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生徒と共に過ごした教職42年の証を本とし、熱意ある若者や教育者を増やしたい!

 私は、長い間「先生」と呼ばれる仕事に就いています。昨年、大学の同級生が亡くなりました。宣告を受けて、わずか1年半でした。その時、強く思いました。人の「生」は、期限付きであるということを。だからこそ私は、自身の歩みを遺そうと決意しました。それが、社会への恩返しになると、感じたからです。

現在の支援総額

784,000

112%

目標金額は700,000円

支援者数

50

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/02/24に募集を開始し、 50人の支援により 784,000円の資金を集め、 2024/04/23に募集を終了しました

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現在の支援総額

784,000

112%達成

終了

目標金額700,000

支援者数50

このプロジェクトは、2024/02/24に募集を開始し、 50人の支援により 784,000円の資金を集め、 2024/04/23に募集を終了しました

 私は、長い間「先生」と呼ばれる仕事に就いています。昨年、大学の同級生が亡くなりました。宣告を受けて、わずか1年半でした。その時、強く思いました。人の「生」は、期限付きであるということを。だからこそ私は、自身の歩みを遺そうと決意しました。それが、社会への恩返しになると、感じたからです。

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 私は、宇都宮 紀雄(うつのみや のりお)と申します。主に公立の中学校・高等学校、私立の中高一貫校や短大で国語を教えていました。今は、高専で日本語教育に携わっています。言葉の深さや面白さに触れることのできる、しかも飽きの来ない、そんな授業を日々めざしています。よろしくお願いします。
 さて、このプロジェクトの題名は、「何か、一つ遺したい!!」としました。教え子たちと飲んでいる(至福の時です)中で、「先生のやってきたことを遺そう。」という話になりました。最初は半信半疑でしたが、面白い企画だと感じました。これが、そもそもの始まりです。出版により私が儲けよう、というものではありません。私自身の足跡(あしあと)を遺し、それを生きている間に読んでもらいたい、あるいは、読んでみたいと考えました。以下に挙げた文章が、その一例です。


 女子にとって、バレンタインデーと言えば、超一大イベント。ましてや、スマホもラインもない平成初期のアナログ時代の田舎の女子中学生にとっては、好きな男の子に思いを伝えられる、絶対に、はずせない日。

 バレンタインデー当日、放課後に告白する気満々の多くの女子たちは、大切なチョコを学生鞄の奥に隠して登校。しかし! 朝の会で、教壇に立った宇都宮先生が、「おーい、みんなー、鞄を机の上に出せー」と、まさかの一言!聞けば、職員会議で2月14日は全クラスを対象に持ち物検査をすることになったとのこと。ざわつきながらも、皆しぶしぶ自分の鞄を机に出して、半ば諦め状態で、先生が机を回って持ち物チェックするのをドキドキして待っていると、先生は教壇から降りることも、私たちの鞄に触れることもなく、「よーし!持ち物チェック終了!鞄、おろせー」と指示。そして、ポカーンとする私たちを残して先生は、「おれは、持ち物チェックしたからなー」と、フフッと笑いながら教室を出て行ってしまった。ピシャッと扉が閉まった瞬間「先生、やるじゃん!」「先生、最高!」と、クラス中に湧き上がる歓声!宇都宮先生のお陰で、私も含めて、青春真っ只中の女子たちは、その日の放課後、無事にチョコを渡せたのであった。

 校則や決まりを守ることの大切さを、子供たちに教えるのも先生や大人の役割である一方、宇都宮先生のように、子供の大切な思いをきちんと汲み取り、臨機応変に対応できる大人の器の大きさを感じた、中学3年のバレンタインデーだった。

 私も大人と呼べる年になって久しいが、自分の子供も含め子供たちにとって、私も宇都宮先生のような器の大きい大人でありたい、と思っている。  (1991年度卒 Y子)


 現在、上記のようなエピソードが、私のところにたくさん集まってきています。年齢は、16歳から54歳までです。それら珠玉の文章群は、私の”あゆみ”であり、ある意味、私の教育観になるのかも、知れません。実際の本の装丁は、210×150の大きさで、120ページくらいにはなると思っています。


<頂戴したお金の使い途> 
印刷・製本費 ⇒ 55万円 
通信・広報費 ⇒ 15万円 となります。
<出版までのスケジュール> 
2024年5月 ⇒ 出版社の選定
同月 ⇒ 印刷・製本の依頼
6月 ⇒ 3度の校正 
7月 ⇒ 上梓といった流れ となります。

 仮にこのプロジェクトが成立しなかった場合でも、同級生のエピソードを数点、お送りしたいと考えています。最後になりましたが、こうして今でも教職を続けていられるのも、1万人を超えた教え子さんたちとたくさんの保護者の皆さまのお陰です。本当に、本当に、感謝しております。この本を完成・出版することで、どなたかの思い出を喚起したり、また、どなたかの力となったりできれば、幸いです。どうぞ、よろしくお願いします。

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