自己紹介
初めまして、有限会社ホームインワンの齋藤と申します。当社は、愛知県名古屋市に本店を置く内装仕上げ業者です。現在私は、長年の現場経験を活かし、住宅や店舗内装のあらゆる工事にたずさわっており、企業、個人問わず幅広く発注を頂いております。
当社の強みは、多能工の職人による筋肉質な施工体制にあります。現状回復では本来業種別に必要とされる業者数を減らし、少人数で解体から仕上げ工事までを行います。
さらに、下地材のLGSや木下地、木枠や扉、装飾金物、表装材等、丁寧に解体することで使用できるものや、逆に古びて味のあるもの等、次のお客様に理解していただいた上で、リユースできる仕組みを構築しております。それが、造る人が解体する利点であり、強みであります。
このプロジェクトで実現したいこと
建築に深く携わる者として、能登半島地震で被災した家屋を再生資源として活用し被災地復興とエコや環境に配慮した仕組みを構築したい。
プロジェクト立ち上げの背景
先日、石川県輪島市内の仮設住宅建設工事で近隣の民家の現状を目の当たりにし、いまだ処理や修復が手つかずである事に違和感を感じました。しかし、東日本大震災の時にも、がれきの撤去や処分の問題はとてつもなく、東京都や大阪府などが音頭を取って国中で議論していたことを思い出しました。
今回の能登半島地震においては古い日本家屋が多く、「能登の瓦は高級で丈夫な瓦である」ため瓦の重みに耐えられず崩れてしまった家屋が多かったのではないかと思います。ただ、皮肉にもその瓦は家屋が崩れてもなおその独特の形状と光沢を保持しています。
日本の古き良き文化の名残であり、甚大な被害をもたらした能登半島地震を以て生きながらえた瓦を瓦礫としてではなく瓦として、あるいはデザイン性のある建築資材としてその価値を世に残せるのではないかと私は考えました。
他にも前述したように、倒壊した家屋の中には築100年を超えるような古い日本家屋も存在し、柱や梁、扉やガラス等、古材として再利用できるものが数多くあります。
そして私には、その価値を見出し再生させることのできる仲間がいます。物好きで古材に関する造詣のある常滑市の大工さん。空手家でもあり、まさに老師で若い衆からも慕われる仕事丁寧な解体屋さん。丁寧で素早い仕事と言ったらこの人、と周りの人にいつも言われる解体から内装までなんでも手伝ってくれるキレイ好きな電気屋さん。他にもたくさんの仲間と外注さんが協力してくれます。
現在の準備状況
産業廃棄物の収集運搬の許可申請の準備(元請は不要とありますが、事業を展開していくうえで必ず必要になる)
古物商の許可申請(申請済み)
輪島市近郊に350坪程度の土地建物(工場)取得(賃貸)のための調査
スケジュール
7月 クラウドファンディング終了
10月 産業廃棄物収集運搬の許可取得(石川県)
12月 物件の契約完了
12月 被災地にて事業開始
12月 リターン発送
資金の使い道
設備費:約1400万円
人件費:約1200万円
広報費:約245万円
手数料(17%+税):約655万円
最後に
これまで建設業に携わる者として建設現場で廃棄される産業廃棄物や解体現場で排出される産業廃棄物の恐ろしい量に心を痛めておりました。
たとえば東南アジアの友人が自国の港でオークション会場を経営し、日本国内における原状回復工事や解体現場で有価物を無償で引き取るなどして事業を展開していることに感銘を受けたとしても、たとえば環境省が発表する建設廃棄物の再資源化率が7割程度にも上るという事実を知って若干ほっとしたとしても、実際に普段私が建築解体現場などで目の当たりにする現実の中では、まだまだ私たちの出来る事が山のようにあります。
ましてや、明日をも知れぬ被災地の方々が倒壊した歴史と愛着のある自宅の処理にも困っているというのなら、建設廃棄物と同等もしくはそれ以上の再資源化を目指し事業化することでその価値を復興に活かせるのではないかと考えています。私の周りには、この話に賛同する同志や零細企業も多く、事業として始めるためにさらに皆様からのご協力をお願いしたく本プロジェクトを投稿させて頂くに至りました。解体工事の許可の問題、災害廃棄物の取り扱いにおける自治体との交渉など解消しなければならない問題をひとつずつ解消し、実現に向けて準備しております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る予定していた古物商許可証が取得できました。
2024/05/15 00:01申請していた「古物商許可証」が愛知県公安委員会より発行されました。自社ホームページより、古物の販売ができるようになったので、復興支援ページを追加作成する予定です。 もっと見る
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