プロジェクトの実行者について
2018年「beyond tube booster」開発以来、真空管サウンドにこだわり続け、様々な真空管エフェクターを企画・開発・販売してきました。おかげさまでラインナップ全てにご好評を頂いております。皆様からの温かい支持が私たちの最大の原動力です。心から感謝申し上げます。
今回新たなる挑戦として、真空管ギターアンプ「beyond tube amplifier 18」の開発を企画しております。デジタルアンプ主流の中で、真空管アンプの暖かく、表現力豊かなサウンドは、多くのミュージシャンに愛されてきました。
私たちのプロジェクトには、真空管アンプの魅力を理解し、共感してくれる仲間が多数参加しています。彼らの経験と情熱を結集し、より多くの人々に真空管アンプの素晴らしさを伝えることを目指しています。
このプロジェクトで実現したいこと
真空管アンプ開発には、多大な費用を要します。エフェクター開発より、多くの真空管を使用し、スピーカーテストやキャビネットの材質・形・大きさ等の試行錯誤。さらに100Vを扱う電気製品には法律上「電気用品安全法の取得」が求められます。
通常販売までのこれらの費用をこのプロジェクトにより、実現したいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
現在、各メーカーから販売されている真空管アンプの上位モデルは、20万円台後半から30万円台, 40万円台...と簡単に手が出るものではありません(゚o゚;;もちろんそれらの価格に見合った音質、細部までこだわった作り込み、その他、素晴らしいものです。
私たちはこれらの素晴らしい製品に劣らないクオリティの「beyond tube amplifier 18」を、一人でも多くの皆様にお届けすべく、20万円台前半での提供を目指しています。
そのために、開発や広告, 電気用品安全法の取得等に要する初期費用を、このクラウドファンディングで皆様からの支援を賜るべくこのプロジェクトを決意しました。
これまでの活動と準備状況
ポイントとなったのは4つ。
1. 回路設計(シンプル&クリーン)
全ての無駄を排除し、素材の持つ力(真空管やキャビネット材等)を信じる構成を目指しました。
インターフェースもパワースイッチ・スタンバイスイッチ・インプットジャック・ワンボリューム・ワントーンとシンプルです。
2. ハンドワイヤード
ハンドワイヤード配線により、ロスが少ない効率の良い信号伝搬が可能となります。例えば、一般的な基板上の3mm幅の配線と比較すると、AWG22番線で配線することにより同じ長さでも抵抗値は約1/3になります。さらに最短経路での配線が可能になるため、抵抗値だけでなく寄生インダクタンス成分も低減することができるためです。
また、望ましいアースポイントに配線各部より直接線を繋ぐことにより、ノイズの低減も期待できます。
3. 真空管
プリ管 12AY7 EH
パワー管 6L6 EH
整流管 5AR4
プリ管には「12AY7 EH」を採用。多くの有名アンプが「X管(12AX7)」を採用していますが、増幅率多少抑えめになるものの、音質の粘り感はだんぜん「Y菅(12AY7)」の方が好ましく、より上品なサウンドとなりました。「X管(12AX7)」に比べ増幅率控えめなことは、ボリューム5~6辺りからの歪み始めにもよい効果をもたらします。ボリューム6くらいまでの、ハリのある、粘りのあるクリーントーンが圧倒的な音圧で表現できました。ボリューム6~10のクランチサウンドにも、これらの粘りや上品さが、他に追従を許さないオリジナリティを確立しています。(シングルコイル・ハムバッキング・その他により多少の違いはあります。)
パワー管には「6L6GC EH」を採用。「6V6GT」との比較が課題でした。最終的に6L6管を採用した理由はその音圧感です。6V6のメロウな響きも捨てがたいところではありましたが、今回のアンプ開発のテーマによりマッチしたシンプルさを選びました。
整流管には「5AR4」を採用。整流にダイオードを使用するのがスタンダードになっていますが、ここもあえて真空管にこだわります。ダイオードでは得られない真空管ならではのコンプ感が、このアンプサウンドの重要な隠し味です。
4. キャビネット材
現在の安価なギターアンプの多くが「ファイバーボード」を用いてると言われています。(木をチップ状に砕いて固めて成形したものは繊維板(ファイバーボード)とよばれ、木材チップの大きさによりMDFとパーティクルボードに分かれます。)
それに比べ、1960年頃のビンテージアンプと言われる物には「無垢材」が用いられてると聞きました。もちろん前記した各メーカーから販売されているハイエンドモデルも同様にキャビネット材にそれぞれのこだわりがあります。私たちも素材違いの多種多様なテストを行い、コスト面とのバランスも考慮し「パイン材」を選択しました。その独特のわずかな共鳴による、ふくよかなナチュラルリバーブ感はエフェクターでは得られません。
応援メッセージ
瀧澤克成
https://www.youtube.com/@afterbeatguitar
真空管ならではのサウンドを追求して数々のエフェクターで話題になりましたメーカーが、いよいよアンプ作りに挑戦という事で目が離せません。実際に音を鳴らしてみれば納得の粘りとコシのあるサウンド。操作はシンプルがゆえに、幅広いサウンドメイキングが楽しめそうです。ちなみに、アトリエなどのハイエンドベースを鳴らしてみてもファットで輪郭のあるサウンドが楽しめました。ぜひみなさまに一度は試して頂きたい注目のギターアンプです!!
