2024/3/ 13〜17の4日間開催された『ART JAPAN 2024 2nd week』。
無事終了いたしました!
お声をかけていただいたのが一昨年のことで、当時は「2024年なんて先の展示会かあ…」と他人事のように考えていました。
展示会用の絵も、昨年の秋には完成させて、早いうちに額装も済ませていました。
しかし、展示会が近づいてくるにつれ、「違う額縁がいいんじゃないか」「今ならもっと違う描き方ができる」と粗や直したい部分が見えたりしました。
(デザフェスのときも、早く準備しすぎて手直ししたい部分が出てきてたのを思い出しました笑)
しかし、額装した絵を机の上に飾って眺めているうち、何だか愛着が湧き、自分自身に良いことが舞い込んできたように思います。
絵についてのアンテナが研ぎ澄まされてきたように思います。(まだまだ鈍感ですが。)
ここで今回描いた絵について紹介し、締めようと思います。
※この絵はモノクロでありアクセサリーの部分のみゴールド。ポスター用に加工済み
『glow』 訳:輝き
この絵には“自分自身が光り輝き、幸福を呼ぶ者となる”という意味を込めました。
glowという英語を日本語訳してみると、光を放つ、発光する、熱中する、情熱を持つ、自然界においては、太陽や星が光を放つ様子を表すことが多く、一方で、人間に関連する場合は、健康や幸福感を示す顔の紅潮や、熱意に満ちた様子を指すことがある…と説明されています。
私は普段題名を付けないので、とても悩みました。
U字の馬の蹄鉄には幸福を受け止める、という意味があり、モノクロの中でアクセサリーだけをゴールドで描いたのにも、このアクセサリーが意味するものが特別であるということを強調させる狙いがありました。
今回の絵には、このアクセサリー単体が幸福の証、ではなく、彼自身、強いてはこの絵自体が幸福の象徴だという意味を込めたくて、このタイトルにしました。
クールな表情はもはや私の絵の特徴ですが、こちらが上から見ているような、見下されているような構図と、髪をかきあげる仕草、無機質な空間、裸体、それぞれに色気を感じるように施しました。
私の絵は、明るい生命力よりも、その人から香るフェロモンや空気感が、多くの人を惹きつける、そんなイメージです。
同時に、ハイブランドのように高貴で上品な出たちを目指しており、多くの人を惹きつけるが皆が手が届く存在ではない。しかし、この絵のタイトルがglowと表しているとおり光を放ち、馬の蹄鉄のモチーフの意味の通りに幸福を受け止めるもしくは幸福になる、というのであれば、この絵は流れ星または星のような存在であるのではと思います。
流れ星に何を願いますか?きっとこの絵は幸福をもたらしてくれる、そう私は願っています。