プロジェクトの実行者について
私は家族でディスカッションしながら生き方を学べる絵本の作成を目指しています。
現在は医師として働いています。公立保育園から公立小/中/高校に進学し医学科の受験をしました。
医学生となり、恵まれた環境で育った同級生の多さに驚くとともに、自身が今まで育ってきた環境と彼らが育ってきた環境の違いに驚きました。
この環境や教育の格差を直接是正することはできませんが、「少しでも沢山の人に少しでも色々なことを考えながら生活するチャンスを設ける」ことができれば、みんながより良い環境に近づいていけるのではないかと思っています。
この、「少しでも沢山の人に少しでも色々なことを考えながら生活するチャンスを設ける」にあたってタルムード(詳細は後述)の内容を絵本にすることで、論理的思考や問題解決の能力を育む手助けをしたいと考えています。
こどもだけでなく、大人も色々なことを考えられる内容となっています。
このプロジェクトで実現したいこと
家族でディスカッションできる絵本の作成を通じて、こどもの論理的思考や問題解決の能力を育む手助けをしたいと考えています。
また家族で様々なことを話し、人生観や価値観を共有するきっかけになればと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
現在の日本には様々な問題が溢れています。
核家族化の進行と共働き世帯の増加によりこどもが家族と過ごす時間は減少しています。
さらにSNSの普及や世界情勢の悪化等、私達が幼かったころにはなかった環境が、こどもの成長にどう影響を与えるかは予想することができません。
そんな激動の時代で育つ中で大切なことは、人生観や倫理観、自分で生きるための論理的思考能力とマネーリテラシーと考えています。
これらは学校では教えてくれないことであり、家庭での教育やすり合わせが重要になってきます。
タルムードの内容を絵本にし家族で話合う機会を設けることで、このような要素の教育やすり合わせの機会になればと思いプロジェクトを立ち上げました。
タルムードをご存じですか?
タルムードとはユダヤ人家庭で重んじられている書籍です。
ユダヤ人は世界の人口の約0.25%しかいませんが、ノーベル賞受賞者の20%を占めていると言われています。また長者番付でも上位には彼らの存在が常にあります。
ユダヤ人の特徴として頭脳が優秀、大金持ち、成功者が多いとも言われています。
そんなユダヤ人家庭ではタルムードを元に家庭でディスカッションを頻繁に行っています。
話の途中でこどもの意見を聞き、ディスカッションしながら読み聞かせをしています。
このタルムードを日本の家庭でも親しみやすく絵本にすることで、こどもの教育や家族で様々なことを話し合うきっかけになれば良いなと思いプロジェクトを立案しました。
こどもだけでなく、大人も色々なことを考えられる内容となっています。
さらに、日本語だけでなく英語(小学校英語教諭&ネイティブの監修)でも本文を作成しています。
下に物語の一例を記載いたします。
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タルムードの話の一例[金の冠をかぶった雀]
ある国の王様が鷲に乗って国内を見回っていました。
あるとき、王様はバランスを崩して鷲から落ちそうになりました。
それを見ていた雀の群れが王様を支えて助けました。
王様は雀達に感謝し「欲しいものをなんでもさずけよう」と言いました。
雀達は巣に帰り話し合いました。
「いつまでも身をかくしておけるブドウ畑」
「いつでも水が飲める池」
「食べ物に困らないように野原に穂を蒔いてもらう」
…良い案はでるもののなかなか決まりません。
ある雀が
「王様と同じように金の冠をかぶって飛んだらさぞかし誇らしくてカッコいいだろう!」
と提案しました。
すると、雀たちは「それはいいアイデアだ!」と全員が賛同し意見がまとまりました。
雀の代表が王様に
「王様のような金の冠をみんなでかぶりたいです。」
と伝えると、王様は
「あまり良い考えではないな。考え直してみたらどうだ?」と言いました。
しかし雀は「金の冠が良い」と譲りません。
結局、王様は全ての雀に王冠をあたえました。
(※なぜ王様は「あまり良い考えではない」といったのでしょう?)
(※これを言われて雀たちはどうするべきだったでしょうか?)
冠をもらった雀たちは大喜びで大空を飛び回りました。
すると、今まで雀に目もくれなかった猟師達は、金の冠目当てに全国で雀を狩るようになりました。
ほとんどの雀は狩りつくされ、とうとう最後の数羽になっていしまいました。
最後の数羽は王様の元にいき王冠を返し、そのあとは平和に暮らすことができました。
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※今回の話から考えられる教訓の例
・財産を見せびらかすと身を亡ぼす。
・人にみせつけた財産は人に狙われる
・ほとんどの人は雀(世界的にみれば弱者)
・適正な報酬を得よ
・適正な報酬とは?
どうでしたか?
こういった内容の絵本を家族で読んで色々なことを話し合うきっかけになればと思っています。
これまでの活動と準備状況
現在、絵本の執筆に取り組んでおり、物語のストーリーラインやキャラクターのデザインを考えています。
キャラクターデザインは全年齢に受け入れていただけるよう、温かみのある絵を採用しています。
また、出版社との打ち合わせも進めています。
資金の使い道
このプロジェクトで集めた資金は、家族でディスカッションできる絵本の作成に使われます。絵本の制作には、イラストレーターの協力や印刷費用が必要です。また、絵本の内容をより深く掘り下げるために、論理的思考や問題解決の能力を育むためのアクティビティやワークショップの開催にも資金を充てる予定です。以下は現時点での予定している資金の使い道です。
絵本印刷費:約120万円
人件費:約5万円
広報費/ワークショップ開催費:約10万円
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約15万円
リターンについて
支援してくださった方々には、完成した絵本を提供します。
希望者には絵本内に協力者としてお名前を絵本の後書きに掲載させていただきます。
絵本の後書きページを利用して希望者様の名前が1ページに収まるよう印刷する予定です。
さらに、プロジェクトの進行状況や制作過程を定期的に報告するメールマガジンもお送りします。
実施スケジュール
プロジェクトの実施スケジュールは以下の通りです。
- 絵本の制作と印刷(クラウドファンディング成功後〜2024年8月予定)
- 絵本の完成と配布(2024年9月予定)
最後に
ぜひ、私たちのプロジェクトにご支援いただき、家族の絆を深め、こども達により良い教育の機会を提供できるためのお手伝いをしていただければ幸いです。今回はタルムードの中でも有名な話で5冊作成する方針としましたが、今回の資金調達ができた場合には他の話を用いて第2弾、第3弾と続けていきたいと思っています。皆様のご支援を心よりお待ちしています。
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