かごたん代表の手嶋州平(キャンプネーム:しゅうさん)です。ここまでご支援頂いている皆様をはじめ、鹿児島での教育プロジェクトに関心を寄せて頂いている皆様、本当にありがとうございます!ーーーかごたんでは、学校という学び舎を軸に、生徒たちが多様な大人やその仕事と出会い、地域の新たな可能性を共に考えていく、そんな学びのプラットフォームの形成を目指しています。その中で、このプログラムに取り組む生徒からの企画提案は、すぐの「実現性は問わない」としています。私たち大人が無意識にでも持ってしまっている企業の枠組みや、いかに「利益を生み出すか」という枠組みも一度取り払い、「もし、この企業のリソースをこんな風に応用したり、こんな風に発展させたとしたら、地域がこんなに良くなる可能性があるのではないだろうか」と、自由な発想を促していく為です。先生方は「教える」というスタンスから、「生徒が主体的に学ぶための環境づくり」をする、ファシリテーティブな関わり方への変化が必要となり、大きな挑戦となります。生徒にとっても25時間以上かけてチームで協働作業という新たな挑戦になりますが、そんな生徒たちに私たち大人たちがどう向き合うのかがとても大切だと思っていて、その為に、参画企業と学校もそれぞれに研修、そして合同での研修も行っています。その中で、このクラファンの法人サポーター枠の中にも記載してあります「企業・教員合同研修」について少しご紹介させてください。ーーー企業人と教員の合同研修では、まさに生徒たちが取り組む企画の発想から提案までを、教員と企業人が学校や企業間の垣根を超えて混ざり合ったグループの中で、実際に行ってみるということが軸になっています。2023年は、教員・企業合わせて約100名の参加のもと、参加企業でもある西原商会本社にて8月に約4時間ほどかけて開催。ファシリテーターには、全国の中でも先駆者としてこのプロジェクトを静岡で進めている「シヅクリ」の八木さんにお越しいただきました。この研修では、生徒が行うプログラムを大人が本気で取り組んでみることで、新たな発想を生み出していくプロセスの難しさも実感しますが、チームで自由に意見を出し合うことで、1人では突破できなかった壁を超え、協働の中で企画が形になっていくプロセスも体感します。またこの「生徒の目線」から取り組む中で、チーム内でどんな声かけがあるとより話し合いが促進されるかなど、「ファシリテーターの目線」からの取り組みにも挑戦します。各チームで考えたアイディアを発表する中では、緊張感もありつつ、感嘆の声や、笑いもあり、気づけば普段の立場を超えて、一つのチームとして取り組んでいる姿がとても印象的でした。ほんの一部ですが、参加者から終了後にいただいた様々な気づきのメモを共有します。「冗談からスタートした方が面白い発見に繋がった!」「分からない、知らないことを楽しむこと」「ワクワクを感じることの大切さに気がついた」「生み出す大変さと、自由な意見交換の楽しさを体感した」私たち大人の未来の可能性に対するワクワク感、未知と向き合った時の姿勢などが、教室では生徒たちに伝播していきます。その中で、こんな気づきの声が多く聞かれたのは大きな希望でした。ーーーこのクラウドファンディングもいよいよ終わりが見えてきました。鹿児島の学校にとっても、企業にとっても、かごたん事務局にとっても、新たな挑戦の中、多くの方に関心を持っていただき支援していただいていることに改めて感謝いたします。かごたん参画企業からのリターン品の追加もまだ予定しています!どうぞ引き続き、ご支援のほどよろしくお願い致します。