プロジェクトの実行者について
こんにちは!
私たちは東京都の上智大学を拠点とする国際ボランティアサークルのGiversです。現在、126名の会員が中心となり活動をしています。
私たちは日本での活動として、3つの活動を行なっています。1つ目にIビーチクリーニング、2つ目に保護犬の里親探し、そして3つ目に貧困状態で暮らし、いじめなどで不登校になってしまった子供たちの学習支援や居場所づくりを行なっています。
そして、Giversでは毎年3月にエルサルバドルプロジェクトというエルサルバドル現地での支援活動を行うことを目標に掲げています。エルサルバドルプロジェクトの目的は、過酷な貧困状態で暮らす子供たちに必要なツールや機会を提供することで、子供たちが明るく自立した人生を歩むことのできる基盤作りをすることです。
このプロジェクトで実現したいこと
Giversは、エルサルバドルの子供たちに希望を与え、将来を良くするための支援を行いたいと考えています。過酷な貧困状態にある子供たちに必要なツールや機会を提供し、彼らの教育や健康に貢献することを目指しています。
プロジェクト立ち上げの背景
プロジェクトの企画者、アンチェタ練木理沙子マリアはGivers延町と創立者でもあります。彼女は日本人の母とエルサルバドル人の父の間に生まれ、メキシコで生まれ育ちました。とても国際的な家族で生まれたため、彼女は日本の家族とエルサルバドルの家族に会いに、両方の国を訪ねることができました。そうした中、日本、メキシコ、エルサルバドルの社会問題を大きく比べることができ、エルサルバドルの子供達の貧困生活、質の悪い教育、そして広がる性差別に衝撃を受けました。また、日本の学生が大きな好影響をエルサルバドルに与えれることもわかりました。
罪もなく4歳ごろから働かされ、貧困のせいで苦労する生活を送らなければならないエルサルバドルの子供達のために少しでも助けになりたい、という気持ちでエルサルバドルプロジェクトの企画が始まりました。
子供達の声:
「もし人生で3つの願い事ができたら、1つ目はアメリカに移住すること、2つ目は透明になれるスーパーパワーを持つこと、そして3つ目はもう悲しみがないこと。」とエルサルバドルの1人の女の子は言いました。この女の子は14歳の妊婦で、お腹の赤ちゃんの父親は実の母親の元彼でした。
「願い事は幸せになること。」と2人の少年は言いました。
しかし、この少年たちに1週間空手を教えたら「将来の夢は空手家になること」だと笑顔で教えてくれました。
エルサルバドルの子供たちは決して悲観的な訳でもなく、新しい物事を吸収しようという意欲があり、家族思いで何事にも一生懸命です。
私たちは、私たちができる最大限の方法でこうしたポジティブな変化を生み出していくことで、エルサルバドルの子供たちの明るい将来の架け橋となるべく活動しています。
これまでの活動と準備状況
まず、皆さんはエルサルバドルという国を知っていますか?
この国は、中米に位置する日本の四国と同じくらいの面積で、若者と子供の多くいる希望に溢れた国です。しかしながら、1980年から約20年にわたる内戦によって多くの市民が犠牲になり、治安が悪化して、経済的に貧しくなり、国全体が荒んでしまいました。貧しい国の中で居場所を失った若者が犯罪に手を染めることで、治安はさらに悪化し、幼い子供が家庭内での精神的・肉体的虐待や暴力、性的暴行などの危険にさらされ、通学路が安全でないことから学校に通えない子供も多くいます。現在では少しずつ治安が改善し、良い方向に向かいつつありますが、依然として多くの課題が残っています。
治安の他にも、学校の教師は教師になるための試験を受ける必要がないため、教育レベルは極めて低いです。子どもたちが夢を実現したいと思っていても、夢を追うための機会を得る手段が不足しており、機会が来たとしてもそれを使用して将来のためにスキルアップするツールがないです。子供たちがより簡単に夢を実現するための支援とツールを提供することで、将来的には実際に貧困から出て、さらにいい人生を生きれるのではないかとわ達は思います。
2023年
2023年の3月にエルサルバドルを訪れた際は、小学生には空手や日本文化、ダンス、そして英語を2週間集中的に教え、高校生にはオンラインビジネスの企業の仕方を教えた上、そのビジネスで売れそうなラーメンのレシピを教えるなど私たちが持つ知識やアイデアをたくさん伝えることができました。子供たちの笑顔や活気あふれる姿を見て、エルサルバドルが復興していける可能性を感じると同時に、現地に行ったからこそより多くの問題を目にしました。集中的にスキルを2週間教えたあと、子供達の親と先生方を招待し、学んだ空手のわざ、ダンスの振り付け、そして英語を発表しました。英語では各自が英語で自己紹介をしていました。そのほか、現地調査として、明確に現地の人々が必要としている助けを見つけ出すために様々なインタビューを子供達と一対一になって行いました。その結果、14歳に満たない女の子が気づかずに妊娠してしまうなどの若すぎる妊娠や学校の衛生問題、その他にも勉強がしたくても貧困によってその機会が妨げられているエルサルバドルのリアルな現状が私たちの心に重く残りました。そして、私たちは子供たちが犯罪に手を染めることなく、自分が生きたい未来を生きられるにはどうすればいいか、私たちに何ができるかを考え、更なる支援をしようと決めました。
2024年
