ある夜、主人公は郊外の丘で謎の少女に出会う。そこで少女から「影がない」と告げられた主人公は、自分が影を失っていることに気づく。
なぜ影が消えたのか—————少女とともに自分の影を探しに行く旅が始まる。
初めまして!私は普段大学に通いながら趣味でアニメを作っております、前田と申します。
今回、私が監督として携わっている「影らひ」という短編アニメ作品を制作するにあたり、制作費用を支援していただきたく、本プロジェクトを立ち上げました。
本作品の制作は現在20人ほどで行なっており、制作メンバーは、私が所属している早稲田大学アニメーション研究会の方々や、SNSを通じて知り合ったアニメーター・イラストレーターの方々で構成されております。
このプロジェクトの目的は、本作品が「自主制作アニメにしては良い」ではなく、単純に「アニメ作品として良い」と思っていただけるよう制作することです。
そのためには、作画や美術などの映像面はもちろん、自主制作において不足しがちな音響にも力を入れることで、作品としてのクオリティー向上を目指す必要があります。
そこで今回、ご支援していただいた資金で、商業アニメ制作にも使われるアフレコスタジオをレンタルし、これ以上ない音質にて作品をお届けしたいと思っております。
また、その他の資金の使い道としては、作画や背景の依頼料等にあて、映像面のクオリティー向上を目指します。具体的な資金の内訳については、ページ下部に記載の<資金の使い道>部分をご参照ください。
本作品の特徴として、以下の4つが挙げられます。
①リアル調でありながらも非現実的な世界設定
本作では、皆様に自然と作品に没入していただけるよう、キャラクターデザインから撮影に至るまで、様々な工程でリアルな空気感が出るような仕上がりを心がけております。
一方、あらすじとしては自分の消えた影を探しに行くという非現実的な設定であり、特に中盤は、まるで夢の中にいるかのような幻想的な世界観となっております。
そのため、作品に深く没入した上で、幻想的な世界観を感じていただくことができるのが一つの特徴です。
②普遍的なテーマ
通常、自分の影というのは、体という自分の物理的な部分を映し出すものです。しかし、本作品における影は、通常の影と違うものを表すものとして描かれており、主人公は自身が抱えるある悩みによって、その影が消えてしまうに至ります。
この主人公が抱える悩みは、少なくない数の人が抱えているであろうものであり、それが本作のテーマとなっています。
また、このテーマを描くにあたって、少女や他のキャラクターが何者なのか、影を探しにきた場所は一体何なのかなど、全ての設定・演出に意図を持たせており、そこが明かされていく過程も楽しんでいただくことができます。
③世界観に合わせた幻想的な劇伴音楽
本作品の音楽は、全体的にシンセサイザーを多用し、本作品の非現実的な世界観を再現できるよう作っております。下記の音楽は本編中盤で使われるものですので、ぜひ実際にお聴きください。
また、本作の劇伴音楽は、監督の前田が自ら制作していることにも特徴があります。
劇伴音楽は、映像作品において重大な役割を持っており、劇伴音楽によってその作品のイメージが定まってしまうと言っても過言ではありません。
そのため、本作においては監督の前田が自ら劇伴音楽を制作することで、前田が頭の中で思い浮かべる作品のイメージを忠実に再現しようと試みております。
④「間」を重要視した演出
本作品は説明的になりすぎないようにセリフは少なめとなっており、また、キャラの動作もそこまで激しくありません。それゆえ、セリフも動作もない瞬間が多々あるのですが、そこで重要になってくるのが、そのような瞬間をどれだけ持続させるか、つまり「間」をどの程度持たせるかということです。そのため、編集(それぞれのカットの長さを決めてカットをつなぎ合わせる作業)においては、監督が1フレームに至るまで細かい調整を行い、心地良い「間」が生まれるよう制作しております。
【本編映像】
1500円以上のコースを選んでいただいた全ての方が対象となります。
ご記載いただいたメールアドレスに本編映像(mp4形式)がダウンロードできるリンクをお送りします。
【クレジットへのお名前記載】
1500円以上のコースを選んでいただいた全ての方が対象となります。
本編の終盤にて流れるクレジットへご支援者様のお名前を記載させていただきますので、備考欄に必ず記載を希望されるお名前をお書きください。
【設定資料・原画集】
5000円以上のコースを選んでいただいた全ての方が対象となります(ご記載いただいた住所に冊子にてお送りします)。
本冊子では、設定資料や原画のみならず、イメージボード、絵コンテ、レイアウト、背景等を、担当者のコメントとともに載せる予定で、合計50〜60ページになる予定です。
(イメージボード例)
(レイアウト例)
(原画例)
【メイキング映像】
12000円以上のコースを選んでいただいた全ての方が対象となります(ご記載いただいたメールアドレスに、本映像がダウンロードできるリンクをお送りします)。
内容としましては、作画・作曲・アフレコ現場等の収録映像、また、撮影処理before&after映像・コンテ撮などです。作画・作曲・アフレコ現場等の収録映像は合計15~20分ほどになる予定で、撮影処理before&after映像は合計20~30カット分制作する予定です。
(上記画像はイメージです。)
【オリジナルサウンドトラック】
12000円以上のコースを選んでいただいた全ての方が対象となります。
