自己紹介
特定非営利活動法人つむぎ 代表 飯田恭子
1938年富山市で出生。1945年太平洋戦争末期の8月1日夜、米軍による富山大空襲で左肩に焼夷弾の破片を受け、生涯の負傷。これを原点に医師となり、38年間富山県内の保健所長として勤務。退職後、福祉を目指すNPO法人つむぎを設立、運営。今回、大石芳野氏に共感し実行委員8名と共に写真展を開催。
このプロジェクトで実現したいこと
写真展の開催。
そして、戦争を知らない次世代の大勢の人達に観てもらうこと。今、世界各地で戦争・侵略が、市民が中止を切望するにもかかわらず誰も止められず犠牲者は増えるばかり。日本は長期の戦争の後、武器を持って戦争しない国になった。
大石芳野が撮影した子どもの瞳から非戦の思いを読み取ってほしい。大石芳野は戦争がその時だけでなく、被災者の一生、さらに次世代の子ども達までが被害に苦しむことを彼らに寄り添って引き出し、写し撮った。
風間耕司の写真から富山県に残る戦跡や記念碑の存在を知ってほしい。風間耕司は、自称”よそもの”の目で富山県内を見つめ、その事物、戦跡を巡る人たちの思いを写し撮った。
プロジェクト立ち上げの背景
2023年夏、風間耕司夫妻と飯田がミュゼふくおかカメラ館(県西部)で大石芳野写真展「戦世をこえて」を鑑賞、感動した。同年11月に大石芳野氏が被災者飯田を撮影・取材に来魚津。この席で、当地でも次世代のために写真展を企画したい旨の要望を即座に承諾され、同席の風間耕司氏との2人展を提言され、同意した。
作者紹介
大石芳野
東京都出身。日本大学芸術学部写真学科卒。東京工芸大学元教授。
2004年世界平和アピール七人委員会委員。日本写真家協会会員。日本ペンクラブ会員。ドキュメンタリー写真家。世界各地の戦争、内乱後の人々に目を向けたドキュメンタリー作品を制作し、ベトナム戦争、カンボジアの虐殺、沖縄戦、広島・長崎原爆被爆、国内の空襲被災地など取材を続けている。戦禍の地では負傷したり、家族を失ったり、ふるさとを追われたりと苦悩を抱える女性、子どもや高齢者など一人ひとりに寄り添い、非戦をカメラとペンで迫っている。
主な著書:「ベトナム 凜と」「子ども 戦世のなかで」「戦争は終わっても終わらない」「沖縄若夏の記憶」「戦禍の記憶」
「長崎の痕」「わたしの心のレンズ現場の記憶を紡ぐ」(最新書)その他著書・写真集多数。
受賞歴:日本写真家協会年度賞(1982年)、芸術選奨新人賞(1994年)、土門拳賞(2001年)、紫綬褒章(2007年)、日芸賞(2008年)、第8回澄和Futurist賞(2023年)他。
風間耕司
東京都出身。写真家。ふるさと開発研究所代表。公益社団法人日本写真家協会会員。昭和13年生まれ。写真家柴田信夫・樋口忠男両氏に師事し広告写真を学ぶ。昭和37年富山の風土に魅せられて永住を決意。フォトグラフィック・ユニティを関口照生と共に東京・富山に開設。「家族の肖像」のテーマのもと、富山県立近代美術館前庭で5年間、毎年5月5日に撮影会を実施。富山県のシンボル「立山連峰のポスター」を制作・販売。その収益金で関口照生と「車椅子世界をまわる」のドキュメンタリー映画製作や、日本初の車椅子専用車(八田号)を試作運用する。広告写真を生業とする傍らライフワークとして、月間『富山写真語・万華鏡』を出版した。
受賞歴:日本建築学会賞(1995年)、NHKふるさと富山賞(1996年)、サントリー地域文化賞(1997年)、日本写真家協会文化振興賞(1998年)、とやまクリエーター大賞(1999年)、利雪に関するアイディア最優秀賞(2001年)、Good Working賞(2004年)、ふるさと教育とやま賞(2012年)
写真展の開催要領
日時:2024年5月23日(木)~27日(月)9:30~18:30
大石芳野ギャラリートーク 5月25日(土)13:30~
場 所:新川文化ホール(富山県魚津市宮津110)展示ホール(2階)
入場料:無料
主催:特定非営利活動法人つむぎ(代表 飯田恭子)、写真展実行委員会
後援:魚津市、魚津市教育委員会、富山県
協力:Nの会、㈲商栄工芸、㈱すがの印刷、ふるさと開発研究所、富山大空襲を語り継ぐ会、ミュゼふくおかカメラ館
現在の準備状況
会場借り上げ予約済み。写真選別の手順ほぼ完了。広報に取り掛かる。
リターンについて
お礼のメール、ポストカード、万華鏡(冊子)
全てのリターンは任意で上乗せが可能です。上乗せでご支援いただける方はご支援時に金額をご指定ください。
スケジュール
2024年3月1日(金)クラウドファンディング公開
2024年4月30日(火)クラウドファンディング終了
2024年5月23日(木)~27日(月)写真展開催
資金の使い道
会場費・写真制作費・設営費・広報費・作品の保管保険料・作品の運送費・手数料等
最後に
「戦争は人間性を変質させてしまう。100年前も、今も」
「(前略)映像に映し出されている人の嘆きや涙は、これまで取材させてもらった世界の各地や国内の大勢の一人ひとりに繋がる。とりわけ子どもの涙に」
「若い人たちに後を頼みたい願いも湧き上がってくる。」
大石芳野『わたしの心のレンズ 現場の記憶を紡ぐ』あとがきより
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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