2024年のエルサルバドルプロジェクトでは、引き続き日本文化、ビットコインについての知識、英語、動画編集スキル、そしてExcelの使い方を教えたいと考えています。加えて、エルサルバドルの学校ではネット環境の悪さが子供の教育を妨げる1つの要因であるため、インターネットルーターを1つの学校と2つのコミュニティに試験的に設置する予定です。また、若年妊娠してしまった幼い妊婦に向けて、月経カップを提供し、安全に出産するための衛生管理方法を身につけてもらいたいと考えています。
日本文化を教える理由は、私たちが与える助けを最も各子どもの将来のためになるように、日本文化の教えを伝えることで、人生設計がさらにでき、夢に向かうために人生の工夫をするのではないかと思ったからです。生き甲斐の教えなどを子ども達に簡単に教えることで、各子どもが各自にとって最もいい人生の歩み方考え、将来の夢に少しでも近づけることを目指します。
ビットコインの教育に関しては、2019年からエルサルバドルでビットコインが法定通貨として採用されたものの、多くのエルサルバドル人がビットコインの知識がほとんどなく、活用しきれていない現状下で、未来を担う子供たちがビットコインの知識を得ることには大きな意義があると考えています。このビットコインの教育を通して、そもそもお金とはなんなのか、どう使うのかという本質的なところを理解してもらいたいです。
動画編集スキルを教える目的としては、子供たちに雇用の機会と体験を与えることです。子供たちに現地での活動が終わった後も遠隔で日常生活を記録したブログや簡単な動画の作成を依頼し、Giversとそのデータを共有して、ビットコインで支払いをすることで教育面だけではなく、継続的な経済支援をしていきたいと考えています。多くの子供達が働いてその報酬を得るという擬似的な就労体験をすることで、将来に希望を持つきっかけになるでしょう。私たちにとっても現地のリアルタイムな状況を知り、子供たちと緊密に関われることは今後の支援計画を立てる上で有益なものであると考えています。また、SNSに投稿する許可の得られた映像に関しては、ブログをGiversのSNSで公開してビットコインで直接現地の家族や子供たちに募金できる仕組みを作ります。
また、動画編集スキルを学ぶことで、今の時代ではSNSに動画を載せることでお金稼げるので、そのようなツールを使い、子ども達が自分で稼ぎ始めることもできると思います。
Excelを教えることを選んだ理由は、エルサルバドルのほぼ全ての会社に入る時にとても活用できるスキルだからです。Excelを使用できるエルサルバドル人は少ないため、このスキルを持っていることで子ども達が会社に入った時に他の人に比べてより良い給料がもらえる可能せがあります。
2023年3月のエルサルバドルプロジェクトと2024年の企画を説明したyoutube動画があるので、是非参考にしてみてください:
資金の使い道
2023年のプロジェクト実行時よりは会員も大幅に増え、活動は以前よりも活気を増していますが、資金不足により上記の計画が実行できるかが不明確な状況です。このプロジェクトを実現するためには、活動期間に必要な最低経費と7人のメンバーの旅費を合計して約70万円の予算が必要です。
2023年を通して行なっていた企画のおかげですでに40万円分の資金は様々な人々の助けで集まることができました。こちらの40万円は飛行機代と宿代に使用することにしました。
こちらで求めている資金は海外保険、学校に設置するインターネットルーターとその1年分の契約、インターネットのメンテナンス、そして月経カップのために使用します。
以下資金の用途の詳細です。
リターンについて
エルサルバドルプロジェクトにご支援いただいた方々には、ささやかながらも感謝の気持ちを表すリターンをご用意しています。
1. 想いを込めたお言葉
2. Givers支援者を代表をするように、私たちのソーシャルメディアに名前を投稿
3. プロジェクトへの参加権
4. エルサルバドルの子供達からのデジタルレター
5. エルサルバドルの子供達から感謝の動画
6. エルサルバドルの子供達が作成したハガキ
皆様のご支援によりエルサルバドルの子供達が貧困から出て、さらに良い将来に歩むことができます。
実施スケジュール
エルサルバドルプロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
2023年9月:プロジェクトの計画立案
2023年10月:規格などを通して資金集め開始
2024年1月:航空券の購入
2024年2月中旬:資金集め終了
2024年3月:上智大学生徒7人でエルサルバドルへ渡航
2024年3月:現地での活動実施
2024年4月:活動報告会の開催
皆さまのご支援により、計画通りにプロジェクトを進めていく予定です。進捗状況などの詳細は、定期的にご報告いたしますので、ご期待ください。
最後に
私たちのエルサルバドルプロジェクトは、子供たちの未来に希望を与えるために行われる活動です。貧困や困難な環境にある子供たちが、教育や人権などの基本的なニーズを受けられるようにするため、皆さまのご支援が不可欠です。どんなに小さな支援でも、子供たちの笑顔を増やす一歩となります。私たちと一緒に、子供たちの未来を明るくしていきましょう。
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