皆さまページをご覧いただきありがとうございます。今回は震災から2ヶ月経ったキャンプ場の近況について報告させていただきます。①ボランティアによる復旧作業&受入れ家屋の下敷きになった車を救出するため、重機持ち込みでボランティアに来られたチームが自分たちの作業終了後、キャンプ場の崩れた外壁撤去作業をしてくれました。解体工事は道路や隣家の妨げになっている家屋から優先されるので、キャンプ場の施設はまだまだ先になりそうです。ボランティアチームはキャンプ場に宿泊して、浜の地割れ箇所の段差解消もしてくれました。②管理棟の屋根の修繕地震で大きく崩れた屋根の瓦を撤去して、耐震金具を入れ修繕しました。余震の度に落ちる心配をしていましたが、解消されました。③トイレ棟の倒壊防止工事傾いたトイレの2階部分に補強工事をし、これ以上の被害が出ないようにしました。将来的に1階部分を残して2階部分は撤去する予定ですが、計画通り工事が進むかまだ判断がつきません。震災から2カ月経ちましたが、キャンプ場はまだ断水しています。応援に来て下さったボランティアさん達が口々に言われるのは、「珠洲は復興が遅い」と。他の地域と比べたことがないので、このようなものかと諦め気分でいましたが、町の景色は1月1日と何ら変わりません。復旧工事にあたっていらっしゃる方々には大変感謝していますが、避難所生活を余儀なくされている方はまだまだ多いです。キャンプ場は少しずつ復興に向けて進んでいます。お付き合いのある業者さんに無理を言って早くしてもらい、危険箇所を減らすことに専念している状況です。「キャンプ場に来てお手伝いを」と言って下さるキャンパーさん達のためにも、今は「安心安全」を最優先に考えています。引き続きご支援よろしくお願いいたします。