解決したい社会課題(目的)
何でもある都会と持たざるお荷物な地方、情報の偏りで作られたイメージに基づいて進められる政策や取り組みは、実際にはうまく機能しないことがあります。そこにあるリアルに目を向けるきっかけが必要ではないでしょうか。ぼうずめくり形式で共感度を推理するゲームにより、自分以外の住民感覚を知ってもらいます。
実現したいこと(何をもたらすか)
・自然志向で地方に行き、都会からは見えていなかったコミュニティの「当たり前」の違いに馴染めず苦しまないよう、予め知っておく予防策として。
・都会目線で地方のためと思って頑張り、現地で必要とされずに弾かれて挫けてしまわないよう、前提として理解しておく予習として。
・都会で暮らしたいと思いつつ地方に暮らす人が、都会の感覚とのギャップを予め知り、都会で絶望しないための学びとして。
ゲーム方法(ゲーミフィケーション)
ルールは推理に正解するとカードを獲得、不正解だとカードを失う、簡単なぼうずめくり形式で共感度を推理します。
プレイ人数:2~5人程度
プレイ時間:15~30分程度
(1)準備
・設問と正解の準備:PDFをスマホやパソコンで開く。オフラインで使用できます。
・カードシャッフル:joker除く52枚をシャッフルして、山札として裏向きに置く。
・終了条件の決定:時間制限か、山札が無くなった時かを決める。
・順番の決定:じゃんけん等でカードを引く順番を決める。
(2)順番にカードを引き、PDFトップページの数字とマーク部分を選択し、指示に従います。
(3)終了時に、持ち札とコマの合計が多い人が勝ち(同数の場合はコマが多い方の勝ち)
ゲームの特徴
このゲームで推理する共感率は我々が設定したものではなく、皆さんの回答集計により変動します。また、回答者全員の集計だけでなく、都会の人、田舎の人、若者、高齢者など、属性を限定した共感率を使って遊ぶこともできます(属性版は順次拡充)。全部で24問ありますが、大変なので、できる範囲の数だけでも是非ご回答ください。まずは回答者の楽しみとして、自分の回答が多数派か少数派か確かめることができるグラフを公開予定です。
アンケート回答ページ: https://jp.surveymonkey.com/r/Z2MKX58
<地方居住の適性診断>
回答時に共感した項目にもとづいて、8つのタイプから回答者に該当するものを示す「地方居住の適性診断」を開発中です。地方に移住予定の人はもちろん、都会に行こうとしている地方の人にも、違いの認識ツールとして活用いただけます。クラファン募集中の試行として、ご希望いただいた方にメールでお届けいたします(手作業のためお時間いただきます)。
こんな方へ
・都会から地方への移住や、地域おこし協力隊への挑戦を考えている方へ。
・まちづくりや地域振興、関係人口に関する取り組みをされている方へ。
・自治会/町内会/区など、集落や住民組織の今後に課題を感じている方へ。
スケジュール
12月25日:クラウドファンディング終了
1月 :リターン発送
2月 :イベント開催
資金の使い道
箱入り300組の制作販売に必要な経費等に充当します。
・箱作製費:約12万円
・内容物仕入れ費:約13万円(カード33,000円、コマ約90,000円など)
・広報費:約5万円(プレスリリース会社、SNS広告)
・出展費:約10万円(研修ゲームイベント、ゲームマーケット等)
・人件費:約10万円
開発の背景
(1)地方での暮らしに纏わる諸々は、悪い事として挙げられることは珍しくないけれど、実は良い側面もある。ただ、良いと感じている人がいても、わざわざ声をあげることは滅多にないから、マイナスなイメージばかりがどんどん定着していく。
(2)都会にある要素でも、古臭いと敬遠されたり、昔ながらの良さとしてもてはやされたり、立場や捉え方次第で異なることがある。つまり、認識の違いは、都会にもある普遍的な課題である。
(3)たまたまそこに生まれたり、職業や学校や結婚での縁、交通利便や金銭的な選択であったりと、人それぞれそこに暮らす理由がある。社会のあるべき姿ではなく、自分が良いと思う地域、あるいは許容できる地域の姿は、どんなものだろう。
一般社団法人 Do It Yourselfについて
一般社団法人 Do It Yourselfでは、社会課題への対応について、さほど関心を持たない普通の人に「きっかけ」や「関わりしろ」をどうつくるか、2つのアプローチを研究/提案/支援しています。
(1)社会課題についての問いかけを用いるコミュニケーション
(2)ゲームの楽しさを活かすゲーミフィケーション
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