いちむらまさき
https://www.youtube.com/@ichimuramasaki
ずっと長い間、トランジスタ・アンプを使っていました。それでいいと思ってた。もちろん色んなメーカーから発売されている真空管アンプもレンタル・スタジオに行けば鳴らしていました。しかし小学6年生の身長くらいの大きなアンプを運ぶのはちょっと、、、、やはり自分で運ぶには軽いトランジスタ・アンプが楽でした。
ある日、Thingsの真空管ブースターをトランジスタ・アンプに繋いで意識が変わりました。やっぱ真空管じゃん!これがエレキギターの音じゃん!と。それから小さめな真空管アンプを何台も買いました。自宅マンションの一室でぼっちするには、それくらいのアンプで十分です。が、仕事で使う、ライブで使う、本当の良い音出したい!って場合には、ちょっと物足りない。まぁ、持ち運べるサイズで真空管の良い音のアンプ、それでいて極端には高額じゃない、そんなアンプはそんなに無いよね、と思っていました。
去年の夏、Thingsの真空管アンプを鳴らさせてもらいました。まだ試作品だったので、その後さらに進化はしているのだと思いますが、その試作の段階での試奏感想を単刀直入に言います。
”ギター本体の金額ウンヌンよりも、良いアンプを使うことのほうが大事じゃん”
リターンについて
ご支援いただいた方々には、私たちが開発した真空管アンプを特別な価格で提供させていただきます。また、beyondシリーズの真空管エフェクターもクラウドファンディング応援価格にて限定提供させていただきます。その他にもオリジナルステッカーやオリジナルスタッフジャケット等、ご支援金額に応じてさまざまな特典をご提供いたします。
さらに、私たちの開発過程や製造工程をご覧いただくことができるワークショップや、プロジェクトの実行者と交流する機会もご用意しています。ご支援いただいた方々には、私たちの情熱と想いをお伝えすることができる特別な体験を提供させていただきます。
実施スケジュール
私たちは、6月1日にてプロジェクトの立ち上げを予定しております。その後、製造工程や品質管理、出荷などの作業を順次進めてまいります。お届け予定日は8月中旬より順次となっております。
beyondシリーズの真空管エフェクター・オリジナルスタッフジャケット・ステッカー等については8月1日からの順次発送となります。
最後に
私たちは、真空管アンプの魅力を伝えるために、このプロジェクトを立ち上げました。私たちの情熱と技術を結集し、より使いやすく、音楽をより豊かに表現できる真空管アンプを開発することが目標です。
ご支援いただいた方々には、私たちの想いが詰まったアンプをお届けすると同時に、音楽を愛する仲間として一緒に成長していく機会を提供させていただきます。ぜひ、私たちのプロジェクトにご参加いただき、真空管アンプの魅力を一緒に広めていきましょう。
最新の活動報告
もっと見るプロジェクトスタートしました!
2024/06/04 16:05YouTubeにて動画公開中ですhttps://youtu.be/vGXZb4sVxjQギター演奏してくれているのは瀧澤克成さんですいつもありがとうございますhttps://www.youtube.com/@afterbeatguitarこれからプロジェクト実現のため、邁進していく所存です皆さまのご理解、ご支援のほどよろしくお願いいたします もっと見る
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