本編で使用する劇伴音楽全5曲をCDにしてご記載いただいた住所にお送りします。CDのジャケットにはオリジナルのイラストを使用するほか、直筆のお礼メッセージを添付させていただきます。
【現物レイアウト】
30000円コースを選んでいただいた全ての方が対象となります(50000円コースの方は対象となりませんので、ご注意ください)。
本編で使用したカットのレイアウトの中で、監督の前田が担当し、アナログで描いたもののみ送らせていただきます。ただし、カットを指定することはできませんのでご注意ください。
【現物絵コンテ】
50000円コースを選んでいただいた方が対象となります。
お送りする絵コンテは最終パートであるDパートのもので、全7カット、合計3枚となります。
3月上旬 作画作業完了・音響作業開始
3月下旬 クラウドファンディング終了
4月中旬 Youtubeにて本編公開
5月上旬 リターン発送開始
*スケジュールは変更する場合がありますのでご了承ください。
①アフレコスタジオレンタル費用:約15〜20万円
②声優費用:約15万円
③効果音購入費用:約10万円
④作画依頼費用:約15万円
⑤背景美術依頼費用:約15万円
⑥リターン・発送費:約10万円
⑦手数料(17%+税):約15万円
*ご支援金は、手数料を差し引いた上で、リターン・発送費>アフレコスタジオ費用>声優費用>効果音購入費用>作画依頼費用>背景美術依頼費用 の順に充当いたします。
*また、ご支援いただいた総額がアフレコスタジオのレンタルに必要な額を下回った場合、「アフレコスタジオレンタル費用」は「マイクレンタル費用」へ変更いたします。申し訳ありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんに自主制作アニメの新たな可能性を感じていただけるよう、今後とも制作に励みますので、何卒応援のほどよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る完全版 制作進捗(10月分)
2024/11/02 22:42お疲れ様です。スタジコンメモリー代表の前田です。現在制作中の完全版に関して、今月から毎月、制作の進捗をこちらでご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。10月は主にAパートの美術・撮影のブラッシュアップを行いました。Aパートカット2 BeforeAパートカット2 AfterAパートカット4 BeforeAパートカット4 After10月は主に私前田が一人で修正作業を行なっておりましたが、来月からはまた制作メンバーの方々にも作業をしていただく予定です。今後は作画の面でもブラッシュアップを行いますので、楽しみにお待ちいただければと思います。お待たせしてしまい大変申し訳ありませんが、引き続きご支援・ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。スタジオコンメモリー代表 前田大夫 もっと見る
本編(未完成版)URL
2024/10/03 18:13お疲れ様です。ご支援者様にはDMにて本編公開をご報告しておりましたが、活動報告の場においてはご報告しておりませんでしたので、取り急ぎこちらの投稿で報告させていただきます。以下本編のURLとなります。ぜひご覧ください。https://youtu.be/IIkdolSfpTc?si=2DAJg6OnctJd35MSなお、本編5:06〜5:16において映像がないのは、カットが未完成だったためです。未完成部分を残しながらの公開に至ってしまったこと、お詫び申し上げます。今後、未完成部分の制作、そしてすでに完成しているカットにおいてもさらにブラッシュアップを行い、再度完全版の本編を公開する予定ですので、そちらの方ももうしばらくお待ちいただけると幸いです。引き続きご支援、ご協力頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。スタジオコンメモリー代表 前田 大夫 もっと見る
進捗状況のご報告(7月)
2024/07/31 17:30お世話になっております。スタジオコンメモリー代表の前田です。今月も進捗報告をこちらの投稿でさせていただきます。現在の完成率としては、以下の通りとなります。76%が完成済み(作画・彩色・美術・撮影が完了)17%が作業中(作業担当者割り振り済み)7%が未着手また、今月声優をご依頼する俳優様が決定いたしました。お声、演技ともにとても本作品のキャラクターにぴったりで、俳優の皆様のおかげで一層この作品が素晴らしいものになると確信いたしました。ご支援者の皆様にはもう少々お待ちいただきたく思います。少々スケジュールより遅れておりますが、お待たせしている皆様のため、残り一ヶ月誠意を持って全力を尽くしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。スタジオコンメモリー代表 前田 もっと見る
本プロジェクト拝見させていただきました。素晴らしい試みだと思います。 ただ、数点他のクラウドファンディングではよくあるリターンがないので、追加の検討を含め、質問します。 1.クレジットに名前の記載とありますが、エンドロールの意味でしょうか。それとも、業界用語の「クレジット」なのでしょうか。 2.本編映像のリターンの検討は無いのでしょうか。そういったリターンがあるとクラウドファンディングをしてみようと思う人が増えるのではないでしょうか。