プロジェクトの実行者について
これまでNPOルシエールとして行ってきたネパールスタディツアーは、立ち上げた親の娘が所属する箕面ユネスコ協会に引き継ぎ、ユネスコの理念に沿って若者の育成をしてくことで復活しました。箕面ユネスコの活動としてはネパールと日本の学校をオンラインで繋ぎ子どもたちと海外との交流を図ってきました。「実践」こそが若者の心を耕してくれると、現場感を重要視する我々は、これまで積み上げてきた若者育成プログラムとネパールとの繋がりを次世代に繋げ、現実と隣合わせでみんなで問題に立ち向かいます。
このプロジェクトで実現したいこと
ツアー参加者は、主に高校生、そしてかつて参加してくれたメンバーも含めた大学生と若手社会人。ほとんどの子が初めての海外で初めての途上国。行くところは水や電気が十分にはない村の奥地。このプロジェクトで大事にしていることは、村の人たちと同じ目線で見て、感じて、そこにある環境に身を置いた上で出す答えや考え方。それをするために、各自ホームステイをし、それぞれが言葉も通じない中どうにかしてコミュニケーションをとる事です。
今回実現したいことのもう一つは、受け入れ先の現地NGOからの要望を実現すること。「村の子供は大人も含めて感染症にすぐかかってしまいます。みんな爪の中が汚いまま、歯を磨かないまま。小さな病気が命取りになることを理解できていないことが問題なのです。日本の皆様、なぜ、清潔にしなければならないのかをぜひ大人たちに伝え、子供達にそれを教育するきっかけを作ってください。」
私たちはこの課題に対してワークショップをすることを決めました。
これまでの活動と準備状況
2024年1月に事前学習会を大阪にて実施しました。参加者の顔合わせ、ツアー目的の共有、そしてワークショップの内容をみんなで考えてもらうことです。今回は首都カトマンズからジープで6時間のPadmeshwari村の小学校(学生60名)と、そこからさらに3時間のShree Palshowkにある学校(生徒400名)を訪問します。事前学習会ではそれぞれの学校にて自分たちの紹介、日本のことを紹介すること、要望されている課題をどんな風に伝えたらいいかを話しあいました。結果、清潔にすることがなぜ必要なのかを紙芝居で説明する、手洗いを「歌」に乗せながら教える、歯ブラシを生徒全員分持っていき、磨き方を指導する、ことがを話し合いました。各自当日に向けて役割を決めて準備を進めています。
資金の使い道
ボランティアスタディーツアーの実施に必要な費用として、以下の項目に資金を使います。
1. プログラムの運営費用: 受け入れ先団体、ホームステイ先、現地手配等々してくれている方もしくは団体に、コーディネーター費や活動費やとして運営費用に充てます。本プログラムは現地および日本に住むネパール関係者、箕面ユネスコのスタッフと賛同頂いている多くの方の協力の下、成り立っています。
2. 学生全員分の歯ブラシと石鹸: 460人分の歯ブラシと歯磨き粉を集め、不足分を購入します。また、学校に手洗い石鹸を数個支給します。
リターンについて
ご支援いただいた方には、以下のリターンをご用意しております。
1. ご支援 1,000円:オリジナルカード: ツアーのベストショットもしくは子供の絵をカードにしてお送りします。ご賛同いただいた証として共有させていただきたいです!
2. ご支援 2,500円:ネパールの手芸品でつくったブレスレット。手芸が得意なメンバーが、素敵なオリジナルス手作りトラップを作り提供します。楽しみに♩
3. ご支援 5,000円:ネパールの布や手芸品で手作りポーチ。手芸が得意なメンバーが、素敵なオリジナル手作りポーチを提供します。楽しみに♩
実施スケジュール
ボランティアスタディーツアーの実施スケジュールは以下の通りです。
1. 事前準備: ツアーの準備期間として、参加者の募集を行います。(2023年10〜12月済)
2. ツアー説明会を行います(2023年12月済)
3. 事前学習会を行います(2024年1月済)
4. ネパール着(2024年3月17日)
3月18日 Padmeshwari移動 ホームステイ
3月19日 ワークショップ・村生活体験 ホームステイ
3月20日 Shree Palshowk移動・学校交流
3月21日 首都カトマンズに移動・市内観光
3月22日 関西国際空港到着
5. 帰国後の活動: ツアー終了後も、参加者との交流やプロジェクトの振り返りなどを行います。
最後に
訪問する全ての場所に意味があり、関わる全ての人に私たちが思っている以上に影響を与えるのがこのツアーです。ネパールの村の学校では日本から人が来ることが一大イベントだと聞きました。11名という小さいなグループですが、460名の生徒と先生に影響を与えることには違いありません。ここでしかできない若者の育成プロジェクトにご支援いただき、より多くの学生が世界に目を向け、成長する機会を共に応援していただきますよう、宜しくお願いします。
皆様あたたかいお言葉とご支援いただき、ありがとうございます。本当に感謝です。