるために、みなさまのお力をお借りしたくクラウドファンディングに挑戦することにしました。ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。
ご拝読ありがどうございました。
●必要資金
80万円
渡航費(3人分)
宿泊費(3人分)
滞在費(3人分)
移動費
展示物製作費
通信費
展示物輸送費
会場費
リターン製作費
リターン郵送費
宣伝費(フライヤー制作、郵送)
その他
●スタッフ紹介
松本れい子
1997年より個展活動開始して毎年名古屋、東京、大阪などで作品を発表。
おもにアクリル画と和紙のオブジェ。2001年よりスタンピング平和展を開始して主宰。
2008年より子供と大人の創造スペース「アトリエRei」を主宰。
JCDN公認コミュニティダンスファシリテーター養成講座(基礎、応用)修了。
大野一雄舞踏研究所で舞踏を学ぶ。
趙博
1956年大阪生まれ。在日韓国人2世。
ミュージシャン、役者、作家など活動は幅広く「パギやん」の愛称で人気を集めている。
特に、一人芝居は人の心を揺さぶり社会問題を炙り出すことで注目されている。
スタンピング平和展では何度か記念コンサートを開催。
日本語、韓国語、英語が堪能。ニューヨークに続き台湾での活躍が期待される。
江上琴則
1951年神戸生まれ。
アパレルメーカー勤務を経て、北品川のカフェLaCapiを運営。
会社員時代に培った展示技術を余すことなく発揮して、いくつかの展覧会の設営を手がけてきた。センスの良い展示には定評がある。
2018年「スタンピング平和展in NY」の展示を担当。
台湾での展示方法を現在研究中だがダイナミックな展示が期待される。
「様々な人たちが版画を彫って下さいます。その姿は美しいものだと感じています。それを心の中にもその美しさを彫っていけたらいいのに・・・とつぶやいています。台湾の人たちにも是非、体現していただければと願っています。」
●推薦文
田島征三
日本を代表する絵本作家、美術家。国内外で多くの賞を受賞し、力強い筆遣いと色彩で読者を魅了する。越後妻有国際芸術祭、瀬戸内国際芸術祭招待作家としても注目を集めている。2017年スタンピング平和展16周年記念展での講演では、平和と芸術について語った。
「本当の平和を願い、長く活動してきた松本れい子さんを応援するため、資金集めにどうぞご協力をお願いします。素晴らしいイベントになるよう応援しています!」
●最後に
2001年からアートを通して平和活動を行いたいと考えて始めた、「平和」をテーマとした版画のワークショップと展示会(スタンピング平和展)をニューヨークに続き台湾(台北)で実施することにしました。台北では版画のワークショップのほかにコンサートと舞踏パフォーマンスも合わせて開催します。広く市民の方に無料で参加して頂くイベントとするために費用が必要ですのでご支援をお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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